真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

上に立つ者は、組織を一つのチームとして、組み立てるべし

今朝(2013/03/01日)、夢を見た。見た後直ぐに目が覚めた。私は、これは覚えておかねばならないと、メモ書きした。その後安心してすぐに寝入ってしまったが。

夢の内容。
『私(現在64歳だが夢の中では多分中学生)が、生徒で、授業中、机の上に漫画の本を置いて、読んでいた。
すると、先生が、突然、「楽しそうやなあ、どんなことが書いたあるねん」と、のぞき込みに来た。
(夢の中の)私は、その時、「この先生良い人だなあ」と、感じた。』

もっと長い話だったような気がするが、記憶はこれだけである。

ごく普通には、こんな場合には、「お前、何しとんねん、授業中やないか!!!!」と、どやされるだろう。
どやされたら、たぶん、その当時の私だったら、恥ずかしさで顔が真っ赤になっていただろう。
でも、どやされていたら、とてもじゃないが、「この先生良い人だなあ」と、感じる心の余裕はなかっただろう。
教師であれ、上に立つ者は、組織(のメンバー達)を一つのチームとして、組み立てていかねばならない。一人の取りこぼしもなく。
まず最初には、部下を、チームの、仲間(心がつながったメンバー)に引き入れることを、最優先の課題としなければならない。
ということを考えると、あの夢の中の先生は、漫画を読んでいる生徒(夢中の私)に対して、最適な対応をしたといえるのではないだろうか。
夢の中の私は、その先生を尊敬したかもしれない。
私は、あらためて、目が覚めてから、この夢を思い起こしていると、この先生が、中学校3年生の担任だった、唐住武彦先生によく似ているなあ、と感じた。
ちなみに、ネットで調べると、同じ名前の先生がおられた。最終的に、同じ市内の高校で、校長されておられた。たぶん、その先生なのだろう。
その先生は、幾分、雰囲気的にも、容姿の面でも、私の好きな俳優の、佐々木蔵之介さんに、似ておられた。
そして、彼は、私が好きなドラマ、「ハンチョウ」の主人公でもある。あの先生は、行動などが、このハンチョウによく似ている。
例えば、担任だった時、クラス内に悪(ワル)だと思われていた生徒がおり、彼は、ラッパズボンを履いて学校に来ていた。
ホームルームの時間に、先生は、彼を前に呼び出して、「なんやこのズボンは!!!」と、言うなり、裾を持って思いっ切りひっぱり、引き裂いた。
彼もあっけにとられたのか、何もしなかったし、何も言わなかった。そして、席に戻った。それ以降、彼は普通のズボンを履いてきた。
先生は、そのように、正義感が強かった。しかる時は、芯から、本気で叱った。
しかし、普段は、生徒には、ざっくばらんに、気さくに接していた。生徒にも、よく話しかけていた。
私の担任だった頃、たぶん、まだ、二十歳台だったと、想像する。子供(15歳の男子)だったので、どれほど目が確かかわからないが。
現実問題として、授業中に、漫画を読んでいる生徒に対して、叱りもせずに、話しかけるだけだということに対して、さまざまな意見があろうと思う。
でも、カウンセリング的には、大成功の事例である。
私は、教師は、学校内で、お兄ちゃん、お姉ちゃん、医師、看護師、警察官、裁判官、カウンセラー、社会人、さまざまな経験者、などなどの役割を、取っ替え引っ替え、その場にふさわしく、果たしていくべきだと思う。
だから、教師は、常に教師を前面に出しておく必要などないのではないか。
なので、夢の中で、「楽しそうやなあ、どんなことが書いたあるねん」と、のぞき込みに来たのは、お兄ちゃんを前面に出したのだと思う。
だから、部外者は、教師が生徒に対して、教師として、行動していない、教師としては失格だと、軽々には、思うべきではないのだと、私は、考えている。
いつ、どんな場合に、どんな面を前面に出すかなど、マニュアルなど、作れないだろう。
経験と、得意な役割と、その場の状況と、相手との掛け合いで決まるのだろう。
先生方、上司の方々、がんばってください。