真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

格安スマホと高級スマホの決定的違いは...

私は、以前、このブログで、「freetelのsamurai-miyabiを購入しての感想 - 真 夢人 日記」、という記事を書いた。そこから引用。
格安スマホとして、freetelのmiyabi(雅)の性能に関して、
「価格が実質2万円弱(ポイントを考慮すれば)、カメラの画素数が1300万、勿論simフリー(二枚刺し)、5インチ画面、2GBメモリと32GB内部ストレージ、クワドコア、取り外し可能バッテリ(つまり、取り替え可)、などなど」
それに対して、それまで使っていたスマホの、aquos-phone-203shの、メインカメラは、約 1630万画素である。
素数に関しては大きな違いはないので、カメラ機能に期待していた。しかし、私にとっては大きな違いを感じてしまった。
話しを戻すと、freetelのmiyabi(雅)の価格は、2万円弱、それに対して、aquos-phone-203shの方は、9万円弱(勿論、これは定価での話し、実売価格は、1万5千円弱)。
この大きな価格差(定価どうしの)は、どこから来るのか全くわからなかったが、使ってみて、その一端を知ったように感じる。
雅のハードウェア面の性能は、なるほどなあ、と言えるレベルではあるが、それ以前に使っていた203shに比べると、ソフトウェア面での低さを痛感する。
例えば、待ち受け画面での、操作性。雅は、余りにもそっけない。203shは、独自に開発したソフトウェアを組み込んで、操作のしやすさ、広いカスタマイズ余地を提供している。
もっともがっかりしたのは、カメラ機能の、ソフトウェア面での、レベルの低さであった。ハードウェア面での性能に余り違いはないようだが、ソフト面での違いには落胆してしまった。
203shで写真を撮っていたときには、ほとんどの場合に、オート(お任せ)で十分満足できるレベルの画像が得られた。
それに対して、雅では、オートで写すと、これでは駄目だと思える画像が多い。なので、マニュアル(手動)で、場面に合うメニュー(風景、露光:+1、など)を選ばなければならない。
高級なスマホでは、ここをソフトウェアが担当するのだろうと思う。このようなソフトウェア面でのレベルの低さが、いろいろと見えて来る。
ハードウェア面での性能は、中級あたりでも満足できるレベルに達しているのだろうと思うが、そのハードウェア面の使い勝手、使い心地を高めるのが、ソフトウェア面なのだろうと、痛感した次第である。
また、ここから、機械対人間の決定的違いは、今のところ、この差、ハードウェアとソフトウェアの差。プロとアマチュアの差。専門家と素人の差。
これから言えることは、ますます人間の、機械に対するソフトウェア面(機械を最大化、最高化、最良化する能力)のレベルアップが、教育の課題となるのだろうと思う。
また、今話題になっている、ホンハイ(創業1974年)による、シャープ(創業1935年)のあのような高額での買収も、シャープが持つ、ハードウェアよりもソフトウェア(人材、技術、特許、ノウハウ、ソフトウェア、などなど)が欲しいからであろう。
最先端の製品作りは、簡単であっても、そこに組み込むソフトウェア作りは、一朝一夕にはいかない。蓄積が物を言う。格安側は、たとえ、外注してソフトウェアを購入しても、数字として表わせないような部分には、お金をかけたくはないだろう。
数字で表わせられるハードウェアと数字化できないソフトウェア。日本の教育は、数字(科学、技術、知識)の方にばかり目が向いている。特に、偏差値という数字一辺倒である。日本がソフトウェア面で負けるのも致し方ないか。