真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

山彦、暗闇の恐怖、応答性、フィードバック

[山彦]
◎山彦(エコー)。誰もが経験したことがあるだろうが、大きな声で叫べば、大きな声が帰ってくる。長く伸ばせば、長い間帰ってくる。誰か一人が始めれば、我も我もと後に続く。
[暗闇の怖さ]
◎暗闇での不安。暗闇の怖さは格別のものがある。完全な暗闇ではどこを見ても何も分からない。分からない怖さは苦しいほどだ。これは求めるものが何も返ってこない悲しさに似ている。
[秋葉原で17人が殺傷される事件]
◎昨年6月、東京秋葉原で17人が殺傷される事件が発生した。犯人の男は、犯行直前まで携帯電話でネットへ書き込みを続けた。
[約1000回もの書き込み]
◎彼は、携帯サイトの掲示板へ約1000回もの書き込みをしたという。掲示板へ書き込みをするも反応がない、フィードバックを受けられない。それがためか、次第に孤立感・孤独感・疎外感がつのった。
[大きな山彦を期待?]
◎もしかすれば、殺人予告という過激な言葉を社会に向けて投げ込めば、大きな山彦として返ってくるのではという期待があったのかも知れない。
[演出と主演]
◎演出と主演の両方を自分でしながら、気持ちを高ぶらせたのだろうか。相撲で仕切り直しを繰り返す間に、気持ちを高ぶらせるように。
[約30回のメッセージ]
◎「秋葉原で人を殺します」と打ち込んで、犯行予告を行なった。そのあとも犯行現場への到着まてに約30回のメッセージを書き込む。
[ラベルのボレロ]
◎私は、この自分の文章を読み返して、頭の中に音楽が流れてきた。ラベルの「ボレロ」だ。単純な繰り返しによって、心臓の高鳴りが徐々に大きくなる。余りにも有名な曲だ。
[シカトは強烈な精神的暴力]
◎いじめとしての無視。子どもの間では、肉体的暴力以外のいじめとしては、「無視」「シカト」が強烈な精神的暴力として使われる。これは大人であってもダメージはきつい。
[輪からの締め出しは精神的死]
◎家族という輪から学校集団というさらに大きな輪に入る時期に、輪からの締め出しは精神的死すら招きかねない。奈落に突き落とされたような恐怖と、孤独と、絶望とに飲まれてしまう。
[子どもは依存対象が不可欠]
◎生まれたての子どもは依存対象がいなければ生きてゆけない。愛情のない世話でも生きながらえられるが、精神的発達に大きな障害が発生する可能性が極めて高い。
[人はパンのみに生きるにあらず]
◎人間はただ物質的に生きているだけでは、満足できない。精神的な糧がどうしても必要だ。キリストは、「人はパンのみに生きるにあらず、〜」と言った。
[書いた記事への反応]
◎私は、ブログに投稿している。書いた記事への反応が知りたくて、Google解析を利用している。それが継続する心の拠り所となっている。アクセス回数やどの記事が反応が良かったかをおぼろげながらも分かる。
[徒労感]
◎充実感と徒労感。努力したことが全く無駄たったことが判明したときには、徒労感を味わう。徒労感とは、精神的な虚しさや疲れである。
[疲労感]
◎充分寝たけど疲れが取れないだけならば、疲労感という。疲労感とは肉体的な疲れである。
[肉体的な生をも拒絶]
◎徒労感という精神的むなしさは、肉体的な生をも拒絶してしまうことが多い。日本人は先進国の間で、飛び抜けて自殺者が多い。
参考資料→(私のブログ)「日本の殺人死亡者数と交通事故死者数と自殺者数と」

日本では連続10年自殺者数が3万人を超えている。日本のこの自殺率は、先進国中第1位であり、世界101カ国で見ても第9位である。このように日本は欧米先進国と比較すると世界1の自殺大国である
[応答性、フィードバック]
◎応答性、フィードバックを求める段階。私はフィードバックがなければ、むなしさ、無意味さを感じて、何事にかかわらず、続けられない。
[自己実現(欲求)段階]
◎しかし、自己実現(欲求)段階に達すると、人は他人からのフィードバックが無くても続けられる。あるいは、自己実現事態では、他人からのフィードバックではなく、自分の気持ちに添って動ける。
[遊べる唯一の生き物]
◎私は以前(2008/07/06)「みなさん、砂遊びしていますか」という記事をこのブログに書いた。また、「人間は大人になっても遊べる唯一の生き物」(2009/06/18)という記事も書いた。
[内面から湧き上がる創作意欲]
◎自分の内面から湧き上がる創作意欲に従って、行動する場合である。この段階では、他人からの反応は副次的なものとなる。自分の強い信念に従って動ける。
[自分の強い信念に従って動く]
◎時には、誰かが、「自分の強い信念に従って動く」結果、彼の歩いた後には、犠牲者が列を成すという事例もなきにしもあらずであるが。