真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

いよいよ政権交代の熱い夏か

[衆議院の解散]
麻生首相が、ついにとうとうやっと待ちに待った、「衆議院の解散」を口に出した。「7月21日の週早々に、衆議院を解散し、8月30日に総選挙を実施する」そうである。
[株を思い出す]
◎私は、麻生首相の長引いた、先送りされた衆議院の解散宣言を聞いて、「株」を思い出した。株といっても、木を切り倒したあとに残った切り株ではない。
[値下がり時の対処]
◎株取引をしておられる方は経験済みかとも思うが、持っている株が値下がりをした時の対処の仕方。株取引には思い切りが最も大切だそうだ。
[損切りに迷う]
損切りをいつするかがその人間の技量を表す。買値よりも値下がりすれば、いつ損切りをすべきかに迷う。
[売りを躊躇]
◎少し値を戻せば、もっと値上がりするのではないかと売りを躊躇して、それが売り場を逃す。よい売り場は本の一瞬で過ぎ去る。「幸運の女神に,後ろ髪はない」
[値下がり幅の拡大]
◎その結果、さらに値下がり幅が大きくなる。そして、にっちもさっちもいかなくなって、大きく損する値段で、売らざるを得ない羽目に合う。麻生首相は株の売買には全く不向きな性格だ。
[古賀選対委員長が辞意]
◎長々と株談義をしてしまったが、「古賀選対委員長が辞意、都議選敗北「私の責任」」=from"YOMIURI ONLINE(読売新聞)"という記事に目が止まった。

党内では、古賀氏が宮崎県の東国原英夫知事に次期衆院選自民党からの立候補を要請したことに激しい反発が起きた経緯があることも、今回の辞意表明の伏線になったのではないか
[東国原知事の国政転出騒動]
自民党が担ぎ出しての「東国原知事の国政転出騒動」に対して、国民世論が示した健全性にほっとした。
参考資料→「東国原氏擁立などに冷淡な視線 朝日新聞世論調査 - 政治」=from"asahi.com朝日新聞社)"
参考資料→「お騒がせ結局そのまんま知事!?「逆風強い」 (1/2ページ) - 社会」=from"SANSPO.COM"
世論調査では国民の8割以上が、東国原知事の出馬に「NO」を突き付けている。とりわけ、任期途中で投げ出されることになる宮崎県民の反発は相当な「逆風」だ。
[人気に便乗]
◎実力が全くの未知数な東国原知事を、ただその人気に便乗するという魂胆でかつぎ出す不愉快さに、国民は、「No」を突きつけた。
[国民が本気で政治を考える]
◎とはいえ、これが今まで通用していたのも事実であるが。東国原知事問題は、そろそろ国民が、本気で政治を考えている証拠でもあるだろう。
[自民党が古い体質のまま]
◎逆から見れば、これなどは、自民党が古い体質(選挙は人気投票との考え)を物語っている。ある意味、国民をバカにしている。
[石原氏個人への不信]
◎今回の都議選について言えば、石原氏個人への人気や能力への不信が、自民党への拒否、民主党への賛成として表れたように思える。
参考資料→(私のブログ)「国会のミニチュア版が都議会で展開」(2008/03/14)
[吹く風は政権交代]
◎今、国民の間に吹く風は、「政権交代」である。自民党では、今までの政治が続くだけだという絶望が渦巻く。
[自民党の古参議員を蹴り落とす]
◎それが、今回の都議選で、民主党の新人候補が自民党の古参議員を蹴り落とすという形に端的に表れている。
「やったぞ!」。千代田区自民党の重鎮、内田茂さん(70)を破る大金星をあげた栗下善行さん(26)は、午後10時に選挙事務所で「当選確実」の一報を聞くと絶叫した。IT企業に勤務していた栗下さんが出馬を表明したのは告示9日前の6月24日。自転車で区内を回りながら「しがらみのない、わかりやすく、身近な政治を」と訴えた
[石原都知事の勘違い]
石原都知事は勘違いしているが、国政を都議選に持ち込まれて、大迷惑だと言った。だが、これは飛んだ勘違いである。石原都知事自民党的行政運営をしてきた。それへの「No」であり、国政と都政が相似形だからあのような結果が生じたのだ。
[自民党の慢心と生き写し]
石原都政の慢心は、自民党の慢心と生き写しである。自民党は、自分たちが何をしても、国民は黙々と付き従ってくると勘違いしていた。だから、国民の心を読み取る謙虚さを忘れてしまった。
[無頓着に利権に走る族議員]
◎だから、道路族(建設族)などの族議員は、国民からどう思われるかには全く無頓着に利権に走りまくった。
[官僚は好き勝手]
◎行政への監視役としての仕事も全く無関心になってしまった。だから、官僚は好き勝手に怠慢を享受しまくった。行政(年金、食品衛生、薬害監視などなど)の怠慢も目に余るものがあった。
[国民への奉仕が最重要課題]
政権交代で実現してほしいのは、さっき掲げた、族議員の利権走り禁止、行政の怠慢への監視である。つまり、議員や行政担当者にとって、国民への奉仕が最重要課題である。
[鳩山民主党代表の故人献金問題]
◎それが実現できるかも知れない政権交代へのただ一つの気がかりは、鳩山民主党代表の故人献金問題であった。しかし、都議選を見る限り影響は全くないといってよい情況だった。
[暗い裏はなさそう]
◎事実、故人献金問題は、小沢元代表の秘書逮捕事件とは違って、暗い裏はなさそうに思える。これこそ、秘書による個人的な問題であろう。
[その後の経過を説明する義務]
◎とはいえ、彼を雇った責任は鳩山代表にある。洗いざらい話して、真摯にわびる態度を示して欲しいものである。以前に行った記者会見で誠実さは見えた。重ねて、その後の経過を説明する義務は残るだろう。
[政権を担う能力]
◎後は、政権を担う能力があるかどうかである。それは、官僚を使いこなせるかどうかにかかっている。官僚は、国民への奉仕というよりも、所属する省への忠誠心の方が勝っている。
[横へのつながり、フラット化]
◎省への忠誠心から国民への奉仕という意識をどう切り替えさせるかである。これは省の縦割り行政が強く影響しているので、縦よりも、横へのつながり、フラット化をどう進めるかである。