真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

マラソン選手の五輪選考について

[マラソンは人気のある競技]
◎マラソンは、日本独特の駅伝も同様に、日本では人気のある競技、スポーツである。たぶん過酷なスポーツであるからであろう。私たちは感動できる出来事に飢えている。たぶん、自分を鼓舞する意味もあるのだろう。
[ただただ喜ぶ姿が雄弁に語る]
◎「感動を有り難うと言いたい」が、観戦後の決まり台詞になりつつある。実際にそうであろうが、テレビに向かって、そう叫ばれるのは、興ざめである。ただただ喜ぶ姿がそれを語っているのに。
[名古屋国際女子マラソン]
◎マラソンの話題を出したのは、皆様もご存じだろうが、2008/3/9に、名古屋国際女子マラソンが、名古屋市瑞穂陸上競技場を発着地として、行われた。
[北京五輪の男女マラソン代表を選ぶ]
◎これをもって、北京五輪の女子最終選考会となる選考レースはすべて終了した。それを受けて、日本陸上競技連盟(日本陸連)は、北京五輪の男女マラソン代表を選ぶ理事会を開く。
[男女マラソン代表選手が10日に発表]
◎男女のマラソン代表選手が、2008/3/10日に発表される。選考は、波乱なく進みそうな気配である。同日午後にも、男女各3人が決まる。
[初マラソン中村友梨香が優勝]
◎注目されていた、高橋尚子(35)は、早くも出発から9キロほどで脱落して27位に終わった。この名古屋国際では、初マラソン中村友梨香(21)が優勝した。
[野口みずき土佐礼子が有力]
◎五輪女子選考では、この名古屋国際女子を初マラソンで優勝した中村友梨香(21)有力視されている。すでに、東京国際女子を快勝したアテネ五輪金の野口みずき(29)と、アテネ五輪5位の土佐礼子(31)が世界選手権大阪大会3位で内定。
[土佐と野口は2大会連続]
◎もし三人が五輪代表に選ばれるとしたら、土佐と野口は2大会(アテネ五輪北京五輪)連続で、中村は初代表となる。
[高橋尚子は昨年右ひざ半月板手術]
◎今回27位にとどまった高橋尚子は、レース後に、昨年8月に右ひざ半月板を手術していたことを明らかにした。私は、高橋尚子にもう数年前からかなり否定的な感情を持っている。
[どのレースに出走するかが注目]
高橋尚子が、北京五輪女子マラソン代表入りを目指すための国内選考レースで、どのレースに出走するかが注目されていた。
[五輪代表への道が閉ざされた高橋]
◎過去に、2007年11月の東京国際は回避。2008年1月の大阪国際にも不参加。2008年3月9日の最終選考レース(名古屋国際女子マラソン)に出場。結果は27位に終わり、五輪代表への道がほぼ閉ざされたと見なせる。
[高橋尚子から有森裕子を思い出す]
◎このような動きをした高橋尚子に関して、有森裕子を思い出す。以前に、有森よりも記録が良い松野を落選させてまで、経験と実績が買われた有森の方がマラソンの代表となったという実績を持つ。
[不透明、曖昧な代表選考]
◎しかし、日本陸連の、このような不透明、曖昧な代表選考に対して、ゴウゴウたる抗議の声が殺到した。彼女の所属リクルートにも、誹謗中傷の電話や手紙が相次いだという。
[日本陸連のアリバイ作り]
◎私には、この代表選考は、日本陸連のアリバイ作りではないかと思えた。つまり、日本選手の成績がふるわなかったときの言い訳を事前に準備したと。未知数の若い選手よりも、過去の実績から選んだのだろう。
[有森裕子の選考結果が影響?]
◎私は、高橋尚子が最終選考レースにだけ出た事実は、この有森裕子の選考結果(目の前の結果よりも過去の実績重視)が大きく影響していたのではないかと、邪推する。悪しき前例を作ったのではないか。我ながら、いやな性格だとは思いつつも。
注)高橋が昨年8月に右ひざ半月板を手術したから、万全を期して、最終選考レースだけを選んだのだろうと思われる。視点を固定してしまうと、全てをその視点からだけ見てしまう。反省、反省。
[経過の透明性と公開性を]
◎今回は、高橋尚子の選考レース結果を見れば、そんな危惧はしなくても済みそうだ。どの世界でもそうだが、特にスポーツ界(相撲や野球は特に)では、経過の透明性と、出来る限りの公開性を取り入れて欲しいものだ。国民の納得(国民目線)を得るためにも。