真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

「たちあがれ日本」は老人クラブによる王政復古か

平沼新党
◎前々から噂されていた新党の姿が段々と見えてきた。そして「平沼新党、名称は「たちあがれ日本」石原都知事が命名」=(2010/04/07)from"asahi.com朝日新聞社)"という名前も生まれた。

平沼赳夫経済産業相与謝野馨財務相らが結成する新党の名称が「たちあがれ日本(にっぽん)」となることがわかった。代表となる予定の平沼氏が7日、記者団に明らかにした。石原慎太郎東京都知事命名という
「王政復古」
◎私は、この記事を読んで、直に「王政復古」という言葉を思い出した。「王政復古」(fromWikipedia)とは、「君主によって統治された国家において、一度は弱まったりクーデターや内戦などによって廃止されるなどした君主制が、何等かの理由によって復活する現象」である。
自民党は復活を夢見る」
◎この文章の「君主」を自民党と読み替えてみる。野党に転落した自民党はもちろん復活を夢見ている。だのに、復活の兆しはさらさら現れてこない。
「谷垣総裁では無理」
◎谷垣総裁にそれを期待するのは無理であろう。彼は背後でうごめく古参人類のかいらいにしか見えない。民主党鳩山首相がかいらいに見えてしまうように。
自民党を飛び出して新党」
◎ならばということで、自民党を飛び出して、新党結成という手段で、目的を図ろうということだろう。ところが生まれたばかりの新党は何ということだろう。
「顔ぶれを見ると」
◎新党「たちあがれ日本」に関わる顔ぶれを見ると、党首予定の「平沼赳夫」(70歳)、「与謝野馨」(71歳)、世話役の「石原慎太郎」(77歳)、「中川義雄」(72歳)、「藤井孝男」(67歳)などである。
「顔ぶれは70歳代」
◎あらためて「年齢」だけを列挙すると、(70歳)(71歳)(77歳)(72歳)(67歳)である。一人だけかろうじて、60歳代(しかし後半)であり、残りの顔ぶれはいずれも70歳代である。
老人クラブの結成か」
◎新党の結成ではなく、「老人クラブ」の結成かなと勘違いする。などなどから、私は「王政復古」という言葉を思い出してしまった。
参考資料⇒「「立ち枯れ」「ガンダム」「敬老会」 新党「たちあがれ日本」の連想」=from"J-CASTニュース"
参考資料⇒「“敬老会”の声も…新党名称は「たちあがれ日本」」=from" スポニチ Sponichi Annex"
「古き良き時代」
◎転けていた日本に対して、「たちあがれ日本」と叫ぶ。これは、「古き良き時代(Good Old Days)」へ戻ろうという、老人特有の郷愁からくるのではないか。特に「石原慎太郎」が一枚噛んでいるところを見ると。
「待ちぼうけ」
◎今の谷垣自民党には、積極的に変わろうという気配はさらさらない。民主党が転んでくれるのをただひたすら待つ。しかし、「待ちぼうけ」であろう。
「古いままでも良いわけがない」
◎さりとて、転げる前の古いままでも良いわけがないという感触も持っているようだ。積極的に変化するわけでもなく、過去の時代を強くアピールするわけでもない。
「中途半端」
◎まことにまっこと「中途半端」である。その中途半端さ加減に嫌気をさして、今回新党を結成しようという動きになったのではないか。
参考資料⇒「やっぱり中途半端? 谷垣氏、河野氏ら起用で批判かわせるか」=from"MSN産経ニュース"
「一向自民党の動かない」
◎さらには、民主党政権交代したけれども、国民受けが良くないので、自民党の復活もありかと感じる層が、それでも一向自民党の動かない有様にイライラした結果でもあろう。
民主党の人気、支持は落ちて当然」
◎私自身も、今の民主党がこのままの状態ではダメだと強く感じている。それで、このブログで以前(2010/03/16)「第三次政治革命の流れが生まれてほしい」という記事を書いた。そこから3つの引用。
1)鳩山邦夫氏の離党のニュースに関して
自民党も解凍して解けて流れて行きそうな気配を感じる新聞記事である。
2)民主党に関しては
今や民主党には、小沢幹事長が独裁者であるかのように、影の独裁者であるかのように振る舞っている。これでは、民主党の人気、支持は落ちて当然である。浮かぶ瀬はない
3)ということで
これを打破するには、民主党も解凍するしか方法はなさそうである。「国民は最早、与党とか野党とか、革新とか保守とかの基準というか、枠組みを捨てているのではないか
「改革を託す政党は問わない」
◎困民は、民主党で改革をやって欲しいと限定しているわけではない。日本を改革してくれるならば、政党は問わない。改革を一番強く打ち出しているのは「みんなの党」である。
みんなの党の人気が急上昇」
◎というあたりで、「みんなの党」の人気が急上昇である。この党が第三極になり得るならば、わが党もということで、「たちあがれ日本」が立ち上がったのだろう。
舛添要一
◎大物の「舛添要一」氏は、形勢をうかがいながら、動く時期を見計らっているのだろう。狼やハイエナが獲物に向かってにじり寄っている様子を、小高い石の上から見張らすライオンを想像する。
「私が夢想するのは」
◎私が夢想するのは、菅副総裁、岡田外相、前原国交相、仙石国家戦略担当相や中堅若手民主党議員と、自民党の舛添氏、石破氏、山本一太氏などが、参院選後に、大同団結することである。
「畑から取り除いて欲しい石」
◎つまり、私が、畑から取り除いて欲しい石は、小沢幹事長と、自民党内の王政復古を願うような古参人類である。そして、望むのは、未来に向けた改革である。