真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

政党という枠組みは最早通用しないかも

[何を基準に政治の世界を見ればいいのか]
◎最近の政治世界のさまざまな動きを見ていると、自民党とか民主党とかで、くくるとか見るとかの時代ではなくなったのかもと感じ始めた。では何を基準に政治の世界を見ればいいんだろうか?
[若者革命]
◎私は、以前、「若者革命」という言葉を使って政治の世界の刷新を期待した。それは、「革新」とか「保守」とかの基準ではないかも知れない。
参考資料→(私のブログ)「政権交代ではなく若者革命を期待する」(2008/09/05)
[革新を期待だけでは]
◎政治の世界では、ふつう民主党など野党を「革新」、自民党公明党を「保守」と区分する。「若者革命」で革新を期待すれば、今までと同じではと感じられるのではないかと危惧する。
[橋下府知事は極めつけの革新]
◎が、現実の政治世界を眺めると、そうではなく、私の町大阪では、自民党系の橋下府知事は、極めつけの革新である。
[単なる革新とは呼べないほどの変化]
◎今までのやり方を根底から覆すほどのど派手なパーフォーマンスを見せる。まずは敵を作り、それとの対決姿勢を見せて、府民からの支持で強引に事を進める。単なる革新とは呼べないほどの変化を持ち込む。
[革新とは呼べないほどの変化しか]
◎他方、大阪市長平松邦夫氏は、民主党推薦で無所属として立候補し、国民新党の推薦と社民党の支持をも得た。ある意味、労働組合をバックに持つせいか、革新とは呼べないほどの変化しかもたらせないでいる。
[過激で革新的自民党系]
◎そういう点からすれば、個人的な印象ではあるが、民主党系の平松大阪市長よりも、自民党系の橋下大阪府知事の方がよほど、過激で革新的である。
参考資料→「新会派「維新の会」設立 自民若手府議」from"大阪日日新聞"
[民主党の代表は保守的]
◎さらに、今渦中にある小沢氏は、民主党の代表であるが、彼個人としては、私から見れば、かなり保守的である。自民党のさまざまな有形無形の資産を引き継いでいる。それ故に、今回の献金問題で大騒ぎを引き起こす結果となった。
[森田健作、千葉県知事選で圧勝]
◎元俳優の森田健作氏(59)が、今回千葉県知事選で圧勝した。私にとって余り好きなタイプではないが、彼は、国会議員時代は自民党に所属していた。
[自民党県議の支援を受けた]
◎この知事選では、政党色を消し去って無所属を演出した。が、実際には、自民党県議の過半数の支援を受けた。だから、自民党的な行政を進めるのではないかと感じる。
[淀んだ古い制度を革新ならば大歓迎]
◎であっても、私たち都道府県民からすれば、旗色が何であろうとも、橋下大阪府知事のように、淀んだ古い制度を革新してくれるならば大歓迎である。
[テレビ世界は政治の世界への前座]
◎元俳優といえば、橋下大阪府知事もテレビでコメンテーターとして名前と顔を売った。同じく、東国原宮崎県知事もタレント出身である。そういう意味では、テレビ世界は、政治の世界に入る前座であるのかも知れない。
[右よりの政治姿勢]
東国原知事は、かなり鮮明な右よりの政治姿勢である。であっても、県民からは高い支持を受けている。
[自県の売り出に専念]
◎私的には、あまりにも自分の県を売り出すことに専念しすぎるように思える。とはいえ、「宮崎県のセールスマン」を自認するのだから仕方ないのかも知れないが。
[国へはっきり自己主張を]
◎宮崎県を売り込むことに熱心な余り、国に対して、要望するばかりで、国へはっきり自己主張する姿勢も欲しいものである。
[首都圏連合:実現へ]
◎それに対して、新しい森田健作千葉県知事は、当選早々都知事と面会して、共同して首都圏連合の実現を目指していくようである。
参考資料→「首都圏連合:実現へ 森田氏提案、都知事が歓迎 /千葉」from"毎日jp(毎日新聞)"
[地方分権の流れが新たに生まれた]
◎このような報道に接すると、大阪発の道州制の動きや要求が、今度は関東からも火の手が上がることになったのかと嬉しくなった。また一つ、地方分権の流れが新たに生まれたかも知れない。
[政治家や知事を選ぶ基準は何]
◎このような事実を見てきて、改めて、私たちが議員や政治家や知事を選ぶ基準は何なのだろうかと考えざるを得なくなった。
[革新保守は基準ではない]
◎先のような事実に接すると、「革新」「保守」かという基準ではなく、年齢的に若いかそうでないかとか。積極的活動を示すかどうかとかが基準となるのだろうか。
[民主党中心政権、"27.4%]
時事通信社が、2009/03/6〜9日に実施した世論調査を取り上げたい。望ましい政権の枠組みとして、「民主中軸の非自民連立」は14.8%。「民主単独」は12.6%。結果的に、民主党中心の政権を選んだ人は、"27.4%"。
[自民民主の大連立、26.4%]
◎望ましい政権の枠組みとして、与党とか野党とかの垣根を越えての「自民、民主などの大連立」は、26.4%。
[自民中心政権、23.8%]
◎逆に、与党内での、「自民単独」9.7%。「自公連立」14.1%。それらを合わせた自民中心政権は、23.8%。
参考資料→「時事ドットコム」
[三通りパターンは大差ない]
◎つまり、民主党中心政権を選んだ人、27.4%。自民中心政権、23.8%。「自民、民主などの大連立」、26.4%。で、三通りのパターンは、それぞれ大差ない数字"27.4%、23.8%、26.4%"が並ぶ。
[枠組みを捨てた]
◎これなども、見方によっては、国民は最早、与党とか野党とか、革新とか保守とかの基準というか、枠組みを捨てているのではないかとも感じられる。
[先頭を切るリーダーを求める]
◎では何を望んでいるのだろうか。時代は、「リーダーシップ」を発揮して、灯台のように、遠くに灯りを投げかけて、そこを目指して先頭を切るリーダーを求めているように思う。
[小泉元首相]
◎それを国民が明確に示したのが、小泉元首相に対してだったのではないか。彼があれだけ支持されたのは、郵政民営化を掲げたからかも知れないが、明快なリーダーシップを示したからではないか。
[未来を切り開く新しい道筋を示す]
◎でもただ「リーダーシップ」だけではなく、やはり郵政民営化というような改革、未来を切り開く新しい道筋を示す必要はあるだろう。