真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

サラリーマン化した日本人力士が担う相撲に明るい未来はない

◎またまた、相撲が話題にのぼってきた。とはいえ、それは喜ぶべき事態ではないが。私も相撲は嫌いではなかったので、時間があるときにはテレビで見てきた。
参考資料⇒「ヘッドライン | 社会 | 力士ら3人八百長認める メール記載は13人」=from"47NEWS(よんななニュース)"
◎また、このブログでも相撲に関しての話題を取り上げてきた。自分のブログを「相撲」で検索してみると、26本の記事が釣り上がってきた。
◎その内で、相撲を主テーマにしたものを揚げてみると、1)「相撲協会の未来は、社会的責任感と透明性にかかっている」、2)「大相撲存亡の危機の原因はどこから来るのか」、3)「相撲は興行を中止すべきだし、NHKは放送を中止すべきだ」、4)「自衛隊の集団暴行死と角界のかわいがり死」、5)「ゆったりの静=白鵬と、こせこせの動=朝青龍」、6)「すばらしかった白鵬と朝青龍との大勝負」、7)「思考回路の国際化が必要な時期」と、7本もあった。
◎今度の不祥事は長年、疑惑がどりざたされてきた八百長がいよいよ確定した感じである。もはや、言い逃れができそうにない。あれほどの証拠が示されたのだから。
参考資料⇒「3人認めた…八百長「やりました」/相撲」=from"デイリースポーツonline"
◎今回の事件に関して私は覚めた目で観ている。前回の野球賭博事件をきっかけに、もはや私は相撲を見る興味を完全に無くしてしまった。それ以降は相撲を見ていない。
◎今回の八百長相撲は、テレビで言えば、ヤラセである。「やらせ」、「八百長」に関して、以前「やらしいやらせのはびこり」「スポーツの娯楽性とスポーツ性」という記事を書いた。
◎私は、力士のかわいがり死(時津風部屋の力士暴行死事件)あたりから、相撲の純粋性に疑問を持ち、純粋なスポーツ性を疑うようになった。
◎スポーツ性とは、真剣勝負で、スポーツに挑む精神を意味している。一連の記事を読んだときに、親方には、相撲を愛する気持ちがないように感じた。
相撲協会は、相撲を伝統的スポーツと言うが、もはや日本人が主体になって、相撲を担っているとは言いがたい。上位陣は外国人力士が大半を占めている。
◎その根っこには「日本の若者にはもはや相撲への人気がない」こともあげられよう。つまり、上位を狙える実力者が角界に入門をしてこない。
◎日本式の伝統を維持したいのであれば、日本人を中心にした伝統的な相撲を続けたいのであれば、若者を取り込む改革が必要だろう。
◎しかし、相撲愛好家は中高年層が多いので、逆に改革は難しい。多分彼らは古い形式の角界を望むであろう。相撲協会はそこにジレンマを抱えているのかも知れない。
◎その結果かも知れないが、もはや、相撲界に入る若者にとって、人生をかける気迫がないのだろう。日本人にとって、相撲という職がサラリーマン化しているのだろう。
◎以前には、教職がサラリーマン化したと言われてきた。警察官も同様だろう。もはやすべての職業が同列に見られるようになったのだろう、総理大臣も含めて。
◎ということで、一連の角界の不祥事を見てくると、その根っこには、相撲のサラリーマン化があるのではないか。
◎となれば、相撲協会公益法人は辞退するか、取り上げるかすべきだ。公益法人とは、営利を目的とせず、学術、技芸、慈善等の公益事業を行うなどの用件を満たした法人なのだから。
参考資料⇒「【公益法人とは】」=from"社会ニュース : nikkansports.com"
◎日本の伝統的文化を担うという自負が相撲協会にはぜひとも必要である。であるがもはやサラリーマン化した相撲では、フロレスや他のスポーツと同じ土俵で勝負すべき段階に来たというべきである。
◎そうなれば、公共放送の先頭にたつNHKは、絶対に相撲中継を取りやめるべきだ。もちろん、ダイジェスト版までなくせとは言わないが。
◎とにかく、これ以降は、NHKは、他のスポーツと、相撲とを同列に扱うべきである。でないと、相撲はこれからも衰退の坂を転がり続けるだろうから。
◎相撲は国技だと、特別扱いをしてきたことが、相撲界の腐敗を助長してきた可能性は高い。腐った伝統よりも、真剣勝負をする精神性、スポーツ性を期待したい。