真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

「ネットは匿名」だという話だけれども

[ネットは匿名]
◎私は、前々から、「ネットは匿名」だという話だけれども、「どの程度匿名なのだろうか」と疑問を感じていた。完全にお手上げ状態なほど匿名性が高いのだろうかと。
[おまえはもう知られている]
◎例えば、魅力的だが危なそうなサイトにアクセスすると、突如、「おまえはもう知られている」と、ドスの利いた文を突きつけられる。
[何事もなく過ぎ去る]
◎それは、無視をするのがベストな解決方法といわれる。私も、それを信じて、「あかんべー」をしてそそくさと、逃げ帰ることにしている。その後少々心配だが、何事もなく過ぎ去る。
[やはり、「ネットは匿名」??]
◎となれば、やはり、「ネットは匿名」だということになるのだろうか。
[ネットは匿名の誤解]
◎しかし、今日(2008/7/3)、「なぜ捕まるのか? とまらない犯行予告と逮捕劇に見る"ネットは匿名"の誤解」(fromマイコミジャーナル)を読んで疑問と謎が解けた。
[知識をおすそ分け]
◎それで、「ネットは匿名」について、私のように、余り知識をお持ちでない方々におすそ分けをしたい。私はそれに関して全く無知なので、おおむね引用(この記事内引用すべてマイコミジャーナルからのもの、感謝、感謝)で進めたい。
[ネットでの殺人予告事件が多発]
◎あの秋葉原殺傷事件以来、ネットでの殺人予告事件が多発している。たぶん、彼らは「ネットは匿名」を信じて軽い気持ちで書き込みをしたのかもしれない。
[識別情報が相手側サーバに送信]
◎しかし、おっとどっこい、である。

インターネットでサイトにアクセスした場合には、必ずこちらのPCを識別するための情報が、相手側のサーバに送信されている
のである。
[それなしではネットでの情報のやり取りは不可能]
◎そのわけは、
どのPCに対して情報を送ってほしいのかを伝えなければ、インターネットでの情報のやり取りはそもそも不可能である。
[こちらのPCを識別する情報]
◎つまり、
ネットでサイトにアクセスした場合には、必ずこちらのPCを識別するための情報が、相手側のサーバに送信されている。
[個人情報を得ていた]
◎やはり、「魅力的だが危なそうなサイト」は個人情報を得ていたのだ!!!!。で、どんな情報をどんな組織がやり取りしているのだろうか。
[全世界一元的に集中管理]
◎これは単に民間企業が勝手にしているのではなく、
IPアドレスは全世界一元的に集中管理されている。これらに重複があると情報のやりとりに支障が生じるためである。
[国内のIPアドレス管理]
例えば、日本では社団法人の日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)が国内のIPアドレス管理を行っている。
というように正式の機関が実施している。個々の組織が行っているのではないのだ。
[捜査機関や被害者がその発信者を突き止める]
◎ということで、
犯罪捜査の対象となる情報や、他人の権利を侵害するような情報を書き込めば、所定の手続によって、捜査機関や被害者がその発信者を突き止めることができる。
[条件付きの匿名]
◎だから、
犯罪を行えば逮捕されるし、人を誹謗中傷すれば損害賠償を請求されることもある。ネットの世界は、あくまで条件付きの「匿名」
でしかあり得ない。
[国家がその情報を一元管理]
◎日本ではそれらの情報は犯罪捜査にのみ使われる。が、某国では、国家がその情報を一元管理し、すべてのパソコンの動きを監視しているという恐ろしい武器とも成り得る。
[悪を助け、善を斬り殺す武器]
◎何事もそうであるが、よく切れる刀は悪だけを切るという好都合だけを演じてはくれない。悪くすれば、「悪を助け、善を斬り殺す」、世にも恐ろしい武器とも成り得る。もちろん、それは武器自体に責任はないのだが。
[個人個人のパソコンが監視]
◎某国では、個人個人のパソコンが監視され、不都合なサイトにアクセスすれば、その家や隣近所の電源(例えば、電柱一本分の)がストンと切られてしまう。なにせ、さまざまなものを国家が直接管理している国なのだから。