真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

個人個人の要求に応じられる情報提供とサービス

[アメリカの水は日本の川に流れ込む]
◎あるアンケートの結果を読んだ。それはアメリカの話である。しかし、アメリカの水は、十年後には日本の川に流れ込んでくると言われている。
[報道業界は予想以上に危機的な状況]
◎その記事には、「米国の報道業界にとっては予想以上に危機的な状況が進行しており、生き残りのためにはより生活に密着した情報提供とサービスを行っていく必要がある」と述べられていた。
[日常の主な情報源]
◎そのアンケート結果を示す。「日常の主な情報源」が、「インターネット」とした回答者は48%であった。前年調査の40%を上回った。一年間で、8%上昇とは凄い勢いだ(私語)。
[新聞では10%]
◎「主な情報源」が、「テレビ」だという回答は29%。ラジオだとの回答は11%。新聞では10%だった。ネットが二位以下を大きく引き離している。
[情報源はネット→新聞→テレビ→ラジオへ低下]
◎新聞が10%だとは驚きだ。私にとっての重要な情報源は、ネット→新聞→テレビ→ラジオへと低下してゆく。私にとっても、もはやネットが最重要情報源になってしまっている。 新聞とテレビの凋落ぶりがすさまじい。
[ネットがもっとも得意]
◎「生活に密着した情報提供とサービス」は、インターネット、テレビ、ラジオ、新聞の中では、インターネットがもっとも得意とする。で、何故そうなのか。
[必要なときに必要なものを提供]
◎ネットは、必要なときに、必要なものを、(必要な場所で)、提供してくれる。つまりは、個人個人のその時々の要求に応じられるのだ。受信装置を持ちさえすれば。
[ケータイは万能機器に変身]
◎しかも、最近では、室内でパソコンに向かって情報提供を要求しなくても、屋外でケータイに向かっても出来るようになった。特に、ケータイは万能機器に変身しつつある。
[個々人に応じた生活に密着した情報提供とサービス]
◎テレビ、ラジオ、新聞がこれから目指さねばならないのは、この「個人個人の要求に応じられる、生活に密着した情報提供とサービス」であろう。
[私の見たい聞きたい知りたい情報提供]
◎極端に言えば、私の見たいテレビ番組、私の聞きたい放送番組、私の知りたい情報提供、が出来る報道(放送)体制を構築できるか否かにかかっているだろう。
[放送されている番組からピックアップ]
◎もちろん、テレビ番組の場合には、現在進行中の放送だけを取り出せば、難しいだろうが、過去に放送した番組、世界中で放送されている番組から、ピックアップすることは不可能ではないだろう。
[ジャンル分け放送を流す]
◎同様に、 私の聞きたい放送番組については、過去の番組や、ジャンル(分野)分けした、世界中からの音楽放送を流すことならば不可能でもないだろう。
[気に入ったものにブックマークを付ける]
◎その中で、気に入ったものに、ブックマークを付ければ、さらに、自分好みの番組がより的確に選択されるような仕組みを作る。そうなれば、もはや自分好みの番組編成が可能となる。
[一社限定ではなく切り売り]
◎新聞も購読は、一社限定ではなく、切り売りすればよい。特集記事の一覧を、ケータイやパソコンに送り、その中から、読みたいものを、ブックマークする。つまり、読みたいものだけを取り込む。
[自分好みの記事一覧]
◎それを繰り返すことによって、自分好みの記事一覧が送られてくるようになる。このことによって、新聞も、自分好みの記事編成が出来る。
[編集権は購読者が握る]
◎そうなれば、編集権は、実質上、購読者が握るということになる。記事の善し悪しは、編集長が判断するのではなく、読み手がするのだ。紙に乗せる必要がなければ、記事の数は厳選する必要がない。
[束ねて発信する機関が必要]
◎これらを実現するために情報媒体に共通するのは、例えば、さまざまな新聞社を束ねて、発信する機関が必要だと言うことだ。例えば、全てのニュースサイトを束ねるグーグルニュースのように。
[ポータルサイト、基幹組織が必要]
◎これは、情報機関がポータルサイトを持つようなものである。そのポータルサイトに、全ての新聞社が帰属する。そのような基幹組織がどうしても必要となるだろう。同様に、テレビに関しても、ラジオに関しても。
[新聞ニュースサイトあらたにす]
◎それを実現するささやかな試みが、あらたにす(日本経済新聞朝日新聞、読売新聞によるニュースサイト)かもしれない。

参考資料(from日経コミュニケーション)
2007年11月,米アマゾン・ドットコムが米国内で書籍リーダー「Kindle」を発表し,出荷を開始した。Kindleは携帯電話ネットワークを介して,アマゾンのサイトから新聞や書籍,雑誌のデータを購入/ダウンロードして読めるという専用端末だ。価格は399ドル(約4万円)である。