真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

小沢代表秘書逮捕は瓢箪から駒かもとほくそ笑む

[浮上する3人の名]
◎今日(2009/03/16)、「起死回生へ、浮上する3人の名」from"日経ビジネスオンライン"というコラムを読んだ。その時「瓢箪から駒」ということわざを思い出した。そのわけを、この記事を引用しながら話を進める。
[小沢代表の辞任を求める]
◎それは、「秘書とはいえ起訴となれば、小沢代表の辞任を求める党内ムードは一気に高まっていくだろう」と述べる。
[辞任の声は上がらない]
◎私としては、一刻も早く「小沢代表の辞任を求め」てほしいが、菅氏、鳩山氏は、民主党を束ねられるのは、小沢代表が一番うまいと感じているようだ。結果、いまだに辞任の声は上がらない。
[ポスト小沢候補]
◎小沢代表辞任となれば、「ポスト小沢候補は副代表の岡田克也、同じく副代表の前原誠司、それに元国会対策委員長野田佳彦」だと、コラムは関係者の話を総合して推測した。
[若い三人]
◎その三人、「岡田克也」(fromWikipedia)は、55歳。「前原誠司」(fromWikipedia)は、46歳。「野田佳彦」(fromWikipedia)は、51歳。である。
[名前が挙がらない2人]
◎62歳の「菅直人」(fromWikipedia)と、同じく62歳の「鳩山由紀夫」(fromWikipedia)の名前が、何故挙がらないのだろうかと、疑問に思った。個人的には、菅氏が好きだ。代表になってほしいとも思う。
[連帯責任を取る]
◎挙がらない理由は、「代表代行である菅直人と幹事長の鳩山由紀夫については、現執行部の中枢であるうえ当初から小沢続投を認めたんだから連帯責任を取らざるを得ない。次期代表として手を挙げにくい雰囲気になるだろう」からだそうである。
[若者革命を期待]
◎執行部の連帯責任だと読んで、なるほどと納得した。「とすると・・・・」、私は思わずにんまりほくそ笑んでしまった。実は、以前に(2008/09/05)「政権交代ではなく若者革命を期待する」という記事をこのブログで書いたからである。
[若い世代による政治]
◎また、「民主党に新しい血と智を投入しよう」(2007/11/04)や、「アメリカはオバマ(CHANGE)を選択した」(2008/11/05)でも、アメリカが選択したような若い世代による政治を期待した。
[逮捕から起訴へと進むならば]
◎それらを書いた半年前の時点では、「若者革命」は単なる希望でしかなかった。だが、現実問題として、小沢一郎代表の公設秘書の逮捕から起訴へと進むならば、小沢氏が代表を辞任する可能性は大きい。
[若者革命がまさかの実現]
◎だとしたら、私の期待した「若者革命」が、まさかの実現となるかも知れない。若い代表が生まれるということは、その国の若者たちが、希望を持って、前へ前進しようという意欲が湧き出る可能性がかなりある。つまり、自分たちの代表だという意識が芽生える。
[若いうねりが生まれ出る]
◎だから、年配者の大統領や首相が、単に若者向けの政策を提示したり、実行したりすることによる影響とは比べものにならないほどの、若いうねりが生まれ出るだろう。日本のよみがえりになるかも知れない。
[支持する層が異なる]
◎そういうことを考えると、強い押しのある66歳の小沢代表の下で選挙を戦うよりも、40代や50代の代表が先頭に立って戦う方が、若者や女性へのアピール度は断然大きいだろう。つまり、支持する層が異なるのである。
[ジャンヌ・ダルク]
◎昔、「ジャンヌ・ダルク」(fromWikipedia)が、「百年戦争の際にオルレアン解放に貢献し、シャルル7世をランスで戴冠させ、フランスの勝利に寄与した」ように。
[ジャンヌの鼓舞により]
◎10代後半の少女ジャンヌ・ダルクは、「仲間の兵隊たちを鼓舞する役目を堂々と果たし、戦闘においては進んで危険な突撃を敢行した。むろん、ジャンヌの鼓舞により、オルレアンの兵隊たちの士気はいやがうえにもあがった」。
[オバマ氏とマケイン氏の戦い]
◎方や、68歳の麻生首相は、自分の手で、総選挙をやりたいようである。もし、若い民主党代表と、麻生首相とが選挙で戦うならば、アメリカのオバマ氏(47歳)とマケイン氏(72歳)の戦いを思い浮かべてしまう。
[国民から見放されて沈没]
◎でも、この事件によって、若い代表を立てても、民主党自体が国民から見放されて沈没してしまっては何にもならない。所が、最近の世論調査を見る限り、その心配も杞憂となりそうだ。
[麻生内閣の支持率は17.6%]
◎「時事通信社が6〜9日に実施した3月の世論調査によると、麻生内閣の支持率は17.6%で、前月比1.2ポイントの微増となった。不支持は同0.1ポイント増の67.4%。一方、「首相にふさわしい政治家」は、小沢一郎民主党代表が27.2%と8.3ポイント減少し、麻生首相は2.2ポイント増の22.4%だった」。
注)小沢民主党代表の秘書の逮捕は3月3日
[自民党政治への嫌悪は相変わらず]
◎この調査で見る限り、自民党政治への嫌悪は相変わらずであるように思える。というのは、今回の件は、民主党だけに留まらず、自民党にまで飛び火しそうな状況だからだ。つまり、自民党を利する事件でもなかったわけだ。
[民主党への不信感が少し膨らんだ]
◎ただ、今回の事件によって、民主党への不信感が少し膨らんだのではないかと感じる。民主党は、自民党とは違うだろうという期待が少ししぼんだ分、失望が膨らんだ。
[自民党政治は我慢の限界]
◎しかし、それであっても、政権交代を阻止するほどのものへとは発展していない。ここから見えるのは、自民党政治への不満、不信は相当なものであるということだ。我慢の限界を超えているのだろう。
[期待とは逆の方向へ]
◎例え、今回の秘書逮捕が国策捜査であったとしても、期待とは逆の方向へと回る可能性も高くなってきたようにも思える。私としては、良い結果が生まれ出そうだとの期待の方が大きい。
[衆議院総選挙は楽しみ]
◎という政界の状況を考えると、今回の衆議院総選挙は楽しみである。でも何事によらず、麻生首相は国民を焦らせるのがよほど好きなのだろう。たぶん、選挙は9月までお預けになりそうである。