真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

自民党への逆風

私は、以前、このブログで、「私に見えた、さまざまな分野における潮目の変化。 - 真 夢人 日記」、という記事を書いた。そこから引用。
1)「集団的自衛権に関していえば、それへの民意が、自民党推薦の学者による、集団的自衛権への違憲宣言によって、正にその瞬間に明確になった。つまり、「やっばり、そうなんだよな」、という納得が得られた瞬間だった。稀有な程、明確な瞬間だった」
2)「日本の民主主義に潮目の変化があったように感じられる、動きがあった。これまでそうだったような、消極的、受け取るだけの、投票日だけの、間接民主主義から、積極的、勝ち取る、随時表明する、直接民主主義へと、潮目が変わったのではないだろうか。
今までは、政党色の強い運動が多かったが、政党色のない、普段着的意思表示が加わりつつある。その潮目が、SEALDsの出現や若い女性、既婚女性による意思表示である。
あるいは、多くなってきている、住民投票の実施。これは、自治体レベルでの、直接的民主主義の増加ではないだろうか。トップダウンの行政から、ボトムアップの行政へと移行する流れかもしれない」
これは、室内に撒かれたガソリンが、気化して充満しているところに、火だねが、放り込まれた瞬間である。やっばり、そうなんだよな、という納得が得られた瞬間である。
参考)「室内など密閉された空間で火災が生じ不完全燃焼によって火の勢いが衰え、可燃性の一酸化炭素ガスが溜まった状態の時に窓やドアを開くなどの行動をすると、熱された一酸化炭素に急速に酸素が取り込まれて結びつき、二酸化炭素への化学反応が急激に進み爆発を引き起こす」:「バックドラフト
そのことによって、サイレントマジョリティが、声を上げはじめた。その声を上げる場所が、ネット、SNSという広場、である。
注)「サイレントマジョリティに表現の場所を提供するという面では、ネットは民主主義促進剤でもある」
その声を、今度は、大手メディアが、取り上げる、という流れになっている。
今回の、民主党の山尾議員が、取り上げた、「保育園落ちた、日本死ね」、というブログ記事は、このお母さんの気持ちを、端的に表現している、秀逸な言葉である。私は、俳句的表現だなあ、と感じた。
参考)「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」、という手紙を思い出す。
今年の流行語大賞に選んで欲しい素晴らしさだと感じた。このインパクトのある表現が、多くの人の心に、火をつけたのだろうと思う。
内心で思っているが、声に出して言わないサイレントマジョリティの気持ちに、火種を投げ掛ける言葉によって、声を上げる、行動として表明する、という流れが、生まれ始めている。
例えば、集団的自衛権への違憲宣言によって、SEALDsという若者達が立ち上がった。例えば、「保育園落ちた、日本死ね」のブログで、お母さん達(特に、若い女性達)が立ち上がった。
これは、投票日だけの間接民主主義から、積極的、勝ち取る、随時表明する、直接民主主義へと、潮目が変わった、ことを意味する。
となれば、選挙の時だけを意識する、これまでの政治家の意識改革が絶対に必要だと感じる。
特に、自民党の政策は、サイレントマジョリティの気持ちとの乖離が大き過ぎる。
参考)安倍官邸を苛立たせる、補欠選挙の「ある調査結果」(鈴木 哲夫) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)