真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

命に値札は付いているのだろうか

[何とも複雑な気持ち]
◎今日は何とも複雑な気持ちになった記事を読んだ。自分でもその気持ちが何から来るのかはっきりしない。でも、「それも現実である」と言わざるを得ない。あなたはこの二つの話を読んでどういう感想、意見、感情を持たれたですか。
[ペットボトルキャップ800個で一人の命が救える]
◎まず、一つ目の話。「ペットボトルキャップ800個で一人の命が救える」=from"フリースペースライフ - Yahoo!ブログ"からの抜粋引用。

ペットボトルキャップ800個で、一人の子どもの命が救えるそうです。世界の発展途上国には、まだ栄養失調や下痢、又は予防できる感染症で命を落としたり、後遺症に苦しんだりしている子どもたちがたくさんいます。ワクチンさえあれば命が助かる子どもたちは、世界で一日に約6000人にも達しているそうです。
ボトルのキャップは、ゴミとして焼却処分されると、キャップ400個で3150gのCO2が発生します。キャップを集めると400個で10円になります。ポリオワクチンは1人分20円。20円で1人の子どもの命が救えます。協力団体がキャップをリサイクル業者に売って得た売却益を、「世界のこどもにワクチンを日本委員会(JCV)」に寄付しています
注)引用元のブログ内にペットボトルキャップの送り先がいくつも記されている。
[1億6000万円が集まる]
◎もう一つの話。「心臓移植:一己ちゃん、米国で死亡 拡張型心筋症、手術後に容体悪化」=from"神奈川 - 毎日jp(毎日新聞)"からの抜粋引用。
一己ちゃんは生後1カ月半の昨年4月、「特発性拡張型心筋症」と診断され、今年1月に余命半年〜1年と宣告された。日本では15歳未満の臓器提供が認められていないため、幸己さんと母由紀さん(29)は米国での移植手術を目指し、同会が3月、募金活動を始めた。1億6000万円が集まり、5月23日に米ロマリンダ大学病院で移植手術を受けたが、間もなく容体が悪化していた。
[一人の子どもの命を救うために]
◎一方で、一人の子どもの命を救うために、「1億6000万円が集まり」、他方で、一人の子どもの命を救うために、ペットボトルキャップ800個(20円相当分)を集める。
[3年半の間子供たちの命を救い続ける]
◎もし、「1億6000万円」あれば、ワクチンで命が助かる子どもたちの数は、800万人。一日に約6000人であれば、1333日分に相当する。つまり、3年半の間、毎日毎日世界中でワクチン接種によって、子供たちの命を救い続けることができるのである。
[すごい矛盾を感じざる]
◎正直言って、ものすごい矛盾を感じざるを得ない。このギャップに「う〜〜ん」とうめき声を漏らさずにはいられなかった。
[金額の差は関係ないのかも]
◎「20円で1人の子どもの命が救え」るのと、「1億6000万円が集まり」って子どもの命を救うのと、金額の差は関係ないのかも知れない。
[目の前で死にゆく子どもを何としても救いたい]
◎子どもの親にしてみれば、目の前で死にゆく子どもを何としても救いたいだろう。それをできない自分の歯がゆさに、声を限りに泣き叫びたくなるだろう。自分を呪いたくなるだろう。代わってやれればと神に祈るだろう。
[どの子供たちにも同じ愛を]
◎日本の一人の子どもに多額のお金が出せた人々は、世界の中で死に瀕した子供たちにも同じ愛を向けてあげてください。
[武器を買うお金で]
◎武器を買うお金で、それを世界中の悲しみの中にある人々を救うために、使うことの方が、世界平和への貢献度がどれほど大きいかを考えてほしい。
[死に瀕した子供たちを知らない男たち]
◎武器を買おうというのは、死に瀕した子供たちのことを全く知らない、知ろうともしない男どもではないのだろうかと思う。
[女性優位社会に向かいつつある]
◎少し前(2009/06/19)、このブログで「攻撃性(男性優位)社会から協調性(女性優位)社会へ」という記事を書いた。そこで、「協調性(女性優位)社会」に向かいつつあると述べた。
[攻撃性社会から決別を]
◎武器で解決を図ろうとする攻撃性(男性優位)社会から速く決別できることを私は望む。そういう点でも、女性よもっともっと強くなれ!!!。でも私には優しくしてほしいが。