真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

橋下氏は懐の大きさのないイラチだ

社説:橋下市長再選 市政、空転させただけだ - 毎日新聞
投票率の低さは、橋下市長への消極的な批判票であろう。
橋下改革への期待から60%に達した2011年11月の前回選を大きく下回り、大阪市長選として過去最低(23・59%)となった。(上記から引用)
大阪市長選:当選橋下氏、次点は白票 6万票余が無効票に - 毎日新聞
白票が4万5098票(投票総数の9.04%)。白票の割合は67年の1.79%で、7.25ポイントも上回った。
また、白票の異常な多さも、消極的な批判票であろう。
しかし、この消極的な批判票は、橋下氏への批判票であると同時に、他党への批判票でもあろう。
というのは、橋下氏が仕掛けた闘いに、黙殺という消極的な形でしか応じない、他党に対するいらだちでもあろう。
改革を叫ぶ橋本市に対する、現状維持を目論む他党陣営。しかし、現状は決して良い状況とはいえない。
私の目から見れば、共産党は、もはや現状維持を目論む立派な保守政党である。革新性はみじんもない。
そうなると、今では、一番の革新政党は、自民党なのではないか。自民党のしなやかさには脱帽する。
このままでは、政治そのものへの白票へと進むだろうに。もはや投票者の意思を反映し得ない政治そのものが時代遅れとなろうとしている。
参考0)無党派層38%、3カ月連続で最高更新:日本経済新聞
引用「日本経済新聞社世論調査で、支持政党がない無党派層の比率が38%と、1987年9月の調査開始以来で最も高くなった。」
参考1-1)橋下市長の最も大きな高いビジョンは何なのか - 真 夢人 日記(2013/11/20)
橋下氏の未来に向けたビジョンが見えない。大阪都構想が最終目標では余りにもビジョンが低い。彼には都構想が目的なのか、それとも手段なのか。その辺が私には見えない。
参考1-2)大阪維新の会:岡田府議が離団願を提出 - 毎日新聞
引用「維新の会の考え方、方向性に疑問が生じてきた」
参考2)橋下知事は「自由の女神」か「大塩平八郎」か - 真 夢人 日記(2009/02/19)
そこからの引用。「ただ懸念するのは、彼が府政を途中で放り出して、国政に走ることである。それでは、府政を撹拌しただけに終わってしまう。その場合でも、その跡継ぎを据えてからにして欲しいものである」
2009/02/19に書いた記事であるが、それから5年がたった。どうやら、橋下氏は大塩平八郎で終わりそうである。
橋下氏を見てきて、彼は、わがままなお坊ちゃんで、自分の思うとおりにならなければ、やけを起こして、次から次へと、気が移ってしまうタチではないかとも思える。
参考)(1/2) 橋下大阪市長が「若造」と批判 共産市議が議会で取った態度とは? : J-CASTニュース
つまり、イラダチが思い切ったことをさせるが、長い目で物を見る、懐の大きさはない。彼には育てるという木(気)の長さはない。五年草であったのか。
もう、彼の時代は終わってしまったようだ。
彼を見ると、もう消えてしまったが、潰し屋、壊し屋、小沢一郎氏を思い浮かべる。メディアが持ち上げすぎただけかもしれない。