真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

ゴドーは本当にやってくるのだろうか

[茶番劇、出来レース八百長相撲]
◎茶番劇(オチが読める、結果が見え見えのくだらない芝居)、出来レース(最初から勝敗が決まっている勝負)、八百長相撲(事前に示し合わせた通りに勝負)であった総裁選で、やはり麻生氏が圧倒的勝利で、首相に選ばれた。
[予想外の低い支持率]
自民党内からは圧倒的支持を得たのだからと期待された、その直後のアンケート結果は、残念ながら、予想外(想定外?!)の低い支持率であった。
[自民党内だけで通用する論理]
◎何故なのか、自民党からは、望まれた人物であっても、それは単に自民党という枠内だけで通用する論理(自民党の気持ちを背負える人物)であったからだ。
[変わり映えのしない首相]
◎国民から見れば、今までと大して変わり映えのしない相変わらずの首相であるとしか感じられない。それが、自民党には分からないのだろうか。それもそのはず、自民党には国民目線を持ち合わせていない。
[アメリカの大統領選挙]
◎これは日本だけでなく、アメリカの大統領選挙でもいえる。それがいよいよクライマックスに入ってきた。
[マケイン氏対オバマ氏]
◎今までの世界の警察という栄光にしがみつく、古い型のアメリカを引き継ぐマケイン氏か、"CHANGE"を掲げるオバマ氏(黒人であるオバマ氏を選ぶこと自体がとてつもない"CHANGE"であるが)か、どちらを選ぶかが世界中から注目されている。
[世界はオバマ氏を希望]
◎しかも、世界はおおむね、オバマ氏が選ばれることを希望している。この当たりも、世界が新しい段階に入ることを予感している証ではないだろうか。
[テロより数百倍威力の世界同時多発金融危機]
◎ましてや、アメリカ発世界同時多発金融危機が、テロよりも、数倍も、数十倍も、数百倍も、威力と、効力のある炸裂をし続けているのだ。アイスランドは国が破壊寸前にまで至っている。
[象徴的存在がオバマ氏]
◎新しい形が目に見えているわけではないが、このままの形が続くのはもうゴメンだという気持ちが世界中に充満している。その象徴的存在が、オバマ氏なのだ。
参考資料→「米大統領にオバマ氏 初の黒人 圧勝 8年ぶり民主党政権」=From"東京新聞:国際(TOKYO Web)"
[CHANGEを掲げた小泉元首相]
◎日本でも、ある意味、"CHANGE"を掲げた小泉元首相は、無党派層、特に女性層に人気があった。それは政策故ではなく、人柄故である。無意識で行動しがちな女性が新しい風をいち早く感じたのかも知れない。
[改革を巻き起こすと期待]
◎当時(小泉元首相時代)の国民は、「郵政民営化に賛成」だから、小泉自民党に投票したのではなく、小泉元首相ならば、新しい風を起こし、改革を巻き起こしてくれるだろうとの期待からであった。
[期待はずれ]
◎今にし思えば、それはかなり期待はずれではあったが。というのは、小泉元首相は、単に自分の長年の念願を果たすことに全力を注いだだけだったからだ。
[一気呵成に全国統一の流れ]
織田信長のように、桶狭間の戦いを端緒に、一気呵成に全国統一の流れを揺るぎないものにした、というのとはほど遠い結果に終わったからだ。
[小沢代表は国民から不人気]
◎それに対して、小沢民主党代表は、国民から人気がない。だのに、民主党は国民から期待されている。何故なのだろうか。
参考資料→(私のブログ)「民主党支持層の特徴は何だろうか」
参考資料→(私のブログ)「民主主義は核さん助さんを探す」
参考資料→(私のブログ)「無党派層は何者なのか」
[彼の眼中は政権奪取だけ]
◎小沢代表が、国民から人気がないは、彼が国民を見ていないからだ。彼の眼中にあるのはただ一つ、政権奪取だけである。それがあまりにも露骨に見えすぎている。それを達成するためには手段を選ばない。
[後世に禍根を残す政策]
◎政権奪取のためならば、後の世に禍根を残すような政策(農家などへのバラマキ)であっても、票が取れる政策として、敢えて提示する。つまり、彼の視野には国民が入っていない。
[票が見込める政策どまり]
◎10年先の未来を見据えての政策ではなく、衆議院選挙で票が見込める政策どまりである。国民はそれを感じ取る。
[幹部層は小沢代表の言いなり]
◎それなのに、陰でちまちまぶつぶつが聞こえては来るが、民主党内からは表だった反論が出ない。特に、幹部層は、ある意味、小沢代表の言いなりで、頭のない犬のような存在である。
参考資料→(私のブログ)「小沢民主党代表の政治力と政策内容」
[人物が党内に見あたらない]
◎理由は簡単である。彼ほど政治力のある人物は党内には見あたらない。彼以外が党首(代表)になれば、党が割れる可能性も高い。だから、幹部層は代表選をしたくなかった。
[彼に従わざるを得ない]
◎彼の政治力故に、幹部層は彼への不満があったとしても、彼に従わざるを得ない。幹部層も政権奪取のためには、見ザル言わザル聞かザルに徹する。
[民主党への期待はある]
◎では、国民は民主党をどう見ているのか。まず、小沢代表への期待は少ない。だけど、民主党への期待はかなりある。
[マケイン=自民党オバマ民主党]
◎先ほどのアメリカ大統領選でいえば、マケイン=自民党オバマ民主党という図式であろう。
[自民党打倒の現実的政党]
◎その期待の中身は、民主党そのものへの期待というよりも、自民党を打倒してくれる唯一の現実的な政党、"CHANGE"が期待できる政党である。
[的を大きくはずした]
◎小泉自民党に期待した"CHANGE"は残念ながら、的を大きくはずした。さらに、おまけとして、小泉氏は自ら引退して、長男を世襲させるという猿芝居を見せた。
[社会党のバブルははじけた]
◎国民は、もうかなり以前に社会党に期待をした。が、万年野党に甘んじ、しかも、社会党も実はまっこと頼りない政党(村山政権)だと知れた。社会党のバブルは完全にはじけきってしまった。
[国民はずいぶん待たされた]
社会党を見限った議員が多数民主党に入っている。そして、ようやく自民党に対抗できる勢力として育った。つまり、国民はずいぶん待たされたのだ。待ちに待ったゴドーは本当にやってくるのだろうか。
参考資料→「ゴドーを待ちながら」(fromWikipedia)