[抗議活動での中で聖火リレー]
◎北京オリンピックの打ち上げ花火、聖火リレーは、通過地点の国々で、抗議活動、妨害行為に見舞われた。聖火リレーは何のために行うのかという疑問が湧いてくる。
[中国人留学生を聖火リレー会場に]
◎中国はそれへの対抗策として、大挙して、中国人留学生を聖火リレー会場に送り込んだ。その国の国民による聖火リレーへの声援よりも、中国人留学生の数においても、声においても勝るという事態に発展した。
[傍若無人に振る舞う様がテレビに]
◎しかも、彼らが、あたかも自国のように、傍若無人に振る舞う様がテレビに放映された。彼らによって、騒動がますます拡大したようにも見える。いつかの反日行動とダブってしまう。
[ダブって見える与党の国会運営]
◎さらに、それとダブって見えるのが、与党自民党の国会運営である。それは完全に国民の声を無視して、自分たちの政策をどこまでも推し進める姿である。中国が聖火リレーに対して取った行動とうり二つである。
[両者共々表面上成功]
◎とはいえ、強引に横暴に、自分たちの政策を推し進めることは、両者共々表面上成功しているように見える。
[武力鎮圧は成功]
◎中国によるチベットへの武力鎮圧は成功した。それへの諸外国からの非難、抗議にも、国内問題だ、内政干渉だと、反論している。天安門事件と同じように。
[参加ボイコットはやり過ぎ]
◎諸外国は、北京オリンピックを人質に取ることもできるだろう。しかし、参加ボイコットは、｢やり過ぎだ｣との自国内で、あるいは諸外国からの非難も予想される。これは民主党の問責決議案とダブる。
[式典不参加の表明]
◎今のところできる範囲は、開会式、閉会式への参加ボイコットくらいであろう。すでに数カ国からの式典不参加の表明があった。その辺止まりだろう。
[中国への評価は落ち込んだ]
◎一連の騒動によって、全世界からの中国への評価はかなり落ち込んだだろうと想像できる。せっかくすさまじい発展中の国だとの評価が、それは単に物質的な面だけで、精神面での進歩は立ち後れていると判定されただろう。
[粗悪製品販売で中国は批判を浴びた]
◎それでなくても、それ以前に、粗悪で、生命に危険のある製品販売で、中国は批判を浴びたし、輸入停止処分もかなりの国から食らっている。日本もあやうく犠牲者を出すところであった。
[オリンピックで自国の発展を見せつける]
◎中国は、オリンピックによって、自国の発展ぶりを見せつける予定が、精神的粗悪ぶりを見せつけることとなった。大気汚染も心配されている。すでに辞退者も出てしまった。
[信頼回復には日本が辿った道を歩むべき]
◎失墜した信頼回復には、これから中国は、日本が辿った道を歩むべきだろう。日本は、安かろう悪かろうの製品(昭和時代)から信頼のブランドへと大きく舵を切った。
[日本は全世界から信頼を勝ち取った]
◎そして、今や日本製品はブランド品、高級品、高品質品、安心と信頼のイメージとして安定した地位を確保している。日本は全世界から信頼を勝ち取った。
[与党自民党は中国と同様に強引]
◎そこで日本の問題に移るが、与党自民党は、中国と同様に、強引で横暴な、自分たちの政策推進が表面上成功している。
参考資料→｢自民、３０日再可決確認 暫定税率復活 衆院で『内閣信任』も検討｣
自民党の伊吹文明幹事長は同日午前のＴＢＳ番組で、民主党が首相問責決議案を参院に提出すれば、衆院で内閣信任決議案を可決して対抗する考えを示した。[内閣信任決議案可決で対抗]
◎民主党の参院での首相問責決議案提出があれば、衆院で内閣信任決議案を可決して対抗という。
[マイナスにプラスをぶつけて帳消し]
◎このあたりは、｢中国の対抗策として、大挙して中国人留学生を聖火リレー会場への送り込み｣と同じ発想である。マイナスに対して、プラスをぶつけて帳消しにしょうとする。
[粗悪政策を強引に取り続け]
◎｢粗悪な製品販売で、中国は批判を浴びた｣が、与党自民党は国民から批判され、拒否されている粗悪な政策(ガソリン税揮発油税などの暫定税率復活、後期高齢者医療制度)を強引に取り続けている。
[自民党の賞味期限は切れてる]
◎また、粗雑な行政(年金問題、税の目的外使用など)も繰り返してきた。自民党の賞味期限はもうとっくに切れてしまっている。自民党がするというだけで不信感を醸し出す。後期高齢者医療制度も自民党から出たというだけで疑いの目で見られた。
[選挙をできるだけ先延ばし]
◎自民党自身もそれを百も承知だろう。だから、居直り気味に、やりたい放題をして、負けると分かっている選挙をできるだけ先延ばしにしている。その間に、自分たちの望む法案を通過させる腹づもりなのだろう。
[分裂解党的な事態も想定される]
◎そんなことをすれば、この後に来る総選挙では、単に負けるというだけではなく、社会党が演じたような、分裂解党的な事態も想定される。それでは、民主党をただ喜ばせるだけではないのか。
