真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

タバコの増税からゼイゼイいう騒ぎに

[タバコ増税]
◎最近、タバコ税の増税が世間をにぎわわせている。タバコの税収見込みは2.2兆円という。この額はほぼ消費税1%に相当するそうである。金鉱探しではなく、財源探しに必死なのだろう。
[増税されても苦しまない]
◎私はタバコを吸わないので、増税されてもいっこうに苦しまない。とはいえ、タバコの増税の流れが、こっそり裏で消費税増税にリンクされてはたまらないが。
[同僚の喫煙による間接被害]
◎私は、職場で、同僚の喫煙による、間接被害に遭っている立場である。なので、増税による禁煙が増加すれば、私にとっては大いなるプラスである。
[たばこ税の増税は大歓迎]
◎ということで、今回のたばこ税の増税は大歓迎である。ただ気になるのは、たばこ税は何に使われているのだろうかということである。
[道路特定財源]
◎もはや過去の話題となりつつあるが、道路特定財源は、ガソリン税自動車重量税を、道路の建設維持費用にだけ当てようという制度である。
[受益者負担]
◎この制度の根拠は、受益者負担である。それは、利益を受ける者が費用(税という形で)を負担するという考え方である。
[税という形で費用を負担]
◎道路を使うという利益を受ける自動車使用者所有者に、税という形で費用を負担してもらう。その税(費用)をガソリン税自動車重量税という名目で払う。
[タバコへの税は何を目的]
◎では、タバコへの税は何を目的としているのだろうか。タバコを吸うことによって、病気になる確率が高くなるから、つまり、社会や他人に迷惑をかけるから、それへの弁償という意味で、税を払っているのだろうか。
[医療費支出の増加]
◎医療費の支出を増加させた(事実増加させているらしい)ということで、その費用の弁済という意味なのだろうか。
[国民の健康と労働的損失の回避]
Wikipediaで調べと見ると、「国民の健康及び、労働的損失の回避」を目的として、タバコの消費を減少させるとある。そのために増税するという考えである。
[消費税]
◎しかし、消費税あたりになってくると、特定の目的が消え失せてしまう。消費税は、あまねく税を取るという趣旨で行われているのだから。
[特定の受益者がいるという限定性]
ガソリン税自動車重量税も消費税と同じように、特定の限定された受益者がいるという限定性は現実問題として消えてしまっている。
[一般の消費者が間接的に広く薄く負担]
◎というのは、運送業者が払うガソリン税自動車重量税は他へ転嫁することなく、彼らだけが負担しているのではないからだ。私たち一般の消費者が間接的に広く薄く負担しているからだ。
[国民全員が直接間接に道路を使う]
◎特に、ガソリン税に関しては、それを道路特定財源と特定するのは、もはや現代においては理屈に合わない。国民全員が直接間接に、道路を使っているのだから。
[たばこ税は一般財源]
◎そこで先ほどに戻って、タバコ税は医療費への特定財源として限定使用されているのだろうか。残念ながら、たばこ税は、何に使ってもよい「一般財源」として納められているようだ。
[特定財源とする根拠が薄くなる]
◎そうなれば、ガソリン税自動車重量税特定財源とする根拠がますます薄くなる。たばこ税の使用用途を考えても、ガソリン税自動車重量税一般財源化が当然だろう。
[たばこ税を特定財源化させる]
◎あるいは、逆にたばこ税を特定財源化させるかである。消費税以外の税、例えば、酒税、固定資産税、などなどをすべて特定財源化させるかである。
[目的外使用は無税か]
◎あるいは、船舶という道路を走るのではない目的で使用したガソリン税も道路にしか使用されないならば、不公平というものである。
[税金を返納してもいいのではないか]
◎道路を走らないというガソリン使用方法なら、無税か減税にすべきではないか。いま、漁師はとても困っている。燃料費の高騰で、水揚げを吹き飛ばされてしまうからだ。彼らに税金を返納してもいいのではないか。
[税金制度を改める]
◎などなどを考えると、税金の制度をもう一度誰もが納得できるような体系・制度に改めるべき時期に来ているように思える。