真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

アメリカはオバマ(CHANGE)を選択した

[世界にとって歴史的な一日]
◎今日(2008/11/5)は、後(数年後、数十年後)から振り返れば、世界にとって歴史的な一日になるかも知れない。後の世からは、歴史の新しいページをめくった日といわれるかも知れない。
[アメリカは大きく舵を切った]
アメリカは大きく舵を切ることを選択したからだ。つまり、ブッシュ大統領が示してきた、強いアメリカから国際協調を前面に出すオバマ氏が次期アメリカ大統領に選ばれたからだ。
[予想を上回る圧勝のオバマ氏]
オバマ氏の獲得した選挙人は330人を超え、予想を上回る圧勝であった。しかも、アメリカにおいて少数派である黒人という不利を跳ね返しての見事な勝利である。
[アメリカが"CHANGE"を望んだ]
◎そのことを考えても、アメリカが"CHANGE"をいかに望んだかが分かる。ブッシュ大統領の力による政治や外交、特にイラク戦争での泥沼化などに嫌気したのだろう。
[世界の警察の立場を捨てた]
◎しかし、ある意味では、これは、アメリカが世界の警察という立場を捨てたことも意味する。今まで世界の中心から叫んでいたアメリカが、その中心からはずれることをも意味する。
[個人的にうれしい]
◎直接関係ないが、私個人としても、オバマ氏がアメリカ大統領になって本当にうれしい。今までのアメリカ(ブッシュ大統領の力の外交)を継続するジョン・マケイン候補には親しみが持てなかった。
[オバマ氏の経歴に好意]
◎さらに、マケイン候補が軍人出身であることにも親しめなさを感じていた。それに対して、オバマ氏には知性と優しさと若さを感じた。前日テレビでオバマ氏の経歴を見て益々好意を感じた。
[若者革命を期待する]
◎話は飛ぶが、私は以前(2008/09/05)このブログで、「政権交代ではなく若者革命を期待する」という記事を書いた。
[若い政治家による政権運営]
◎これは日本の政治に対して述べたことなのだが。日本に民主党政権を望むというよりは、(オバマ氏のような)若い政治家による政権運営を期待して書いたものだった。
[自民党政権から民主党政権では]
◎というのは、単に自民党政権から民主党政権に変わっただけでは、余り"CHANGE"したことにならないのではないかと疑問に感じたからだ。
[自民党の残渣・残滓]
小沢民主党代表は、元自民党であり、年齢的にも60歳を超えており、考え方にも行動的にもかなり自民党の残渣・残滓がありすぎると感じる。
[勝海舟坂本龍馬のような若い考え]
◎だから、日本に本当に必要なのは若者による政権運営だと思えた。幕末から明治への移行で、勝海舟坂本龍馬のような若い考え、若いエネルギー、新しい方向性が噴き上がってきたように。
[身分的に低かった]
◎また、彼らは身分的に低かった。だが、それが返って、若さと相まって、下からの改革、革命として、支持されたのかも知れない。これはオバマ上院議員と重なり合う。
[若者と老人との対決]
◎所で、私は、アメリカにおいても、今回の大統領選挙は、民主党共和党との戦いという以上に、若者と老人(高齢者)との対決といってもいいような様相を帯びているようにも思えた。
[47歳と72歳]
◎事実、民主党バラク・オバマ上院議員は47歳であり、共和党ジョン・マケイン候補は72歳であった。
[アメリカの凄さ]
アメリカが、経験豊かなマケイン候補よりも、若さのオバマ上院議員を選んだというところにも、アメリカの凄さがあるような気がした。
[ヒラリー・クリントン夫人(61歳)]
◎その前に、大統領候補争いで、民主党上院議員ヒラリー・クリントン夫人(61歳)とバラク・オバマ上院議員(47歳)が競い合った。
[若さがモノを言った]
◎もしかすれば、この争いで、不利だったオバマ氏が競り勝ったのも、大きな要因として若さがモノを言ったのかも知れないという気がしてきた。もし、クリントン夫人が50歳前半だったらどうだっただろうか。
[戦術の新しいさ]
◎この若さには、戦術の新しいさも加わっているが。というのは、オバマ氏はネットを有効に活用してきたからだ。それが若者を惹き付けた面も大きいだろう。
参考資料→「米大統領選とインターネットの関係とは? オバマ氏の選挙戦を支えるネット戦術:ITpro」
参考資料→「米大統領選,オンライン動画視聴が前回の5倍に:ITpro」
参考資料→「米大統領選でネット利用が拡大,利用率はオバマ氏支持者がトップ:ITpro」
参考資料→「オバマ勝利の瞬間、 シカゴは若者と黒人の歓声に包まれた|週刊・上杉隆|ダイヤモンド・オンライン」
[ネットからの寄付]
◎さらには、ネットからの寄付、小口の寄付を大量に集めた。それが選挙を有利に戦う最大の功績だろう。
[選挙資金の差]
◎選挙資金という面で、ヒラリー・クリントン夫人も、ジョン・マケイン候補も、オバマ氏から大きく後れを取る羽目に陥った。
[新しい選挙方法と旧来の方式との戦い]
◎ある意味で、新しい選挙方法と旧来の古い方式との戦いで、ネットを十全に活用する新しい選挙方法が勝ったという面もあるように思える。
[国のトップを選ぶ方式]
◎日本とアメリカとでは、国のトップを選ぶ方式が違う。日本の(議会内で選ぶ)首相と、アメリカの(国民が直接選ぶ)大統領というシステム上の違いがある。
[日本にも"CHANGE"を期待したい]
◎だから、同じようには期待できないだろうが、次の衆議院選挙では、アメリカで起こったような、"CHANGE"を期待したいものである。