真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

国民は新しい車を試乗してみたいです、麻生首相

[国民は早く新車を試乗したい]
◎今、ちまたでは車が売れていないが、麻生首相、国民は早く新しい車を試乗してみたいです。もう国民は自民党という車に60年ほど乗り続けてきました。
[今の車はがたがた、エンジンも旧式]
◎もうこの車はがたがたで、エンジンも旧式である。長年乗り続けてこの車の性能はかなりはっきりしている。それは、この車の持つ限界もいよいよはっきりしてきたということを意味する。
[日本の成長は自民党政治のお陰]
自民党が、「半世紀以上も国政を担い、戦後の繁栄を支えてきた実績」は高く評価するし、感謝もする。バブルまでの日本の成長は自民党政治が打ち出してきた政策に負うところが大きい。これははっきり認める。その功績は大きく田中角栄元首相に帰するべきだろう。
[右肩下がりの衰退へと向かう日本]
◎だが、今や右肩上がりの成長が完全に止まった。それだけではなく、実質右肩下がりの衰退へと向かっているように見える、かつてのヨーロッパが経験したように。そのヨーロッパはEUとして蘇生し始めた。
[自民党は国民にビジョンを示し得ていない]
◎この日本をどうするかについて、自民党は国民を納得させるビジョン(道筋、方向性)を示し得ていない。否、自民党は相変わらずの政策を場当たり的にその都度その都度示すのみである。
[自民党の示す場当たり的政策]
自民党の示す場当たり的政策それすらも、今までに右肩上がり時代に構築されてきた枠組みから一歩も出られていない。
[小泉元首相の成果はなし崩しの形骸化]
◎「自民党をぶち壊す」として華々しく登場した小泉元首相。だが、彼の成した成果は、やはり自民党の枠組みからほとんど出ていないなし崩しの形骸化に結果に終わってしまったように見える。
[新車を試乗したくてうずうず]
◎だから、国民は最近登場した新しい車を試乗したくてうずうずしている。というのは、今まで、積もり積もった垢をそぎ落とす作業(脱構築)が必要であるが、自民党はそれをやろうとはしない。いな、できそうにないと知れてしまった。
[性能や乗り心地は未知数]
◎そこで、まだ、性能や乗り心地などなどは全くの未知数である。が、自民党車にはもう乗り飽きた我々国民にとって、民主党車に乗ってみたくてたまらない。
[一向に試乗させてくれない]
◎この民主党車が国民の目の前に置かれているが、一向に試乗させてくれない。それ故に、我々はイライラじりじりしている。これが国民一般の気持ちではないかと思う。
[注目は目前の車の試乗]
◎だから、麻生首相がいくら頑張っても、国民はこのまま自民党車に乗り続けようという気持ちが湧いてこない。ただただ注目するのは目前の車の試乗である。
[自民車の限界がすぐに見える]
◎安倍元首相、福田元首相、と続けて支持率が短期間で落ちてしまった理由はそこにあるように思える。自民車の限界がすぐに見えてしまう。運転手が誰であっても、乗っている車に変わりがないのである。
[麻生内閣の支持率は19%]
◎そこで、「政治ニュース−政策、国会など政治関連から行政ニュースまで」(2009/01/26/NIKKEI NET(日経ネット)から、国民の気持ちを表す数字を一部引用した。

日本経済新聞社テレビ東京が23―25日に共同で実施した世論調査で、麻生内閣の支持率は19%となり、昨年12月の前回調査から2ポイント低下した。支持率が2割を切ったのは森政権末期の2001年2月以来。不支持率は3ポイント上昇し76%。自民党の支持率は6ポイント低下し29%、民主党は4ポイント上昇し37%となり、昨年5月以来、8カ月ぶりに逆転した。
[個人では如何ともし難い自民党]
麻生首相麻生首相なりに頑張ってはいるが、安倍、福田、麻生氏など個人では、如何ともし難いところまで、自民党が立ち至っているのではないかと感じる。
[動きを阻むのは自民党体制]
◎表面的には、自民党民主党に阻まれて身動きが取れないように見える。が、本当にそうだろうか。私には、三(安倍・福田・麻生)首相の動きを阻んでいるのは、逆に自民党という体制自体であると感じている。
[既得権益を守りたい官僚、自民党議員]
麻生首相の足を引っ張っているのは、民主党ではなく、既得権益を守りたい、官僚であり、自民党議員である。それ故に、がんじがらめに縛られている麻生首相がどれほど頑張っても国民には不満足でしかあり得ない。
[自民党の硬直化がすさまじい]
◎このように自民党の硬直化がすさまじい。死後硬直と見まがうほどである。私は自分の父親の死を見、死後硬直を見たが、蝋人形のようであった。命が消えたとはこういうことかと強い衝撃を受けた。
[国民の要望に添った政策が打ち出せない]
自民党が、本気で国民を思い、国民のための政策を打ち出すならば、必ずや支持を得られるはずである。がしかし、定額給付金に見るように、国民の要望に添った政策が打ち出せない。ただ、そこを言葉でうまく言いくるめようとしているだけとしか受け取れない。
[潔い尊厳死を選んでは如何か]
◎余談になってしまったが、私は、自分自身は尊厳死を望んでいる。が、自民党にも醜い醜態をさらし続けるよりも、潔い尊厳死を選んでは如何か。自民党車は、もはや自力回復が見込めず、さまざまな装置(公明党という連立)による延命措置で、生きながらえている有様だ。
参考資料→(私のブログ)「延命措置の拒否と尊厳死」(2006/11/14)
[公明党まで道連れにあの世に行くか]
◎だから、麻生首相が起死回生をねらっても、このまま自民党政権の限界を見せつけ続けるだけに終わってしまう可能性が高い。さらに、公明党まで道連れにあの世に行こうというのだろうか。
[毒を食らわば皿までの公明党]
◎今の公明党を見ていると、自民党の政策を何でも飲み込む、「毒を食らわば皿まで」という感じで、何でもありの末期症状を呈している。
[公明党自民党との共倒れを選ぶ]
◎このままでは、公明党は、自民党と同時葬儀を執り行う結果にもなりかねない。何故、公明党は、自民党との共倒れの道を選ぶのだろうか。たぶん、それは公明党自身が未来への道筋が描けていないからだろう。