真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

フリーランスが成り立つ条件がどんどんと整いつつある

東京新聞:残業代ゼロ検討指示 首相「時間でなく成果で評価」:経済(TOKYO Web)
そこから引用。「一定の要件を満たす労働者については、残業代や深夜、休日労働への割増賃金の支払いなどの労働時間規制を適用しない「ホワイトカラーエグゼンプション」」方式らしい。
時間でなく成果で評価ならば、その会社で働く必要はない。自らが作り出して、それを個人に、会社に売り込むほうが、成果が全て自分のものになる。
つまり、この制度は、フリーランスを奨励する方式である。能力や才覚のあるものならば、どこにも所属しないで、つまり、自立して、自らが生み出した成果を売り出すほうがやりがいがあるだろう。
参考)フリーランス - Wikipedia
そこから引用。「特定の企業や団体、組織に専従しておらず、自らの才覚や技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主もしくは個人企業法人」
自立心が旺盛な者、実力能力がある者は、会社にしがみつく必要はない。逆から言えば、自立できない者、能力実力に自信のない者は、このような会社に有利な方式であっても選択せざるを得ないだろう。
参考)「残業代ゼロ」乏しい規制 立場弱い働き手、抵抗できず:朝日新聞デジタル
はたして、そんな人材を雇い続けて、会社に大きなメリットがあるのだろうか。
となれば、これによって、フリーランスが成り立つ条件がどんどんと整いつつある、といえよう。
制度だけでなく、成立条件の代表格が、インターネットである。特に、人脈づくりに欠かせないのが、SNSである。
フリーランスを組織化する動きもあちらからもこちらからも立ち上がっている。ある程度の実績も積まれつつあり、フリーランスを成り立たせる道筋も整備されつつある。
だから、労働時間規制を適用しない「ホワイトカラーエグゼンプション」方式は、フリーランスの増加を促していくだろう。
これは、ますます、転職を容易にし、促進し、労働環境を流動化させる方向へと進んでいくだろう。
こんな中にあっては、ますます学歴は物を言わなくなる。実力、才能、技術、知識などなどの、個人の個性が、即戦力が、重要視されるだろう。