真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

「ATOK」から「Google日本語入力システム」へ乗り換えた

ワープロ用言語辞書システム」
◎4月(2010年)はじめ頃から、ワープロ用言語辞書システムを、長年使っていた「ATOK」から「Google日本語入力」に変更した。
一太郎を使って来た」
◎私は、以前「オフィスソフトがそろい踏み」(2007/09/01)の中で、「今まで、ワープロソフトは一途に(十数年間)一太郎を使って来た。しかしもはや滅多に使うこともない。エディター的なソフトで十分間に合うので。とはいえ、辞書機能はATOKをいまだに愛用している」と書いた。
ATOKは使い続けている」
◎その時点では、ワープロソフトの「一太郎」を使うのはもはややめて、無料の「Writer」(OpenOffice.orgワードプロセッサー)に乗り換えていた。しかし、それでも辞書機能ATOK(2005年製)の方は使い続けている。否、使い続けるつもりでいた。とはいえ、バージョンアップする気はもうなかったが。
MS-IMEしか残らないという事態も」
◎だから、その後でも、「辞書辞典を育てる」(2008/05/07)の中で、「「一太郎」は、「ワード」にこてんぱんに打ちのめされてもはや瀕死の状態だろう。でもというか、だからというか、ジャストシステム社はATOKを最重要製品という位置づけで頑張って欲しいものである。もしATOKがこけると、日本人にさんざんな不評を買っている、 MS-IMEしか残らないという事態も有り得る」と述べた。
参考資料⇒「MS IMEさらに...お馬鹿になっていく」=from"Windows Live"
Google日本語入力ソフトを発表」
◎この時点(2008/05/07)では、第三の辞書機能「Google日本語入力ソフト」はまだ存在していなかった。しかし、ついに「Google日本語入力ソフトを発表」(2009/12/04)とあいなった。
「フィードバックを受けながら改良」
◎その中で、「Googleのソフトなどは、基本が出来上がった時点で、利用できるように提供する。それから利用者からのフィードバックを受けながら、改良を重ね、その都度それを提供する。だから、現在のGoogle日本語入力ソフトは本当に基本しか搭載されていないが、日々改良が重ねられて、それが提供され続けていくだろうと期待している。ほんの少しだけ使ってみたが、入力をしている途中でも、候補となる文字や表現が続々出てくるので、入力はとても楽になるかもしれないという予感がする」と書いた。
Google日本語入力を主辞書機能」
◎ということで、ついについに、決心をして、この4月から「Google日本語入力」を主辞書機能とすることにした。もちろん、この時点では「Google日本語入力」は「ATOK」(2005年製であってさえも)よりも格段使い心地は落ちる。
「継承する方法を知らない」
◎さらには、今まで、「ATOK」で貯めた貯金(語彙登録や提示の優先度や独自辞書などなど)を、「Google日本語入力」に継承する方法を知らない。あるのかどうかも知らない。
「いずれATOKに並ぶほどの使い勝手の良さ」
◎それであっても、「Google日本語入力」を使おうと決めたのは、Googleは「利用者からのフィードバックを受けながら、改良を重ね、その都度それを提供する」企業なので、1年以内にでも、「ATOK」に並ぶほどの使い勝手の良さを見せているだろうと期待するからである。
「無料であることが大きい」
◎それ以上に無料であることが大きいが。であっても、集合知オープンソース的寄ってたかっての幾何級数的な、加速度的な、発展・発達も期待できる。
「使い勝手については今一」
◎そう決心したならば、早いうちに使い始める方が良いと判断し、使い勝手については今一、今二、今三だが、辞書機能は使い続けることによって自然に良くなっていくので、決断した。
ATOKはお役所的責任感」
◎使ってみて始めて気がついたが、感じとしては、「ATOK」の方は、お役所的責任感を持っているように思えるようになった。つまり、正統派辞書としてのプライドと責任感を感じているのではないかと。
「模範的日本語辞書」
◎「ATOK」は、正統派、自尊心、規範尊重、模範的日本語辞書などと、形容されるような辞書イメージを保っている。つまり、正式公式文書を書くにはうってつけの辞書機能である。これなどは、教師や公務員などからの支持者が多いことが関係しているのかもしれない。
「新鮮な驚き」
◎それに対して、「Google日本語入力」で、「カレーうどん」を打ち込むと、カレーうどんのおいしい(?)店がいくつも表示された。これは新鮮な驚きであった。
「奇抜な語彙」
◎このような、入力補助として提示される奇抜な語彙などは、「ATOK」では有り得ない。「Google辞書」は、使用頻度を最優先させているようだから、違う面白さも味わえる。
参考資料⇒「「女たちよ、これは本当なのか?」 世の男たちを震え上がらせるGoogle検索候補」=from"らばQ"
「これだろう候補が次々と提示」
◎打ち込み始めると、関連語彙や「これだろう」候補が次々と提示されてくる。それはそれでありがたいのだが、候補者が余りにも多すぎてそれについつい目を奪われてしまう。
「切り替えができない」
◎打つ作業を止めて、候補者に見入ってしまうことも多々ある。そのような多頻度な一般候補と、個人自分好みの候補との切り替えができない。ただ私が知らないだけなのだろうか。
「使用説明が余りに貧弱」
◎これは私の無知からくるのか、それとも、そもそも「Google日本語入力」にその機能がないのか。それすらわからない。使用説明が余りに貧弱で。という不安も大きいが。
「迷路学習中のマウス」
◎ということで、こうしてみたらどうだろうかと、試行錯誤をしながらの、あたかも迷路学習中のマウスのような心境である。そんなこんなで文章入力や思考に集中できないことも多々ある。
ATOKに里帰りはない」
◎であっても、もはや「ATOK」に里帰りする気は全くない。たぶん、「ATOK」はさっき述べたように、正統派、規範尊重の、模範的日本語辞書としての位置づけを保ち続けるだろうから。
「私が書くのは主にブロク」
◎しかし、私が書くのは、主にブロクであり、正確性と模範とを最優先し最重視する文章ではない。「Google日本語入力」の関連語彙や「これだろう」候補の提示の方が有難いことも多い。
「共存共栄、棲み分け」
◎このようなことを考えると、「ATOK」か「Google日本語入力」かどちらが生き延びるかではなく、生存領域が大きく異なり、共存共栄、棲み分けがなされるように思う。とはいえ、有料と無料との差は大きい。