真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

マインドマップとKJ法

マインドマップ」の作成図(↓)。Wikipediaより画像を借用、感謝・感謝。

[マインドマップ]
◎私は以前このブログで「「キーワード」や「フレーズ」をそのまま図式化するマインドマップ」(2009/02/25)という記事を書いた。
[中心となるキーワード]
◎その「マインドマップ」についてはWikipediaでは次のように説明する。

表現したい概念の中心となるキーワードやイメージを図の中央に置き、そこから放射状にキーワードやイメージを繋げていくことで、発想を延ばしていく図解表現技法

KJ法の画像(⇒)は「お気に入りフリーソフト その3 KJ法ツールIdeaFragment2 - Akashic Records - 楽天ブログ(Blog)」から借用しました、感謝・感謝。
[KJ法]
◎また、「KJ法」については、このブログで「フィールドワーク(野外調査)て何なんだ?」(2007/02/12)という題名の記事で取り上げた。
[データを統合]
「KJ法」については、Wikipediaでは次のように解説する。
多くの断片的なデータを統合して、創造的なアイディアを生み出したり、問題の解決の糸口を探ってゆく
[似ているが正反対]
◎私は、「マインドマップ」と「KJ法」とは、とてもよく似ているが、そうであるけれども、正反対でもあるなと感じている。
[収束と発散]
◎収束と発散という言葉を使うと、「マインドマップ」は「放射状にキーワードやイメージを繋げていく」という「発散」・「展開」方向へと進んでいく。
[統合して収束]
◎それに対して、「KJ法」は「多くの断片的なデータを統合して」徐々に「収束」方向へと持って行く。二つの方式は、方向が互いに全く逆方向へと進む。
[芋づる式に言葉を引き出す]
◎「マインドマップ」は「キーワード」という一つの言葉・表現から、芋づる式に言葉を引き出していき、それらを関連のある言葉とつなげる。
[ニューロンと木の根]
◎私は、「マインドマップ」の作成図から神経細胞である「ニューロン」を思い浮かべてしまう。あるいは、樹の「根っこ」を想像してしまう。

[バラバラの情報の断片]
◎「マインドマップ」とは逆に、「KJ法」はバラバラの情報の断片を、関連のある表現どうしを集合化して、全ての情報を一つの大きな集合へと統合へと流し込む。
[同じような形式]
◎しかし、進んでゆく方向は逆であっても、その過程を無視して、出来上がったものを比べてみると、同じような形式になっている。
[トップダウンボトムアップ]
◎それら二つを、今度は「トップダウン」と「ボトムアップ」という言葉で言い換えてみる。イメージ的にはビラミット型の組織を思い浮かべてほしい。
[会社組織]
◎例えば、会社組織では、トップには「社長」が座る(さらにその上に会長が陣取る場合も多いが)。ボトムには「平社員」が並ぶ(今では派遣社員やバイトの方が多いかも)。
[下へと流れ落ちる]
◎「トップダウン」は、社長から取締役へ部長へ課長へと、指令が下へ下へと流れ落ちるイメージである。
[社長へと上がっていく]
◎「ボトムアップ」は、それとは逆に、一人一人の「平社員」から報告が課長へ、部長へ、取締役へ最終的に社長へと上がっていく感じである。
[集合が入れ子状]
◎ということで、「ボトムアップ」では、情報は、徐々に集合化されて、その集合が入れ子状にどんどん大きな集合へと統合される方向に進む。
[両方式]
◎だから、「マインドマップ」は「トップダウン」方式で「発散」・「展開」方向へと進み、「KJ法」は「ボトムアップ」方式で「収束」方向へと進展する。
[二つの方向の力が綱引き]
◎宇宙は、「ボトムアップ」方式での「統合」方向と、「トップダウン」方式での「発散」方向という二つの方向の力が綱引きをしている。
[統合・発散軸で宇宙を眺める]
◎この「統合・発散」軸で、宇宙の現象を眺めていくとさまざまなものが見えてくる、理解できてくる。

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