真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

未来から見捨てられるような政治をするな

[景気が後退局面入り]
◎与謝野経済財政大臣は、「後退」という言葉そのものは使わなかったが、事実上景気が後退局面入りしたと認めた。景気がいよいよ後退してきたという。
[景気は今まで良かったのか]
◎でも、庶民的実感としては、景気は今まで本当に良かったのだろうかと首をかしげさせるを得ない。生活面の厳しさは楽になりつつあったというよりも、両肩に背中にずっしずっしと重さを増してゆく感じがしていたのだけれども。
[景気の恩恵を受けたのが大企業]
◎これはひとえに、景気の恩恵を受けていたのが、大企業など一部のトップランク層だけだったからであろう。つまり、二極化の進行(格差の拡大)が進んだといえる。
[不登校中学生の割合は2.91%]
◎所で、文部科学省が発表した学校基本調査は、2007年度1年間で「不登校」の中学生の割合は前年度比0.05ポイント増の2.91%で、過去最高を2年連続で更新したという。これはうれしくない上昇である。
[国民年金保険料の納付率が63.9%]
◎次に、昨日(2008/8/7)、07年度の国民年金保険料の納付率が発表された。それは63.9%と、2年連続低下したという。これはうれしくない低下である。しかも、すべての年齢層で納付率が低下したともいう。特に、25〜29歳は何と51.5%であるという。驚くなかれ、約半数である。
注)驚く数字である「07年度の国民年金保険料、実質納付率が47.3%に低下」(from日経BP社)40―44歳から下の年齢層はすべて50%を下回り、20―24歳が25.4%と最も低かった。
[バラマキを再開]
◎景気の方に話を戻すが、後退気味の景気を盛り返すために、バラマキをまた再開すると、政府や自民党からアドバルーンが盛んに上がる。
[子供や孫の生活が気になる]
◎私は、今年60歳である。自分の老い先も心配ではあるが、それよりも何よりも、子供たちや孫たちの人生、生活がとても気になる。今の政治を見ていると、彼らが日本にもう留まって欲しくないとさえ思えてくる。
[子や孫へ借金の押しつけ]
◎バラマキは、子供たちや孫たちに借金を押しつけて背負わせておいて、自分たちが助かろうとする悲しい姿である。子どもと孫を踏み台にして上へとはい上がろうとする醜い姿である。
[呆れた非道な姿]
◎自分たちさえ、楽ができれば、子どもと孫はどうなろうと知ったことではないというなりふり構わぬ呆れた非道な姿である。
[政治不信を若者たちに植え付ける政策]
◎そのような政治不信を若者たちにこれでもかこれでもかと植え付ける政策をこれからも取り続けてゆくのだろうか。たぶん、とり続けてゆくだろう。
[票と引き替えに補助金をばらまく]
◎その理由は簡単である。若者たちからは票を当てにできないからである。票と引き替えに、自分たちの懐は全く痛めない補助金をばらまいて歩く。あたかも、花咲爺さんが、桜に灰を振りまきながら歩くように。花咲爺さんの方は見事枯れ木に花を咲かせたけれども。
[政治家は善人ぶる]
◎バラマキによって、政治家たちは善人ぶることができる。これだけあなた方のことを思っていますよ、だから票を下さいねと。子どもや孫の懐に借用書をねじ込みながら。
[小沢民主党は自民党の亜流]
◎所が、これは若者に政治不信を助長する行為でしかない。民主党は、このような若者へアピールする政策を掲げるべきであるが、悲しいかな、小沢民主党は、自民党の亜流でしかない。
[民主党に流れてゆかない]
◎何故、これほどまでに自民党が不人気なのに、それが民主党に流れてゆかないかをよく考えるべきである。小沢民主党は自民党の亜流でしかない。
[政治不信の結果が]
◎その政治不信の結果が、若者の納付率51.5%に如実に表れているように思える。まず、25〜29歳の国民年金保険料の納付率51.5%には、生活の苦しさと、政治への不信が読み取れるのではないか。
[古い教育方針]
不登校についても、自民党の推進する、集団への一斉授業方式、知識の詰め込みだけを目指す、余りにも古い教育方針では、生徒や保護者に支持されない教育現場がますます荒れてゆくだけだろう。
[日本は若者に住みにくい]
◎今の日本は、若者にとって、余りにも住みにくい。若者による、無差別殺人、親殺し、などなどは、その息苦しさが大きく原因しているのではないのだろうか。
[若者に生き甲斐ある場所を]
◎今日本にもっとも必要としているのは、景気対策でも、老人問題でもなく、これから日本を背負う若者にとって、生き甲斐ある場所、力を発揮できる場所、住み続けられる場所を提供することではないか。
[自民党でも民主党でも無理]
◎とはいえ、これを自民党に期待するのは不可能に近い。さりとて、今の自民党亜流の小沢民主党でも無理だろう。
[若者は閉塞状態で息苦しさにあえいでいる]
◎若者こそ、閉塞状態で、息苦しさにあえいでいるということを、大人たちは深く知るべきである。若者への投資なくして、日本の再生はあり得ない。