真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

詭弁を弄することを国が奨励し始めたか

[言葉の混乱に拍車をかける]
◎言葉は元々曖昧さを含んでいるのに、それをさらに曖昧にしてしまっては、言葉の混乱に拍車をかけてしまうことになる。それを国が率先してするのは如何なものだろうか。
[消費者がやかましい]
◎何の話をしているかといえば、太田誠一農相が、「消費者がやかましい〜」と発言したことに対して、自民党麻生太郎幹事長が、「関西以西では『よく知っている』という意味」だと擁護した。という出来事に対してである。
[批判や疑問視の声が相次いだ]
◎農相発言に対して、報道を初めとして、野党に加えて政府や与党の幹部からでさえも、批判や疑問視の声が相次いだ所を考えれば、「やかましい」を「よく知っている」との解釈には無理があろう。
[麻生幹事長が詭弁を弄してまで農相発言を擁護]
◎では、麻生幹事長が詭弁を弄してまで農相発言を擁護しようとしたのは何故なのだろうか。常識的に火消しのためとするならば、幹事長には学習能力がないのだろうかといぶかしくなる。
[偽装して告発された会社の経過]
◎もう数年来、食品偽装、産地偽装、期限偽装、材料偽装、などなどをしたとして、告発された会社がその後どういう経過を辿ったかをご存じないのだろうか。
[強弁の言い逃れに走った会社]
◎詭弁抗弁強弁の言い逃れに走った会社が、さんざん叩かれた挙げ句倒産に追い込まれたことを。また、ネット世界でも詭弁抗弁強弁が炎上へと燃えさかる可能性があることを。詭弁抗弁強弁が火に油を注ぐ結果になり得ることを。
[言葉を混乱させて煙に巻いて逃げろ]
◎しかし、もしこの詭弁抗弁強弁によって言い逃れができたならば、それは国が、「言葉を混乱させて煙に巻いて逃げろ」と教えたようなものである。「卑怯な方法を弄してでも逃げろ」と推奨したようなものである。
[詭弁が通れば道理は廃れる]
◎何か不都合なことがあれば、後で、「あの時はこういう意味で使いました」と言い訳すれば済むことになってしまう。このような詭弁(道理に合わない弁論、こじつけの議論)がまかり通れば、道理は廃れる。
[油をわざと注いだのか]
◎ということを考えれば、もしかすれば、深謀遠慮から、あのような油をわざと注いだのであろうか。例えば、福田政権にボディブロー的ダメージを与えて、政権委譲を引き出そうとしてとか。
[福田政権への降下]
◎もしそうならば、福田政権への「降下(いな効果)はありましたよ、麻生幹事長!!」。もしかして裏に回れば太田誠一農相もグルだったりして。舞台袖で二人してにんまりとほくそ笑んでいるかも。
[策を弄して政権奪取をねらう]
◎最近放送された木村拓哉主演ドラマ「CHANGE」を見ても、「神林正一」(日本政友党総務会長)のように策をさまざま弄して政権奪取をねらうことは有り得るのではないか。
[屁理屈ばかり重ねずに仕事をしろ]
◎突然画面を切り替える。かの恐妻家「ソクラテス」は、妻のクサンティッペから、「何が哲学だ。屁理屈ばかり重ねずに仕事をしろ」と言われ続けた。妻にとっては、哲学は単なる屁理屈でしかなかったのだ。屁理屈=哲学である。
[どんな視点から見ているか]
◎だから、要は、誰から、どこから、どんな視点から見ているかにかかっているのかも知れない。ソクラテスの妻には、哲学は屁理屈であったのだから。
[ソクラテスアテネのアブ]
◎彼の妻は彼にとって槍になろうとしたが、そのソクラテスの方は、自分をアテネの「アブ」になろうと考えた。
[トゲのある対話を仕掛ける]
◎アブが居眠りしている馬を刺すように、何の批判や反省をすることもなく、常識的意見を抱いて心地よい眠りに陥っている人々に、トゲのある対話を仕掛けて目覚めさせる。
[惰眠の民はたたき起こされる]
◎このように、常識的考えに何の批判や反省もなく、眠りこけている人々に、ちくりと鋭い毒針を指す。これによって、惰眠の民は眠りからたたき起こされる。
[道化役を買って出た]
◎もしかすれば、太田誠一農相はこのような目的を持って、わざと「道化役」を買って出たのではないかと、皮肉るのも一興かなと思うが、これはちと嫌みが勝ちすぎか。