真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

沖縄県議選で与党が過半数割れ

[沖縄県議選]
◎2008/6/8に実施された「沖縄県議選」。それに関連した記事がGoogleニュースで602件立っている。
[クリントン氏選挙戦撤退]
◎とはいえ、アメリカでの「クリントン氏選挙戦撤退」関連の方では、Googleニュースが730件(日本向けの記事だけで)立てているが。
[沖縄県議選で与党が過半数割れ]
◎私は8日投開票された沖縄県議選を取り上げたい。この選挙結果によって、県政与党である自民+公明は、公認推薦あわせて22議席にとどまった。定数が48なので、過半数(24)に若干届かない数字になった。
[自民が4議席減]
◎改選前の内訳は、与党側27、野党側20、欠員1であった。今回、自民が4議席減となったのに対して、民主は公認候補が初めて当選(4議席)した。共産は2議席増の5とした。また、ここ沖縄では、社民党は5議席保有している。
[沖縄の風土]
◎このあたり、沖縄の風土を感じさせる、政治的勢力地図である。社民党の中央(国政レベル)での凋落ぶりとは対照的である。
[後期高齢者医療制度]
◎このような結果(与党が過半数割れ)をもたらした最大の原因が、後期高齢者医療制度(長寿医療制度)だとの説が有力。それへの有権者の批判が大きく影響したとみられている。
[国政への評価も問う地方選挙]
◎福田政権が発足してから、2008/4月の初めての「衆院山口2区補選」に続く、二つ目の「沖縄県議選」である。これらは、国政への評価も同時に問う地方選挙として全国的にも注目された。
[国の政策に大きく影響]
◎つまり、都道府県民とはいえ、国の政策に大きく影響されているのだから、国政レベルと連動する地方議員も、国政という縛りを強く受けていることを意味する。
[野党側は幹部クラスの応援]
◎ということで、沖縄県議選戦では、野党側は、次々に幹部クラスの応援が入った。
[与党側が防戦]
◎そこでは、国政レベルの「高齢者医療制度」を激しく批判する展開をみせた。他方、それを争点にされてしまっては、与党側が防戦するほかなかった。
[投票率過去最低の意味]
◎もしかすれば、沖縄島民にとって、身近な問題が看過され、頭越しに国政レベルの政策が問題の中心に据えられたからか、投票率は過去最低だった前回の58.72%を少し下回る57.82%となった。
[戻り風が吹く恐れも]
◎このあたりを見過ごしてしまうと、戻り風が吹く恐れもあるだろう。というのは、地方議員がみな中央(東京)の方向を見るばかりで、肝心の足下が暗くなってしまう結果とも成り得るからだ。
[中央の風を読むことに専念]
◎そうなればますます、地方は、独自性を発揮できなくなり、中央の風を読むことに専念する結果になってしまう。中央の風を強く吹かせるのも善し悪しである。
[どんどん中央の風が沖縄に]
◎しかしながら、今回の結果は、地方の独自性を強く出している沖縄でさえ、どんどん中央の風がここ沖縄にまでますます強く吹き出したことの表れではないのだろうか。
[どこの地方も同じ色に染まる]
◎その結果、さらにさらに、どこの地方も、同じ色に染まってゆくのだろうか。これを改めて行く意味でも、地方分権(地方への権限委譲)をもっともっと強く押し進めていってもらいたいものである。
[民主党が国民の側に立つ政党]
◎今回でも、民主党が躍進(1議席から4議席へ)したのは、国民の側に立つ政党だとの判定が下された結果だろうと思う。
[政策を明確に打ち出す国会運営]
自民党(政権党・与党)への”No”がいよいよはっきりしてきた。ここまで来ると、野党(民主党を中心にして)は、国民に向けて、政策を明確に打ち出す国会運営を着実に積み上げる方針の方がいいんではないか。
[反対では政策の中身が見えない]
◎反対のための反対では、政策の中身が見えてこない。議論(国会討論)によって、自民党を政策面でじりじりと追い詰める態度を示して欲しい。
[地道に証拠を積み上げる技術力量を育てる]
◎このような中で、国民は民主党の力量を読み取ることができる。まだまだ、民主党の詰めの甘さが目立つ。地道に証拠を積み上げる技術や力量を育ててゆくべきだろう。