真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

攻撃性(男性優位)社会から協調性(女性優位)社会へ


[男性優位から女性優位へ]
◎時代は、攻撃性(男性優位)社会から協調性(女性優位)社会へと緩やかに移行し始めている。
注)写真は「Wikipedia」から借用。
[母性原理]
◎母性原理は、「包含する」機能によって示される。それはすべてのものを良きにつけ悪しきにつけ包みこんでしまい、そこではすべてのものが絶対的な平等性をもつ。
[父性原理]
◎それに対して、父性原理は、「切断する」機能にその特性を示す。それはすべてのものを切断し分割する。主体と客体、善と悪、上と下、などに分類し、子どもを能力や個性に応じて類別する。抜粋引用from「母性原理と父性原理」=from"NPO法人 楽しいモグラクラブ"
[分解機能と結合機能]
◎私は、宇宙が持つ基本原理として、「分解機能」と「結合機能」があると感じている。「分解機能」は「切断する」父性原理であり、「結合機能」は「包含する」母性原理である。
[母性原理優位への転換]
◎攻撃性(男性優位)社会から協調性(女性優位)社会へと移行するとは、「切断する」父性原理優位から「包含する」母性原理優位への転換である。
[ネット世界は母性原理優位]
◎ネット世界は、新参者であるが故に、「包含する」母性原理優位で動いている。共有主義、フラット化、無料、オープンソース、などなどはどう考えても、母性原理から発想されていると見える。
[ゆるキャラ]
◎テレビでも、「ひこにゃん」(マスコットキャラクター)に代表される「ゆるキャラ」系がもてはやされる。「ひこにゃん」の人気はいまだに健在である。
参考資料→「ゆるキャラ」(fromWikipedia)
[草食系]
◎また、「草食系」男子という言葉が飛び交う。これなどは、攻撃性よりも協調性を優先させるタイプであろう。協調できそうにない相手に対しては、攻撃よりも、距離を置く。これは草食動物が肉食動物に取る態度である。
[女性っぽさが売り]
◎タレントでも、「イッコー」、「はるな愛」、ちと不気味さを感じるが、「美輪明宏」などなどが、もてはやされている。彼らは、「草食系」男子とは一味も二味も違うが、女性っぽさが売りである。
[少々孤高の優美さ]
◎あるいは、ネコが可愛い対象としてもてはやされている。ネコは、攻撃性とはほど遠いが、協調性ともまた違う味がある。少々孤高の優美さをただよわせる貴婦人(?)。
[三毛猫たま]
和歌山県紀の川市和歌山電鐵貴志川線貴志駅において駅長を勤めている雌の三毛猫「たま」は全国的に有名になっている。
参考資料→「たま (猫の駅長) 」(fromWikipedia)

[有田秀穂教授]
◎それから、有田秀穂教授は、座禅のさまざまな効能が、セロトニン神経の生理作用とよく対応するという理論を展開している。
[セロトニン神経]
セロトニン神経は、二つの神経(ノルアドレナリン神経:ストレス[不快]の神経/ドーパミン神経:快の神経)を制御するという。快と不快、好きと嫌いが行き過ぎないように、上から制御する働きがセロトニン神経である。
[禅僧の平常心]
◎これが最近数年大きく取り上げられている。有田教授はセロトニン神経を鍛えることによって、禅僧のようなタイプ(平常心)が出来上がるという。攻撃的ではないが、不屈の精神を秘める内面的な強さを持つ精神の人である。インドの「ガンジー」のような。
[揺り戻しとしての女性優位社会]
◎私は、母性原理が行き過ぎるのもダメであり、融通無碍な中庸がいいと思える。今までの数千年間は、攻撃性(男性優位)社会だったから、その揺り戻しとしての協調性(女性優位)社会へ緩やかな移行は歓迎すべきだと思う。
参考資料→「マーケティングの常識が変わった!? モノが売れない時代に『社会貢献』が売れるワケ|『社会貢献』を買う人たち」=from"ダイヤモンド・オンライン"
「オバマ大統領のノーベル平和賞受賞は、本人も大変驚き、そして「まだ何もしていないじゃないか」という批判もたくさんある。  しかし今、私が大変興味を持っているのは、力による押さえ込みから協調による治安維持へと、オバマさんがまさに「チェンジ」した、そのことを評価し、また元に戻るなという一種の縛りをノーベル賞によってかけていること。」