真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

民主党に望みたいことは仕組み作り

[民主党は政権を初めて担う]
民主党は、政権を初めて担うこととなったので、試行錯誤しながら、進まねばならないことは分かる。それにしてももたつきすぎるのではないか。
[民主党への支持率下落]
民主党への支持率は、世論調査結果で見ると、下がって来ている。70%ほどで始まった鳩山内閣の支持率は56.4%で、前回の3日に行った調査から約4ポイント下落したという。
参考資料→「NHKニュース NHK世調 内閣支持率56%」
参考資料→「内閣支持率56%に下落 「新報道2001」 : J-CASTニュース」
[熱気はもう冷めた]
自民党から民主党へ政権が移ってから3ヶ月はたった。最初の熱気はもう冷めてしまっている。これは普通のことではあるが、大臣の中には、自民党議員かと見まがうような、言動を取る人もいる。
[仙谷由人行政刷新担当相]
◎そのような大臣の中で、仙谷由人行政刷新担当相に関して「民主党:【衆院予算委】物から人へ、内需拡大の政策転換を 仙谷議員」から抜粋引用。

経済のソフト化、サービス化、知識経済化に予算を使うべきで、道路、ダム、橋に使うべきではないとした。
[ものから人へ]
◎ということで、「ものから人へ」について感じたことを述べたい。自民党が重視した物作りだけでは、一時的なにぎわいを作り出すだけである。
[コンピュータとソフトウエア]
◎物作りが不要というわけではないが、そこに継続と発展を生み出す仕組みを組み込む。つまり、コンピュータ器械と、それを動かすソフトウエア。
[ソフト化、サービス化]
◎「経済のソフト化、サービス化、知識経済化」が、ものに対するソフト。コンピュータに対するソフトウエアであろう。
[ソフト作りに後れを取った]
◎日本は、今まで「コンピュータ」本体にばかりお金をかけてきた。物作り技術は素晴らしいが、それを使う人作りやそれに命を吹き込むソフトウエア作りには後れを取ってきた。
参考資料→(私のブログ)「とにかくiPhoneは素晴らしい」
参考資料→(私のブログ)「AndroidとiPhoneの対決が間近に迫って来た」
[使うことによる価値]
◎例えば、お金。お金自体には大して価値がない。これを使うことによって、価値が生まれる。そのお金を集め回していく仕組みとしての株式。
[仕組みとルールを作る]
◎このような仕組みとルールを作ることによって、お金を出す人、お金を必要とし使いたい人が、お金を回していくことができる。
[自民党に欠けていた視点]
◎素材と、それを動かす仕組みとルールを社会の中にどんどん放り込んでいく。それが自民党に欠けていた視点ではないか。民主党はそこに全力投球してほしい。
[空港作り]
◎例えば、今空港や航空会社が話題に上っているが、空港作りにしても、自民党は空港を作ることで終わってしまっていた。
[全国至る所から悲鳴]
◎空港というものに対して、それを活用するという仕組みとルールがほしい。それがないがための悲劇が生まれ、日本全国至る所から悲鳴が聞こえる。
参考資料→「【事業仕分け】関空への補給金「凍結」、地方空港も統合を」from" MSN産経ニュース"
関空会社への補給金は、約1兆1200億円の有利子負債を抱える関空会社の金利負担を軽減させ、経営基盤を安定させるとともに、国際競争力を確保するのが狙い。概算要求では21年度当初予算比で70億円増となる160億円を盛り込んでいる。
[仕組みとルールを考え出す人作り]
◎その箱物への仕組みとルールを考え出す人作りが求められる。それへのアイディアを持つ人材の発掘方法も必要である。
[人への投資]
◎人への投資である。人への投資にしても、人にだけ投資するのではなく、もちろん人の入る箱物に投資するだけではなく、人の知恵を集める仕組みとルールも導入する。
[もの、人、仕組みの三位一体]
◎単にものへ投資するだけでなく、また人に投資するだけではなく、仕組みを作りルールを作り、そこに人を集める。もの、人、仕組みの三位一体、三点セット。
[事業仕分け]
◎例えば、事業仕分けは、民主党が導入した、予算(税金)を振り分ける仕組みとルールである。これを一時的な見せ物に終わらせないで、仕組み化していく。
[成功を取り出す]
◎進化は、偶発的な出来事をたくさん生み出し、その内で機能するものを成功として、取り出し、それを仕組みの中に取り込むことによって、発展・発達している。
[自然選択]
◎自然界は、試行錯誤をしながら、「環境への適応」という「自然選択」によって、ふるい分けをしながら、成功を取り出し、それを構造と機能(仕組み)の中に取り込む。
[歩くことに関して]
◎例えば、歩くことに関して。赤ん坊はまず座ること、ハイハイすること、つかまり立ちすること、ものに頼らずに立ち上がること、足を前に出しても姿勢がぐらつかないようにすること、すたすた歩くことなどを順番に身につけていく。
[成功しながら発展]
◎挑戦し、失敗し、部分的に成功しながら、発展し、完成していく。そして、歩くことから、走ることへと、さらなる進展を求める。
[脳内でのソフトウエア]
◎この歩くことに関しても、構造面による発達よりも、機能(ソフトウエア)面の向上によって、赤ん坊の歩く能力の向上が得られている。脳内でのソフトウエアがどんどんバージョンアップすることで獲得されている。
[民主党に望みたいことは]
◎日本は、政治というシステム、仕組みの中に、政権交代という自然選択方式を取り込むことに成功した。政治の中に、新しい仕組みとルールを導入することを民主党に望みたい。