真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

フランスで起きた世界に衝撃を走らせた出来事

世界に衝撃を走らせた出来事、「フランス厳戒下でもテロ防げず 銃声10分、そのとき:朝日新聞デジタル
その時、現場に居合わせていたなら、恐怖のどん底に突き落とされていただろう。私の娘(三女)が、現在、フランスに、ホリディワーキングで滞在中なので、驚きは、強烈なものだった。
亡くなられた人々の家族や親族の方々の悲しみは、胸を裂くものがあるだろうと、お察し申し上げる。
ということで、今日は、それについて考えてみた。
先ずは、私が以前書いた、ブログ記事、「将棋電王戦、「イスラム国」、規模の経済:三題噺 - 真 夢人 日記
そこから引用。
1)「ゲリラ戦法や特攻(敵を巻き込む自爆)戦法は、弱者(少数者)が強者(多数者)と戦うときの常道的戦法でもある。弱者にとっては、強者が用いる戦法で戦っても勝ち目は薄い」
2)「弱者が強者と戦うときには、強者の土俵で戦っても勝ち目はない。相手の弱点を探して、その弱点に向けて闘いを挑むのが、常道である」
さらに、私が以前書いた、ブログ記事、「テロ・ゲリラは戦争形態を変えた - 真 夢人 日記
そこから引用。
1)「アメリカはテロ的な攻撃(ゲリラ戦)をさんざん経験してきたはずなのに、ベトナムで。大規模戦争、攻撃を得意とする強大国に対して、小規模、地域線に持ち込む弱小国。これをやられると戦争はなかなか終わらない。アメリカも学習しない国である、まったく」
2)「ある意味でテロ・ゲリラは戦争形態を変えてしまったのかもしれない。弱者が強者に勝つ有効な手段でもあろう。しかし、強大国は未だに大国的な戦争形態で勝てると信じている」
私は、「文明の衝突」、という言葉を思い出した。それは、
アメリカ合衆国政治学者サミュエル・P・ハンティントンが1996年に著した国際政治学の著作。原題は『The Clash of Civilizations and the Remaking of World Order』(文明の衝突と世界秩序の再創造)」。引用from「文明の衝突 - Wikipedia
そこから引用。
1)「冷戦が終わった現代世界においては、文明と文明との衝突が対立の主要な軸であると述べた。特に文明と文明が接する断層線(フオルト・ライン)での紛争が激化しやすいと指摘した。記事の多くはイスラム圏、ロシアについて」
2)「現在の不平等な文明の政治的地位は平等なものへと平和的に是正し、西欧文明と非西欧文明の衝突を予防する努力が必要であるだろう」
3)「ただしこれらの原則や政策は現状から考えて実施することは大きな困難である。しかし世界平和を求めるためにはそれまでとは異なる文明に依拠した政治秩序が必要であると結論する」
席巻するヨーロッパ文化や思想。方や、未来が見えない人々。そんな人々によるやけっぱち的行動。私に、「窮鼠、猫を噛む」、という言葉が思い浮かんだ。
席巻するヨーロッパ文化や思想を持つアメリカでも、銃乱射事件が頻発している。内部においても、分裂している。日本でも、車や刃物を使っての無差別殺傷事件が何回も発生している。
一国の中でも、分裂対立している。しかし、分裂対立がダメなのではない。有って当然のことなのである。ただ、殺し合い、破壊し合い、潰し合いに、終始することが、ダメなのだ。
何故、「イスラム国」に、共感する若者達が、次から次へと現れるのかを、もっともっと、真剣に考えるべきではないだろうか。
参考)「乙武氏「テロ組織の主張に耳を傾け、対話の扉を」 「話してわかる相手か」「薄っぺらい理想論」と猛反発 : J-CASTニュース
参考)「【現地リポート】無差別テロ、それでも希望の光を灯し続けよう | 木村正人 | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
参考)「(インタビュー)イスラム過激派の系譜 パリ政治学院教授、ジル・ケペルさん:朝日新聞デジタル
参考)「CNN.co.jp : パリとベイルート、2つのテロが浮き彫りにした偏向に失望感 - (1/2)

文明の衝突

文明の衝突