真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

2010年参院選は何が争点だったのか

「投票に行ってきた」
◎私は今日(2010年7月11日)午前10時前頃に投票に行ってきた。早めに行ってよかった。午後から雨が降りだしてやまない。若い頃には、天気であればあるほど、投票日にも選挙よりも遊びを優先させてきた。
「家族を守る責任」
◎しかし、結婚し家族ができると、自分ひとりではない、家族を守る責任があるという自覚が芽生え、投票所へも足を運ぶようになった。
「関心の中心に民主党政権交代
◎前回(2009年)の衆議院選挙では、関心の中心に「民主党政権交代」があった。しかし、今回は、もはや関心の的は、「民主党が政権党としてふさわしいか」という所に置かれている。
「私の投票先は」
◎正直に言って、私は今回、政党としては「みんなの党」に、そして、立候補者としては「新党改革」所属の候補者に投票をした。
「投票日当日に決定」
◎私の住む大阪からは、10人が立候補した。誰にどの党に投票するか決めたのは、実のところ、投票日当日、つまり今日の朝である。Googleの「選挙情報サイト」を見て決めた。
「決定は消去法」
◎決定は、まずは消去法から始めた。その中で絶対に嫌だったのは、宗教関係の候補者(2名)。次に消去したのは芸能関係者(1名)。
「身震いするほどの嫌悪感」
◎私は、宗教が政界に進出して、上から網をかぶせるように教義を広めようとすることには、身震いするほどの嫌悪感を感じる。といっても、私は宗教自体を拒絶するつもりはない。
「期待がもてない芸能関係者」
◎また、芸能関係者については、過去の事例から期待がもてないことが多かったという印象が、私に強く残っている。もちろん、女性で議長・副議長にまで登り詰めた人もいるので、絶対にダメだということではないが。
「私の印象は悪い」
◎しかしながら、ここ大阪では、芸能界から政界へ進んだ人に対する私の印象はとても悪い、私はタコは食べ物としては好きなのだが、特にあの歯ざわりの良さが好きなのだが。
民主党に投票しなかった理由」
◎今回、民主党に投票しなかった理由は、小沢氏(元民主党幹事長)である。彼は、私から見れば、政治家というよりも、選挙マネージャーだと感じる。
「選挙は将棋や囲碁
◎もっと言えば、選挙を、将棋や囲碁のように考えているのではないかとすら感じる。選挙を、駒の配置や打ち方という視点から熟考を重ねている姿が浮かぶ。
「国民の負託」
◎違うんではないか。日本の未来、日本の往く末を見定めて、それを実現するための政策を提言する。そして、選挙によって多数決という信任を受けて実行する。
「選挙で勝つという視点しか」
◎ところが、民主党の小沢氏が政権獲得後にしている内容を見て、次の選挙で勝つという視点しかないように思える。そこから政策が制作される。そんな印象を私は受けた。
民主党に期待できない」
◎だから、小沢氏が強い影響力を持つ限りは民主党にあまり期待できない。菅首相は小沢氏排除をいうが、選挙後にも実現出来ているのかは疑わしい。それを見極めたい。
みんなの党の高い期待度」
◎それに対して、「みんなの党」が、公明党を期待度では上回っているという。私には、公明党は権力擦り寄り政党にしか見えない。参院選後には民主党と連立を組むのではないかと勘ぐられているくらいである。
「中年太りへの減量」
◎それに対して、みんなの党が期待されている理由は、減量(スリム化)である。日本は中年太りがかなり進行している。動きが余りにも緩慢すぎる。その原因が体脂肪にあるのは明らかだ。
「脂肪が体の至る所に」
◎軽やかな動きを邪魔する脂肪が体の至る所に張り付いている。へたをすると、ギリシアが経験したような重病に陥らないとも限らない。
「期待はかなり外れた」
◎その減量を民主党に強く期待したが、期待はかなり外れたし、しぼんでしまった。事業仕分けは好評であったが、民主党の言うほどには脂肪を切り落とすことが出来ていない。
「減量への期待は強い」
◎そのことが、みんなの党の支持率上昇という形で示していると思える。国民の側には、減量への期待は依然として強いことを、これは暗示するのではないか。
「唐突な提案の消費税増税
民主党はさらに悪い印象を国民に与えた。民主党が唐突に提案した消費税の増税。これへの拒否も、「順番が違うだろ」という国民からのブーイングである。
「消費税増税に理解」
◎国民の大半は、消費税増税に理解を示している。私も消費税増税はやむなしだと思っている。たぶん、消費税増税に反対の政党であっても、いざ政権を担ってみると、消費税増税なしには立ちゆかないと悟るだろう。
「減量意欲は冷める」
◎でも、違うんだ。消費税増税が既成事実化してしまうと、減量意欲は急激にたちまちにして冷めてしまう。それはもう火を見るより明らかである。
「消費税増税はあぶく銭感覚」
◎しんどくて憎まれ役の減量を継続的に行うのは余りにもきつい。それよりも余りにも楽すぎる消費税増税は政党にとっては、宝くじや博打でのあぶく銭感覚であろう。
「蓄積した脂肪を絞れ」
◎というわけで、国民としては消費税増税は致し方ないとしても、長年に渡って蓄積した脂肪を絞れるだけ絞ってから論議して欲しいものだと考えている。
「甘〜いケーキを山と積まれる中年太り」
◎減量なしに、目の前に甘〜い甘〜いケーキを山と積もうとする中年太り日本。その辺りの国民の気持ちが、民主党への拒否とみんなの党への期待度上昇として現れていると、私は見る。ということで、今の日本の最大の課題と国民の最大の懸念が読み取れる。