真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

今回の政権交代で第三次の政治革命を生み出せ

[NHK大河ドラマ龍馬伝]
◎私は、偶然「NHK大河ドラマ「龍馬伝」」の1回目を見てしまった。「龍馬伝」が始まることは知っていたが、今まで私はNHK大河ドラマには余り関心がなかった。
[私の妻も歴女]
「歴女」(fromWikipedia)という言葉が生まれたが、私の妻も立派な歴女である。以前から「NHK大河ドラマ」は欠かさず見ていた。
[最後まで見続けそう]
◎私は見てしまって、これは次からも見ようかなという気になった。2回目も見てしまった。多分、最後まで見続けそうな気がする。
[勝海舟]
◎幕末に関しては、「坂本龍馬」(fromWikipedia)よりも、「勝海舟」(fromWikipedia)の方が有名である。「勝海舟」の場合には熱心に見ていた記憶がある。
[明治維新]
◎「坂本龍馬」とか「勝海舟」とかの名前を挙げると、「明治維新」(fromWikipedia)を思い浮かべてしまう。


明治維新は、江戸幕府に対する倒幕運動から、明治政府による天皇親政体制の転換とそれに伴う一連の改革をいう。その範囲は、中央官制・法制・宮廷・身分制・地方行政・金融・流通・産業・経済・教育・外交・宗教政策など多岐に及び、日本をアジアで最初の西洋的国家体制を有する近代国家へと変貌させた。
[政権交代で期待する]
明治維新のような大改革・革命を、今回の自民党から民主党への政権交代で期待するのは酷なのだろうか。でも私はそれを期待したい。でどんな改革なのかは後ほど。
[維新成功の背景]
◎ところで、何事もそうなのであるが、維新成功に関して、次のようなことが指摘されている。
維新成功の背景として、その前段階たる江戸時代における日本人の労働生産性・教育水準・遵法意識の高さや、近世においてすでに近代的科学(合理)精神を受け入れる素地・教養が準備されていた
[歴史は地層的積み上げ]
◎つまり、歴史は地層のように積み上げである。その前の土壌の上に新しいものが積み上げられる。しかし、明治維新は過去の上に同じものを積み上げたのではなく、日本の進むべき方向を一大転換した。
[織田信長明治維新]
◎私は、日本をそのように根本的に改革・革命(方向の大転換)した人物、出来事として、「織田信長」と「明治維新」を上げたい。
[織田信長誕生の必然性]
◎私は、今までこのブログで、「織田信長」という言葉を使った記事を23本書いている。その内の「織田信長誕生の必然性」(2007/06/20)から抜粋引用。
織田信長は今の時代でいえば政治家である。群雄割拠する政党の中から自分の率いる政党を与党に押し上げようとする政治家。政治とは妥協から成り立つ。すべてを自分の思うとおりに推し進めることができない。譲れる部分(低い優先順位)とどうしても譲れない部分(高い優先順位)とがあれば、譲れる部分は大胆に妥協(相手に花を持たせる)する。それによって敵の数を減らして味方に転換させてゆく。戦国の時代、力のぶつかり合いの時代にあってすれば、彼の無慈悲さ・凶暴さがなければ日本統一はなかったかもしれない。
[群雄割拠]
◎希有な政治家であった織田信長以前の日本は、群雄割拠して完全に統一された国家とは言い難かった。それを統一へと向かって日本をひた走らせた。それによって江戸幕府の安定的時代を築き上げ、国家として成熟が計られた。
[日本だけで完結]
◎国家として成熟した江戸時代は、しかし、鎖国によって日本は日本だけで完結していた。つまり、社会の中の個人ではなかった。孤立した成熟であった。
[巣立った日本へと変貌]
◎それが黒船を契機として勃発した明治維新によって、否応なく、社会(世界)の中へと巣立った日本へと変貌した。それは強い者を真似ることによって突き進められた。
[全国統一の呪縛はいつまで続く]
◎維新によってできた政府について、私のブログ「全国統一の呪縛はいつまで続く」(2006/11/16)から抜粋引用。
このような諸制度の確立によって、これまで各地方でばらばらであった日本全ての諸制度を一つにまとめた。つまり、あたらしい制度を全国一律に適用させた。これが中央集権国家作りの始まりである。
天下統一は、全国が統一され、そこに全国規模の司法行政立法が布陣されて、それぞれの領主は、もはや自分は単なる一地方の支配者に過ぎないと悟る、という意識改革でもあった。
[中央集権国家制度はそのまま]
江戸幕府から明治維新によって生まれた明治政府へと大転換したが、「中央集権国家」という制度はそのまま継続した。とはいえ、世界の主要列強は中央集権国家だったからそれは致し方ないであろう。
[地方分権体制への一大方向転換]
◎と言うところまで話が進んだので、今回の政権交代は、「中央集権体制から地方分権体制への一大方向転換への契機ではないかと感じる。
[東京の一人勝ち]
◎中央集権体制によって、大都市東京の一人勝ちが江戸幕府以降ずっと続き、それ傾向は、戦後ますます拡大増大していった。
[日本全体の衰退へとつながる]
◎それがバブル崩壊以降の日本全体の衰退へとつながっていったのではないかと思える。資金が地方にまで流れてこなくなり、地方は枯渇してしまった。
[日本の再生]
◎ということで、日本の再生は、大都市(東京、大阪、京都、名古屋、福岡、札幌、仙台、広島など)を核とした地域主権を持った都市国家へと移行することによって実現するべきではないかと、私は思う。
参考資料→「日本の都市ランキングって」from"Yahoo!知恵袋"
[都市国家]
「古代ギリシア」は、都市国家で構成されていた。都市間の争いが、国家の衰退をもたらしたが、日本は、九州から北海道へと変化に富んだ、国柄である。それぞれの地域が個性を開花させるのが、これからの生きる道ではないか。
[組織体の変遷]
◎組織は、部分の対立的独立から、大統一を果たし、さらには、部分の自律分散的集合体へと変遷していくのではないかと、歴史などを見ていると強く感じる。