真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

今地方政治が面白い

[橋下徹大阪府知事]
◎今、橋下徹大阪府知事は、地方区から全国区へとその関心の輪が広がっている。テレビでも関西(近畿)だけでなく、全国放送で流れる機会が増えた。何故なのか。
[同じ道を辿った知事たち]
◎先ずは、橋下徹氏と同じような道を辿ってきた知事たちが過去にも存在する。まず彼らを見てゆきたい。この記事内容の多くをWikipedia(の引用)に頼っている。感謝、感謝。
[田中康夫長野県知事]
◎多くの業界団体の支持を得ていて当選確実だと言われていた対立候補を、若さと清新なイメージで幅広い支持を受け初当選を果たした「田中康夫」元長野県知事
[文筆活動やテレビ出演]
◎知事になる以前に文筆活動やテレビ出演などを行っていた。そのことである程度の知名度は稼げていただろう。また政治的な分野でも活動をしていた。彼らからの支援や推薦が知事への立候補へとつながった。
[公共事業費や公務員人件費の削減]
◎知事就任後、歯に衣着せぬ発言や革新的な提案で県内外からの大きな支持と注目を集めた。彼の施策内容は、公共事業費や公務員人件費の削減であった。
[長野県の財政は黒字化]
◎そのことによって、長年赤字で財政再建団体へ転落寸前だった長野県の財政は黒字化し、5年間で923億円の累積債務を減少させた、という実績を持つ。行動の人である。
[田中を擁立した面々も批判]
◎だが、当初田中を擁立した面々も批判の度を強め、2選目の後期は支持率を落とした。 3選を目指した2006年の知事選では、もはや支援したのは共産党だけであった。大きく広く包容する度量に欠けているのだろう。
[東京都知事]
◎次は東京都知事政見放送録画以外の選挙運動を一切やらない。秘書も選挙運動をしない。さらには支援者もなにもしない。それであって、あるいはだから、高得票を獲得して当選した青島幸夫。
[青島幸夫]
◎しかし、ふたを開けてみれば、めぼしい業績を残さなかった。世界都市博覧会中止以外の公約を反故にした。等々によって、そのカリスマ性も薄れ、都知事退任後、選挙に出馬するも落選する。彼は都知事(政治家)の器ではなかったのだろう。
[石原慎太郎都知事]
◎青島幸夫都知事を引き継いだ石原慎太郎都知事。実行力とアイディア力と政治力とを兼ね備える。であっても、三期目に入った彼に対しては、賛否両論が渦巻く。もはやドンの風格である。誰も彼には逆らえない、苦言を呈せない。
[東国原現宮崎県知事]
◎マルチタレントであった青島幸夫に対して、純粋に芸人であった東国原現宮崎県知事。彼は「宮崎のセールスマン」を掲げて見事当選した。そして、良き「宮崎のセールスマン」を貫いている。しかし、彼の政治的手腕は伝わってこない。
[大阪維新を旗印に掲げる橋下徹大阪府知事]
◎このような過去を背負って登場した、「大阪維新」を旗印に掲げる橋下徹大阪府知事。弁護士だが、テレビ界(関西中心)ではタレント風な扱いであった。また、社会や政治への評論家的姿勢を示した。
[横山ノック]
◎しかし、大阪府は、橋下氏がタレント風知事の走りではない。参議院議員を辞職した後、政党に頼らない無党派であることを旗印にし、大阪府知事に当選した横山ノックという前例がある。彼も大阪府の赤字解消を目標に掲げて施策を行った。
[忌まわしい前例を持つ大阪]
◎しかし、選挙期間中にセクハラ行為をしたことで、政治の世界からも芸能界からも消えていった。という忌まわしい前例を持つ大阪ではある。
[大阪がモデルケースといえるのか]
◎今回の橋下大阪府知事が、地方区から全国区へとその関心の輪が広がっている理由だが、それは大阪がモデルケースといえるのではないかという関心からである。
[北海道の夕張]
◎深刻な財政難から財政再建団体となった、北海道の夕張が一時期非常な関心・話題をさらった。このように表面化していないとしても、多くの地方公共団体が赤字にあえいでいる。
[巨大赤字に苦しむ]
◎多くというよりも、日本全体が、中央から地方まで、あらゆる段階の公共団体が巨大な赤字に苦しんでいるという事実がある。右肩上がりを前提とした政策から抜けられないでいる。
[彼の断固たる決意が実るのか]
◎5兆円もの借金を抱えた大阪府が、とことん歳出削減を決行して赤字団体からの脱出を果たすことができるのかという切実なる関心事からである。彼の断固たる決意が実るのかどうかを目をこらして見つめているというのが、真実であろう。