真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

各党は早くマニフェストを分かりやすく国民に示せ

[政治が気になる]
◎最近、政治のことがとても気になる。それは衆議院選挙が遅くとも9月には実施されるからだ。それによって、もしかすれば、これから何年にも渡る日本の将来がかかっているかも知れないのだ。このまま停滞かあるい沈没へと向かい続けるのか、それとも再浮上できるのか。
[改革が必要]
◎停滞や沈没を避けるためには、改革が必要である。その改革とは、今までの企業重視、官僚の独断専行、利権に群がる政治家、つまり、「大企業+官僚+利権」政治から「消費者+国民」主体の政治をするという改革が是非とも必要である。
[旧態依然とした政治]
◎バブルの崩壊から横ばいとなり、今や衰退へと日本が向かうのは、旧態依然とした政治が行われているからである。今回の危機脱出に向けてさえ、予算は旧態依然の内容であり、「もうよさんか」とわめきたくなる。私は「政権交代ではなく若者革命を期待する」という記事を書いた。
[政党という枠組みは通用しない]
◎以前、私は「保守対革新の争いはもはや終戦になった?」(2009/04/28)と「政党という枠組みは最早通用しないかも」(2009/04/02)というブログ記事をも書いた。
[小沢代表の秘書逮捕事件]
◎私にこのように感じさせたのは、「小沢代表の秘書逮捕」事件である。検察側がこれを事件としてしまうかどうかという問題とは別に、これによって、「自民党民主党を」きちんと分ける境目が消えてしまった。
[国民全員の目を醒まさせた]
◎また、この事件によって、「保守対革新」という分け方も私の中で崩れ去った。だから、もしかすれば、あの秘書逮捕事件は、国民全員の目を醒まさせたのかも知れないとも考えた。
[政策面に差がない]
自民党民主党を「保守対革新」として捉えるのは、以前から漠然と無理があるなとは感じていたが。というのは、政策面ではそんなに差があるわけではなかったのだから。
[自民党民主党との違いは何か]
◎では、自民党民主党との違いは何か。私は、「自民党は何故自民党なのだろうか」を書いた。そこで「政権のない自民党は存在する理由も価値もなくなる」と述べた。つまり、「政権」を軸に左右に切り分けていたと言うべきだろう。
[砂糖に集まるアリ]
自民党は、砂糖に集まるアリであり、政策などにはもはや関心が薄れ、自民党の政策策定を官僚に任せた。それをいいことに官僚がやりたい放題三昧であった。
[何とかしてくれるのが民主党]
◎国民はそのことにイライラし通しであった。それを何とかしてくれるのが民主党だろうという期待から民主党を応援していた。民主党はそのことを肝に銘じていたのだろうか。
[同じ穴のムジナ]
◎ところが、「小沢代表の秘書逮捕」事件で、民主党もやはり「同じ穴のムジナ」かと目を醒まさせられた。「利権」というにんじんを目の前にぶら下げられると、そちらに向けて走ってしまうのだろうか。
[単純な図式が通用しない]
◎では、このような単純な図式が通用しないとなれば、何を頼りに選り分けて投票へと結びつけていけばよいのだろうか。
[自由の女神大塩平八郎か]
◎私は、2009/02/19に、「橋下知事は「自由の女神」か「大塩平八郎」か」というブログ記事を書いた。「自由の女神」はフランスという祖国を救った女神として扱われている。それに対して、「大塩平八郎」は負け戦と分かっていながらも、「正義感」から祖国に対して反乱を企てた。
[減反緩和に強い意欲]
◎今、石破農林水産相「減反維持や強化賛成しないと農相 緩和に強い意欲示す」from"47NEWS(よんななニュース)"と語っている。
参考資料→「生産調整で年に2000億円、累計だと7兆円使っていることをどう思うか、消費者や納税者に問うべきだ」と石破農林水産相は語った。
[日本の農政はつぶれる]
◎農政を、農業者のことを中心に考えるか、国民全体のことを中心に据えるか。もちろん、自民党にとって農業者からの票はほしい。でもそれでは日本の農政はつぶれてしまう。
[石破農林水産相は舵を切った]
◎しかし、農業者からの票を得るために、未来のない農政をこのまま続けるのか、日本という国家のために、将来を見据えた農政を考えるのかという点で、石破農林水産相は、「国家のために」という方向に舵を切った。
[自民党農林族から強い反発]
◎これは同じ自民党内農林族からの強い反発と揺り戻しが確実に強烈に来る。橋下知事の行為に対して、「自由の女神」か「大塩平八郎」かと問いかけたが、同じことを石破農林水産相に対しても投げかけたい。
[自民党内にも侍がいる]
◎彼は日本の農政を救い出せる「自由の女神」となりえるのか、それとも負けると分かっている反乱を承知で仕掛けて討ち死にするのか。これはすごく面白くなってきた。自民党内にもこれほどの「侍」がいるのだ。
[政策を軸に判断]
◎私は、このような政策を軸に判断すべき時代になったと考える。軸は、「生産者対消費者」、「大企業対労働者」、「利権者対国民」ではないか。
参考資料→「衆院選を前に支持基盤である農家を保護するため、生産調整の堅持を掲げる自民党
[政策(マニフェスト)で判別]
◎このような軸で自民党民社党から出される、あるいは、議員から出される政策(マニフェスト)で判別していくことになりそうだと思う。もはや自民党だから、民主党だからという切り込み方は通用しない。