真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

CHANGEすべき時が来たか

[CHANGE]
◎今日(2008/6/2)、月9のドラマ”CHANGE”が放送される。木村拓哉が主演ならば、視聴率は取れるだろうと思った。初回は23.8%を記録したが、「ごくせん」を越えられなかった。「ごく」いい「せん」まで行ったが。
参考資料→「月9のドラマCHANGE」(fromWikipedia)
[ごくせん]
◎とはいえ、私自身は、 「ごくせん」を見る気はなく、「CHANGE」には心惹かれた。私には、「ごくせん」は、「水戸黄門」の若者バージョンに見えてしまうのだ。中高年は、「水戸黄門」の先が見え見えの筋書きに、安心して、心を託すことができる。
[様式美]
◎誰かがそれを「様式美」(ワンパターン化)といった。「ドラえもん」でも、のび太ドラえもんに助けを求め、彼がポケットから新しい装置を取り出す。という流れがセットされている。
[今の政治情勢を引き写した]
◎それに対して、「CHANGE」に心惹かれたそのわけは、今の政治情勢を引き写したのかと思える筋書きだからだ。ドラマの中の「日本政友党」は今の自民党を引き写したと考えられる(考えなくても疑いようがない)。
[宇宙遊泳中]
◎事実、自民党のやっていることは老害でしかない。日本をどんどんだめな方向に引っ張っていく。完全に、世間から、世論から遊離している。遊離(有利ではない)どころか、「星出」さんのように、宇宙遊泳中だ。
[若い血(智)を注ぎ入れる]
◎それを打開するのが、ドラマで表現されるように、若い血(智)を注ぎ入れることである。単なる輸血ではなく、血(智)の総入れ替えをして欲しいものである。その期待が、民主党へと注がれている。
[何か具体的解決策を持っているのか]
◎ということで、この制作者は、木村拓哉に何をさせようとしているのだろうかと、気にやっている。現実の政治世界への何か具体的な解決策を持っているのだろうか。提示するのか。
[陳腐な劇画的筋書き]
◎あるいは、「ドラえもん」、「水戸黄門」のような、平凡な陳腐な劇画的筋書き(「様式美」)で終わるのだろうか。
[新しい展望は望めない]
◎現実の政治世界では、福田無策内閣と、政局作りにしか興味がなさそうな民主党小沢代表とでは、新しい展望は望めそうにない。その結果、与党は、衆議院の任期(内閣の人気はとっくに消費期限切れだ)が切れるまで粘るつもりらしい。
[即刻党首の座から降りよ]
◎私は、福田さんにも小沢さんにも、即刻党首の座から降りていただきたいと切望する。そして、「CHANGE」での朝倉啓太のような若い力が先頭を行く、国会を動かす原動力になって欲しいと念願する。
参考資料→(from私のブログ記事)「民主党に新しい血と智を投入しよう」
参考資料→(from私のブログ記事)「英雄の去り際」
[向かう敵は官僚]
◎戦闘すべき我々の敵は、政府(与党)でもなければ、自民党でもない。向かう敵は官僚(制度)である。だから、自民党から、民主党へと政権が移っただけでは問題の解決にはならない。
[ダメなのは官僚の言いなり]
自民党が決定的にダメなのは、官僚の言いなりになっているからである。その官僚は国民の方を向いていない。国民へは完全にそっぽを向けている。
[政治家は票が官僚は天下り先が欲しい]
◎もう少し具体的にいえば、政治家がほしがる利権(地元選挙民に配るお土産)を操作し手配できるのは官僚だから、官僚の言いなりになる。政治家は票が欲しいし、官僚は天下り先が欲しい。
[天下り先をせっせと創設]
◎官僚は政治家のために動く見返りに、天下り先をせっせせっせと創設する。政治家や高級官僚が利権や天下り先に使うお金はもちろん税金である。
参考資料→「自民党の議員というのは官僚と“共存共栄”で生きている」(from日経BP社)
参考資料→「中川秀直氏に注目」(自由民主党中川秀直前幹事長の『官僚国家の崩壊』)(from日経BP社)
[政治家と官僚が抵抗勢力]
◎かくして、税金はどんどん際限なく膨らんでゆく。国民のために使われることはない。それを改革しようとすると、政治家(例えば、道路族など)と官僚が抵抗勢力として猛反発する。
[しがらみのない政治家が必要]
◎それ故に、朝倉啓太のような、しがらみのない政治家がどうしても必要になる。つまり、結論的にいえば、自民党から民主党へと政権が移ることが大事なのではなく、地元や企業に縛られた政治家、天下り先を死守する高級官僚を切り捨てられるかどうかである。
[CHANGEはどれだけどのように描くか]
◎その辺の所を、CHANGEはどれだけどのように描き、それへの突破口として何を提示するかが、私にとって見たい知りたい一番の興味である。
追記:2008/6/2/23:56)今日のCHANGEを見ての感想。政治家や官僚に対して、国民目線で見て、正しいを正しいとし、間違いを間違いとする。そして、それを素直に表明する。それを論理的に相手(政治家や官僚)にぶつけてゆく。という手法を見せてくれました。次回がまた、楽しみだ。