真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

しょこたん不適切発言と漁業の株式会社化

[翔子さん、不適切発言を謝罪]
◎いつものように、グーグルニュースの見出しを流し読みしていると、「しょこたん不適切発言「イージス艦事故、死なずに済んだ…」」(from産経新聞)という見出しの下に、中川翔子さんが、不適切発言を謝罪する、という記事に目が留まった。
[どこが不適切何だろう]
◎目が留まった理由が、「どこが不適切何だろう」という疑問だった。それで読み進む内に、「死ななくてすんだはず」という言葉が、不適切だと分かった。
[家族や関係者の心情への配慮不足]
◎実際には、「行方不明」なのに、「死なずに」という「死」という言葉を使ったことが、該当の家族や関係者の心情への配慮が足りなかったということだろう。これで納得した。
[遺体なき死亡]
◎漁師にとって、「遺体の上がらない死」はあり得ることである。私の父は、福井県出身で、昔では、「遺体なき死亡」はそんなに珍しいことではなかった。事実、父のお母さんは、夫を、「漁から戻らない」ということで、未亡人になっている。
[捕る漁業から育てる漁業へ転換]
◎こじつけ的に話題を引っ張ってゆく(強引[牽強]付会に)が、そろそろ日本も本格的に、捕る漁業から、育てる漁業へと転換を図るべきではないか。遠くまで危険を冒して、漁業に出るという形だけでなく、沿岸で、近海で、栽培養殖漁業を本格すべきではないだろうか。
[捕り負け買い負け]
◎日本は、魚に関して、捕り負け、買い負けがちになってきた。その結果もあって、魚も高価になり、食卓から魚料理が減りつつあるのが現状である。
[魚が見直される]
◎というのも、いままで、魚を食べなかった、諸外国でも、栄養やダイエット面で、魚が見直されて来つつある。しかも、それが日本料理の影響だと考えられている。日本料理が特に、肉食の西洋で、健康面から高く評価されつつある。
[本格的養殖漁業]
◎ということで、海に囲まれた日本が、本格的に養殖漁業を目指すべきだ。さらに、今、食の安全安心が叫ばれている。安全安心という付加価値を付ければ、栽培養殖魚が、少々高くても、売れるのではないか。
[漁業の近代化株式会社化]
◎農業の近代化、農業の株式会社化を本気で考えるべき時期に来ているが、漁業においても、同じように、近代化、株式会社化を考えるべき時期に至っていると思う。特に、これからもガソリンの高騰が避けられそうにないので、家内産業的な漁法は厳しいだろう。
[漁業資源を守る]
◎それにも増して、漁業資源の枯渇が本格化する前に、漁業資源を守るという意味でも、安定的収入が確保できる栽培養殖漁業を本格化して欲しいものである。
[マグロの完全養殖]
◎例えば、近畿大学、生物理工学部、水産研究所は、世界初となるマグロの完全養殖に成功している。今年2008年10月から、人工ふ化したクロマグロの稚魚を養殖業者に販売する事業を始める予定だ(from Wikipedia)そうである。そうでなければ、マグロは幻の魚になるかもしれない。
参考資料⇒「豊田通商、クロマグロ養殖に進出 近畿大と提携」=from"47NEWS"

近畿大は2002年にクロマグロの完全養殖に成功、09年には4万匹の幼魚を出荷している
[近代的産業としての漁業]
◎このように、単にそこにあるものを捕って来るだけという産業構造から、栽培養殖するという、知恵と技術と科学とを取り入れた近代的産業としての漁業へと転換すべきなのではないか。
[漁業はいまだに捕獲中心]
◎農業は、早く(数千年前)から栽培農業へと向かい、今ではそれが全く当たり前となっている。牧畜においても、今や畜産酪農が当たり前である。漁業のみがいまだに捕獲中心である。
[産学協同]
◎とはいえ、すでに、カキ(牡蠣)は、養殖が一般的になっている。さらには、タイやホタテ貝やウナギ、エビなどの養殖も盛んである。それをもっともっと幅広く手がけて欲しい。大学との共同事業として本格化できないものだろうか。産学協同が叫ばれている折でもあるし。
[栽培養殖は地方の活性化]
◎繰り返すが、漁業資源の枯渇や、魚の安定的供給、安定的収入の確保などを考えると、軸足は栽培養殖へと向けるべきである。これは地方の活性化にもつながる。