真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

「アイソクロニック音」と「ホワイトノイズ」と「音楽療法」の関係

「アイソクロニック音」
◎今日「騒がしい環境で集中やくつろぎを得るためのアイソクロニック音」=from"日経ビジネス Associe(アソシエ)"を読み、聞き慣れない言葉、「アイソクロニック音」に興味を引かれた。
「脳波誘導音」
◎それで早速グーグル検索を試みた。まだ"Wikipedia"には掲載がなかった。探す内、「Inanna's temple: 無料ブレインウェーブ」というサイトに行き着いた。そこで、実際の音を聞いてみた。雑音に近い。
参考資料⇒「脳波誘導音」
バイノーラル録音
◎とはいえ、そこのサイトが提供する音は、「バイノーラル、モノラル、アイソクロニックといった手法を用いて製作した脳波誘導音」で、純粋な「アイソクロニック音」ではなさそうである。
注)「バイノーラル録音」=from"Wikipedia"/「バイノーラル」については後で紹介する。

ステレオヘッドフォンを使って再生すると、あたかもその場に居合わせたかのような臨場感を再現する意図で考案された(録音方法)
「うるさいホワイトノイズ」
◎それを聞いていて、「ホワイトノイズ」=from"Wikipedia"の"うるさい版"ではとも感じる。
「ホワイトノイズの効果」
◎ということで、次には、「ホワイトノイズ」をググってみた。そして、「安眠や耳鳴りにも効果的、リラックスを誘発するホワイトノイズのジェネレーター | コリス」というサイトに行き着いた。そこからの引用。
ホワイトノイズはテレビの砂嵐時のような音で、下記のような効果があると言われています。安眠のサポート/プライバシーの強化/集中力のアップ/耳鳴り対策/偏頭痛対策/サウンドシステムの構成の設定
「集中やくつろぎを得る」
◎この引用文からもわかるように、「集中やくつろぎを得るためのアイソクロニック音」と、効果という面ではそう大きな違いはなさそうである。
「マスキング」
◎私は、「騒がしい環境」の中でという言葉から、「マスキング」という言葉を思い浮かべた。ということで、さっそく「マスキング」をもググってみた。
音響心理学
◎そうすると、「音響心理学」=from"Wikipedia"というサイトに行き着いた。そこから引用。
通常なら明瞭に聞こえる音が、別の音でマスクされて聞こえなくなることがある。例えば、バス停留所での会話は、騒々しいバスが行過ぎる時には全く不可能になる。このような現象をマスキングという
「マスキングではない」
◎しかし、「アイソクロニック音」や「ホワイトノイズ」を聞く限りでは、それらは「騒がしい環境」音を「マスキング」するというのでもなさそうである。
「注意を切り替える」
◎では何をしているのだろうか。私の単なる想像であるが、「騒がしい環境」音から「アイソクロニック音」や「ホワイトノイズ」へと意識・注意を切り替えることによって、集中するのだと思える。
音楽療法
◎といっても、もちろん、「アイソクロニック音」や「ホワイトノイズ」自体にも単独でも効果がある。それを「音の共鳴 共振 同調作用 音楽療法 QLE」サイトでは次のように言う。
音楽のリズムやテンポに人間の呼吸や心拍数が影響を受けることが判明しています。これは、音楽が人間に一方的に影響を与える同調作用です。これが、音楽療法の最大のメリットです
「心身の健康の回復、向上」
◎ということで、次には「音楽療法」=from"Wikipedia"に行き着いた。そこから引用。
音楽を聞いたり演奏したりする際の生理的・心理的・社会的な効果を応用して、心身の健康の回復、向上をはかる行為。歌唱や演奏を行う能動的音楽療法と音楽を聴くなどの受動的音楽療法の2つに分かれる
音楽療法で脳を活性」
◎さらに、「音楽療法」の脳へ与える効果について、「音楽療法で脳を活性 | 音楽療法」から引用。
左右から入る直接の音波ではなく、その差異であるバイノーラル効果音をキャッチすることを、パイノーラル効果と言います。 右脳と左脳が互いに連携する必要があり、左右で協力しバイノーラル効果音に集中する過程で脳が活性化する
「脳全体が一つのことに集中」
◎左右別々に働いていた大脳半球が、音楽(バイノーラル効果音)に注意を向けて、同調、共鳴、共振、連携、協力する、脳全体が一つのことに集中するという効果(脳が活性化)が生まれる。
「集中とは集中と選択」
◎なお、集中とは、集中と選択が行われる。つまり、必要な情報や機能に絞り込み、不必要な情報や機能を排除する。特に、この排除の能力レベルが高いことを要求される。
追記)好きなことには誰でも集中できるが、そうでないものにも集中するには、高い排除能力が要求される。
「デフォルトネットワーク」
◎ちなみに、私は「デフォルトネットワーク」という言葉も思い浮かべた。そのサイトから引用。
「ぼうっ」と考えるとも無く考えてる時に「デフォルトネットワーク」と言うのが働いているそうです。一生懸命考えている時はお休みしてる
「初期ネットワーク」
◎さらにググって見つけたサイト「デフォルト・ネットワーク | 脳内レイヴ→知宙ダイブ=地果グルーヴ」ではそれを次のように説明している。
健康な人が空想するとき、脳は目標を持った課題に占有されておらず、脳皮質の特定の繋がった領域で構成される初期ネットワーク(default network)が活動します。初期ネットワークは新しい課題に向けて脳をスタンバイさせておく働きを有する
「脳のアイドリング=アルファ波」
◎これらを総合すれば、「デフォルトネットワーク」は、車で言えば、「課題に占有されて」いない「アイドリング」状態。脳波的に言えば、「アルファ波」優位状態。
「二種類の集中」
◎1)能動的積極的「一生懸命考えてたり、働いたりしている」集中と、2)受動的「アイドリング、アルファ波」集中があると、私は考える。
参考資料⇒「二種類の集中力を使い分けよう」(私のブログ記事)
「瞬時の切り替え」
◎そして、能動的集中(一生懸命)から受動的集中(デフォルトネットワーク)へ、逆に受動的集中から能動的集中へと、瞬時に切り替えられる訓練に、「アイソクロニック音」、「ホワイトノイズ」、「音楽療法」が効果的ではないかと思える。