真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

辻元議員の離党表明と社民党の不幸

蓮舫行政刷新担当相」
◎今、女性議員で人気を博しているトップは、蓮舫行政刷新担当相(42歳)であろう。以前は、自民党小池百合子元防衛相(58歳)がいずれは首相(候補)と騒がれていたのに、隔世の感ありである。
追記)自民党から民主党にくら替えした田中真紀子元外相(66歳)の存在感はもはや霧散した。
辻元清美衆院議員の存在感」
社民党福島瑞穂党首(54歳)も存在感は大きいが、同党の辻元清美衆院議員(50歳)の存在感も、特に大阪人に取っては大きい。男性優位社会から女性優位社会へと切り替わっていきつつあると感じる私に取っては、頼もしい存在である。
参考資料⇒(私のブログ記事)「攻撃性(男性優位)社会から協調性(女性優位)社会へ」
「辻本議員が社民党に離党届」
◎その辻本議員が、社民党に離党届を提出したと、記者会見した。その原因や理由を、「辻元氏離党「原則路線」社民に見切り」=from"産経関西"、から引用する。

辻元氏は、離党に傾いたのは今年5月に社民党が連立政権を離脱し、国土交通副大臣を辞任したころからだったと明かした
社民党は原理原則を貫く」
◎以前(2010/07/14)、私はこのブログで「小沢流の選挙戦術が完全敗北」という記事を書いた。そこから社民党に関する部分を引用する。
社民党共産党は原理原則を貫く党なので、原則を当てはめるだけでは応用問題は解けそうにない。今の時代に必要な、今の状況(問題)に即した現実的な回答が出せないのならば、お呼びがかからない
「それだけでは日本を変えられない」
◎辻元氏が、私と同じようなことを述べているので、その部分を、再度"産経関西"から引用する。
「私自身かつて野党として批判や反対の急先鋒に立ったが、それだけでは日本を変えることはできない」
「危機に立ち向かう方法と力量」
◎今の日本で、社民党共産党が伸びないのは、余りにも強く「原理原則を貫く」からである。日本国民に取って今最も必要なのは、目の前に立ちはだかる巨大な危機に現実的に立ち向かう方法と力量である。
「玉突き衝突的な原因」
◎そこで、社民党が与党を離脱し、その結果辻元氏が社民党を離脱することとなった、玉突き衝突的な原因をもたらした、普天間基地問題に話題を切り替える。
「ピラミッドのような普天間基地問題」
◎結果が出てから論ずるのはずるいと思うが、この問題は、民主党にとっては、余りにも手ごわく、ピラミッドのような存在だったのだろう。
民主党の人気を高める役目」
◎だがしかし、この問題は、野党の時代には民主党の人気を高める役目を果たした。皮肉にも、政権党となった今では、民主党の人気をおとしめることとなり、手痛い誤算であっただろう。
「相手の力量の読み誤り」
◎相撲で言えば、「普天間基地問題」は白鵬で、それと取り組む民主党は、相手の力量を完全に読み誤っていたということだ。取り組み前の抱負で、「白鵬を簡単に上手投げで勝ってみせます」と大見得を切ったような感じである。
「手も足も出せない強さ」
◎でも、実際に取り組んでみると、全く手も足も出せない強さだと直に理解した。結局は簡単に寄り切られてしまった。まだしも、あっさりと相手の強さを認めていばよかったかもしれない。
「実力が不知の民主党の力量」
◎であっても、「普天間基地問題」は、国民に対して、期待を持ったが実力の程が不知の民主党の力量を測る物差しの役割を果たしてくれた。
「ありのままの現実の実力」
◎これによって、国民は、民主党を、マニフェストによって異常に膨らんだ期待からではなく、ありのままの現実の実力から評価できる基準を手に入れた。
「不必要な過剰な期待」
◎沖縄に取って申し訳ないが、国民にとっては、ただそれだけのことである。能力的に未知であった民主党の実力を国民は知ることができた。これからは不必要な過剰な期待を抱かずに済む。
「国民が抱いた過剰な期待」
◎「不必要な過剰な期待」ということから、話を過去の社民党(元社会党)や共産党へと向ける。ところで、私が若い頃には、少し前の民主党に国民が抱いたような過剰な期待を反自民勢力に対して持っていた。
「若者たちを動かすエネルギー源」
◎それが若者たちを動かすエネルギー源であった。特に若者は現実よりも夢や期待に強く反応する。しかし、時が經つにつれて、原理原則の社民党(元社会党)や共産党への期待は薄らいだ。
社会主義諸国の疲弊と崩壊」
◎その大きな原因はドイツのベルリンの壁崩壊や、ソ連や東欧の社会主義諸国の疲弊と崩壊であった。日本にとっては、北朝鮮も含まれるかもしれない。
民主党への期待と実力の暴露」
◎「普天間基地問題」で、日本国民が、民主党のありのままの現実の実力を悟ったように。社会主義への期待とソ連や東欧の疲弊と崩壊の関係が、民主党への期待と「普天間基地問題」解決能力(のなさ)の暴露である。
「状況に即した現実的回答」
◎再度繰り返すが、私たちが今求めているのは、「今の状況(問題)に即した現実的な回答が出せ」る政党である。もう民主党に膨らみすぎた過剰な期待を抱かずに済む。
「理想と現実の違い、理論と実践の違い」
◎そのことを、社民党の辻元議員は、与党の一員として、さらに「国土交通副大臣」に就任して、思い至ったのだろう。理想と現実の違い、理論と実践の違いを痛感したのだろう。
参考資料⇒「参院選の直後、辻元議員から相談された」=by田原総一朗from"nikkei BPnet <日経BPネット>"
「理想主義から現実主義に転向」
◎現実の壁と格闘して、理想主義から現実主義に転向した辻元議員に望むのは、以前自民党公明党がそうであったように、「砂糖にたかるアリ」にだけはなってほしくない。そう見られる動きはしてほしくない。
参考資料⇒「社民へ離党届け出した辻元清美氏 「大臣病か」「現実政治家への転身か」」=from"J-CASTニュース"
「辻元清美が離党ではじくソロバン勘定」=from"J-CASTテレビウォッチ"
「精神に太い一本の筋を通し続けてほしい」
◎現実主義であっても、「御都合主義」=from"Wikipedia"にだけはなってほしくない。そうならないためには、心(精神)に太い筋を一本通し続けてほしいことを強く願う。