真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

政治による陰と日向、昼と夜は必要だ

[待ちに待った日]
◎2009年9月16日、私にとって待ちに待った日がやって来た。16日午後に衆参両院で本会議が開かれ、民主党鳩山由紀夫代表が第93代首相に指名された。
[政権交代]
政権交代である。私は思わず涙がにじんでしまった。「正義が行われた、しかも国民の自らの手によって」という実感であった。
[明治維新]
◎思えば、「明治維新」によって、断行された革命が、不十分であったが故に、そこへさらなる革命が付け加わらねばならなかった。
[国民中心へと向けた政治]
◎武士が中心のそれまでの長い長い時代を裁断して、国民中心へと向けた政治が行われてゆくこととなった。
[過去の遺物が色濃く残った]
◎しかし、真の意味での国民中心の政治とは言い難かった。まだまだ、過去の遺物(強力なトップダウン制度)が色濃く残った政治となった。国民の間にも、「お上意識」が強く残っていた。
[民主主義が広く国民に]
◎それが戦争へと駆り立てた。戦争に負けた結果、民主主義が広く国民にもたらされた。がそれは外から、上からもたらされたものであった。まだ完全に理解されるには至らなかった。
[経済立て直しが最優先]
◎というよりも、民主主義ではメシは食えなかった。経済を立て直すことが最優先された。それを担ったのが自民党である。
[日本はおおいに潤った]
自民党政権によって、日本はおおいに潤った。繁栄した。世界に名だたる国にのし上がった。しかし、それはバブル崩壊までのことであった。
[昼と夜とにはっきり分かれた]
◎経済がしぼんでくると、自民党政権によって、潤ってきた人々、企業、組織がある反面、干上がっていった人々、企業、組織があった。陰と日向、昼と夜とにはっきり分かれてしまった。
[過去の成功方式を継続]
◎新しい目標を定めて、日本は方向転換すべきであったが、日本丸(自民党政治)は、過去の成功方式を切り替えられなくなった。
[借金に次ぐ借金]
◎それを延命させてきたのが、借金に次ぐ借金であった。それによって、日本がまだこのまま突っ走れるかのような錯覚をもたらしてきた。特に、農村部にそれが強かった。
[借金はもう不可能]
◎しかし、さすがの自民党であっても、その巨大な借金をもうこれ以上積み上げることは不可能になった。それをようやく農村部でも感じとった。これは民主党小沢氏の力が大きいかも知れない。
[政権交代をもたらした最大原因]
◎これが、政権交代をもたらした最大の原因であると思える。私たちは、この巨大な借金の山を切り崩すことを最優先すべき時期にある。
[子供たちや孫に借金の付け回し]
◎私は、子供たちや孫に借金を付け回してまでして、豊かさを享受したくはない。それは絶対に避けたい。
[オセロゲーム]
政権交代によって、オセロゲームのように、今まで白であった場所は、黒に反転するかも知れない。それは避けることができない。避けるべきでもない。
[最優先させるべきは]
民主党政権は、それを恐れてはならない。最優先させるべきは、巨大な借金の山を切り崩すことであるのだから。
[反転をためらうな]
◎より多くのものを白へと反転させる努力は必要ではあるが、白を黒へと反転させることをためらうべきではない。
[交互に足を前に出す]
◎一歩一歩進むためには、今まで前に出していた右足を超えて、左足を前へと進めなければならない。歩むためには、交互に足を前に出さねばならない。
[潮の満ち引き]
◎振り子時計では、右に振られていた振り子は、左へと振り戻さねば時を刻めない。海岸に潮の満ち引きがあるが故に、豊かさがもたらされる。
[昼であり続けることを望むな]
◎夜であった国が、いつまでも夜であり続けさせるのは、自然が好むところではない。昼であった国は、いつまでも昼であり続けることを望むべきではない。
[八方美人になるな]
◎だから、民主党政権は、白から黒への反転を恐れてはならない。八方美人になるべきではない。それは沈みゆく船の沈む速度を上げるだけである。
参考資料→(私のブログ)「ろばをかついだ親子の二の舞になるな」
[圧倒的な投票は信任]
民主党への圧倒的な投票は、自分たちが行おうとすることへの信任である。それを拠り所として、断行すべきは思い切って断行すべきである。
[国民への裏切り]
◎絶対にしてはならないことは、民主党政権の引き延ばしのために、日本丸の沈没をもたらす行為である。それは、国民への裏切りである。
参考資料→「「直接補助」政策を掲げる民主党政権の“踏み絵”〜業界団体を破壊するのか、取り込むのか | 辻広雅文 プリズム+one」=from"ダイヤモンド・オンライン"