真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

evernoteからkeepへと心替わり

私は、情報の貯蔵庫として、2009年1月以来、"evernote"を使って来た。今までに約19000項目ほどをそこに保存してある。
時間の利用方法として、もの書きをと考えていたので、脳関連、心理学関連、新聞の切り抜きを、貯め込んでいた。
リタイアしたので、たっぷり時間があるから、今まで別の場所で保存していたものを、せっせせっせと、移し替えた。
なのに、創作意欲の方が萎えてしまった。それらの情報を使って何かを書こうという目論みは、何時しかみごと霧散してしまった。
ということで、今では"evernote"自体でさえほとんど利用していない。リタイアした身では、あまり活用する機会がないし、これから先もおそらくないだろう。
つまり、今では、ブログていどしか書かなくなった身としては、"evernote"のような、多機能で重いソフトウェア(アプリ)は、逆に使いづらい。
当初は、多機能なので、便利だろうと採用したが、その重さにうんざりしてしまった。残念ながら、大は小を兼ない。
注)この重さへの改善は相当進んだようであるが、私の方に使う動機が軽々と飛んで行ってしまった。
実は、"Windows"の使用をやめて、"android"に乗り換えたのも、同じ理由からである。さらには、「一太郎」と別れたのも同じ理由からだった。
ライトユーザーの身では、高機能、多機能の製品は、逆に、とても使いづらい。しかも、高いと来れば、とても手を出そうという気にはならない。日本の製品メーカーは知るべきである。
それと同時に、長年使い続けた、"ATOK"ともおさらばした。「一太郎」に付属していたので、使っていたが、「一太郎」を買わなければ、"ATOK"を単品で買わねばならない。
だけれども、"ATOK"のような日本語入力システムソフトが、無料で配布されているのだ。"ATOK"後のデスクトップ時代には、Google日本語入力を利用していた。これで充分だった。
"evernote"を捨て、"Windows"を捨て、「一太郎」を捨て、"ATOK"を捨て、さらには、デスクトップを捨て、タブレットを採用したのも同じ動機からだった。
高機能、多機能の製品が、便利にしようとすればするほど、ライトユーザーの身には、不便になって行く。
そんな折りに、出会ったのが、Googleの"keep"であった。これには、デスクトップ時代にすでに出会っていたのだが、その頃は、あまり活用していなかった。
活用しなかったのにはわけがあった。タブレットに替えてから、タブレットはすぐ開けられるし、どこへでも持って行けるので、普段使いのメモ帳として使える、とわかった。
家の中にあっては、何時でも、開いて書き込めるメモ帳になった。デスクトップ時代にはあまり使っていなかった理由は、それにあった。メモ帳に絶対必須は、即今である。
"keep"は、少機能のメモアプリである。それであっても、色分けあり、タグ(ラベル)付けあり、アーカイブ機能あり、共有機能あり、文字・音声・画像記録あり、リマインダー機能あり、リスト作成機能あり。
これも、いずれ、要望の嵐に遭遇して、多機能化、高機能化して、私のもとを去って行くのだろうか。
そういえば、多くの製品やソフトが、もてはやされた後、大企業病を煩った末に、この世を去って行った。
同じ理由から、今続々と、家電系企業が、臨終の間際をさ迷っている。