真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

共存主義、共有主義、共産主義が可能な時代に突入した

「ホワイトノイズ」
◎私はこのブログで、前々回に「「アイソクロニック音」と「ホワイトノイズ」と「音楽療法」の関係」を書き、前回には「「ホワイトノイズ」あれこれの覚え書き」を書いた。
「無料のホワイトノイズの提供」
◎ということもあって、実際に「ホワイトノイズ」の効果を体験しようと思いたった。そこで、無料の「ホワイトノイズ」(自然音を含めて)をあちこち探し回った。
「自分自身で作成?」
◎だが、結局のところ、あまりいいのに出会えなかった。それで、自分自身で作成することも考えた。製作方法などなどを頭の中で思考してみた。
「作ったのを分けてもらう方が」
◎そうこうするうちに、個人個人がバラバラに作るよりも、誰かが作ったのを分けてもらう方が、手間(時間も労力も)いらずだ、と思い至った。「オイオイ」と言いたくなるような結論だが。
「互助主義」
◎誰かが5万円をかけて作って、それを無料か小額で配布すれば、多くの人が助かる(互助主義)。しかし、待てよ。それを配布する手段はどうするのか。
「配布手段」
◎もちろん、昨今ではその配布手段は、ネットインフラである。ネットワーク(網)、交通網、インターネット網、電線網、水道網、下水道網などなど。それらのインフラの整備はもう出来上がっている。
インフラストラクチャー
◎ということで、このようなさまざまな(上下水道や道路などの社会基盤)「インフラストラクチャー」=from"Wikipedia"のきちんとした定義を調べてみた。
「発展に必要な公共施設」
◎"Wikipedia"には、「国民福祉の向上と国民経済の発展に必要な公共施設」とある。さらに、具体的な公共施設については下記に引用。

学校、病院、道路、港湾、工業用地、公営住宅、橋梁、鉄道路線、バス路線、上水道、下水道、電気、ガス、電話などを指し、社会的経済基盤と社会的生産基盤とを形成するものの総称
「成熟社会」
◎西欧や日本のような「成熟社会」とは、このようなインフラ(社会的経済基盤と社会的生産基盤)が整備され、維持されている社会であろう。
「共存主義、共有主義、共産主義、互助主義」
◎このようなインフラが整備された成熟社会では、共存主義、共有主義、共産主義、互助主義は実践実行しやすい。
「インフラ整備がないまま共産主義に入った」
◎逆に、このような多大の投資が必要なインフラ整備がないままに、共産主義に入ったことが、東欧的共産主義社会がダメだった大きな原因ではないか。
「インフラ整備に巨大投資」
◎中国は今このようなインフラ整備に巨大投資することによって、内需拡大が驀進している。ひるがえって、このインフラ整備が進むことによって、生産性も上がっていく。
「好循環の中」
◎中国はまさに今その好循環の中にある、かつての昭和時代の日本のように。北京オリンピックや上海万博はそれを象徴する行事・出来事であろう。
「インフラ整備がひと通り終わった」
◎それに対して、日本はインフラ整備がひと通り終わった。もちろん、最終的完成形はありえないが。そんな折に、民主党が「コンクリートから人へ」とスローガンを掲げて政権交代した。ドンピシャのスローガンに思える。
「コンクリートから人へ」
◎そのことによって、学校という建物「コンクリート」の重視から、精神的(非物質的という意味で)授業内容・指導方法の重視へと向かうと思った。
「精神的医療行為」
◎病院という建物「コンクリート」や設備の重視から、精神的医療行為(専門的技術と人的介護)や研究活動の重視へと向かうと思った。
「利用・活用(システム)の重視」
◎車の走らぬ道路や飛行機の飛ばない空港という建物「コンクリート」の重視から、それらの利用・活用(システム)の重視へと向かうと思った。
「大正解の政策」
自民党時代に作り上げたさまざまなインフラ網。これは自民党政治にとって大正解の政策であった。であっても、成熟し下降線をたどっているのにいつまで同じことを進めるのか。
「新たな命を吹き込むシステム整備」
◎国民は、さらなる「コンクリート」的インフラ網整備よりも、それらに新たな命を吹き込むシステム整備を期待した。それらのインフラを有機的活用するシステム整備を期待した。
「国民一人ひとりが共存主義」
◎日本人が営々と投資して築き上げた公共的な社会的経済基盤と社会的生産基盤としてのインフラ。それらの基盤の上に、国民一人ひとりが「共存主義、共有主義、共産主義」的営みが行えるような段階に到達した。
「容易に安価に迅速に手軽に」
◎日本は、これらの社会基盤を持つことによって、さまざまな営みが、容易に、安価に、迅速に、手軽に、行えるようになった。
「インフラ網の整備事業を売り込む」
◎日本が、これから発展途上の諸外国に対して行うべきは、これらの公共的社会的経済生産基盤の必要性を説いて、官民上げてインフラ網の整備事業を売り込むことである。
「政府という強力な後ろだて」
◎といっても、私が言うまでもなく、日本がこれまでそれをしてこなかったわけではもちろんないが。政府という強力な後ろだてをつけて、トップダウン的に売り込む姿勢が、自民党時代には弱かった。
参考資料⇒「前原国交相、インフラ売り込みに「手応え」 初のトップセールス終える」=from"MSN産経ニュース"
「国家的課題」
◎弱かったというよりも、国内の整備で手一杯だったのかもしれない。これからの日本が国内においてはシステム整備を、発展途上の諸外国に対してはインフラ網の売り込みを、重点的に推し進めるのが国家的課題であろう。
参考資料⇒「国交省:成長戦略会議 「海外インフラ10兆円」 受注目標など提示」