真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

自分の人生を振り返っての自己分析

今日のテーマは、「自分の人生を振り返っての自己分析」だが、私も66歳なので、そろそろ、自分の人生を振り返ってもおかしくない年ごろだろう。ということで、今日は自分の人生の振り返り。
注)前を向かなくなった者は、下を向くか、後ろを振り返る。空の巣症候群か。
私が自分の人生を前を向いて歩み出したのは、30代前半頃からである。それまではなんら明確な目的・目標もなく、ただただ日々を楽しむ生活を繰り返していた。しかも、そういう自分に何ら疑問を投げかけることもなかった。
そんな私が、人生に向き合ったのは、「人(実際には子ども)の成長はどのように進むのだろうか」という疑問をいだいて、カウンセリングを学びたいと、仕事をやめた時からだった。
注)そのきっかけとなった出来事は、信じてもらえないようなものだった。
1)ある冬の夜、こたつの中でうとうとしていたら、突然隣の部屋が真っ暗になり、そこの空中に巫女さんがすっくと立った。その瞬間私は金縛りになり、その巫女さんが私の胸を目がけてすぅ〜降りてくる。あまりの怖さに目をつむると、ストンと気絶してしまった。
2)ある時職場で課題として原爆の詩を読まされた。声を出して読んでいる最中に、私の中で、あぶくが背骨を伝って浮き上がってきて、胸(心臓)のところでパチッとはじけた。その瞬間、私は嗚咽していた。でも、その嗚咽を、何故嗚咽をしているのだろうと、感じているもう一人の私がいた。嗚咽をしている私と、それを不思議に思っている私(この私を自分だと感じていた)と二人いた。そして、その時から、私は原爆の詩で嗚咽をした私と同じレベルに達したいと願うようになった。
しかし、ほどなく、カウンセリングを職として生きていけないという厳しい現実を知った。でも、その疑問を捨てることはできずに、捨てる気にもならず、図書館の本を読みあさることで解答を求めて進めていった。
多分、本は4千冊(人生を通しては5千冊)は読んだと思える。そんな過程から、「人の成長」への疑問から、いつしか「宇宙の変化原理」への疑問へと広がっていった。
その結果、私が見いだしたのは、これだった。
"森羅万象は、「トーナメント形式システム」 "(2010/01/21)、
"宇宙原理としてのトーナメント形式"(2010/01/22)、
注)両方共、このブログ(真夢人日記)内で提示している。
その結実がこれである。"Amazon.co.jp: 宇宙原理があなたの中を貫流する 電子書籍: 真夢人: Kindleストア"
注)"無料で電子出版しました"(2007/04/06)で、「私は2006年1月に電子出版をしました」と述べた。この頃にはまだ"Kindle store"は存在していない。原稿を書いたのは更にもっと以前だったが。
この題名は、「人の成長」と「宇宙の変化原理」との両方を含めたいので、このような命名となった。
そのことを、"私が長年追い求めてきたもの"(2014/10/30)で述べた。
私の人生の中でのもうひとつの課題が、子育てであった。私は、今の時代は、専門家の時代だから、子どもたちには、「手に職をつけてほしい」と願い、実際にも子どもたちにはそう話していた。
自分の子どもたちの成長(子育て)については、"時代は国境を越え行く"(2014/11/13)で述べた。
私のこれまでの人生を振り返ってみると、私の心を強く捉えていた課題は、1)「人の成長」「宇宙の変化原理」を見出すことと、2)「子育て」だったなあ、と思えてきた。
この二つの課題をやり終えた今となって、この後に残っている私の人生で、私は新たな課題に出会うのだろうかと、今は心の空白を感じている。
注)心の空白といえば、私はこのブロクで、2011/03/10に記事を書いてから、2012/04/26まで、書けないでいた。再開後、半年ほど立った頃(2012/09/05)に、"64歳になった今感じていること、思っていること"の中で、
「3.11前後くらいから、私の人生観の方向が転換していきだした。それまでは、社会への関心や意識が強かった。このブログへも、週に2〜3回は、更新してきた。そして、600回(これが624本目)を超えてしまっている。だが、その頃から、異なる方向へと意識が向かい出した。私自身も自らがどこへ向かおうとしているのかがわからなかった。最近その向かう方向が、自然(Nature)だなと思えてきた。自然の懐にゆっくりやすらぎたいという気持ちが強くなってきた。最終的な安らぎは、母なる大地に抱かれて眠りにつくことだろう。生きとし生けるもの全てにとっても。自然の懐でやすらぎたいは、その前段階だろうか」と書いていた。
参考)「最終目標の解脱に向かって人生を「学生期」「家住期」「林棲期」「遊行期」の四つの住期に分け、それぞれの段階ごとに異なる目標と守るべき準則を既定したものである。インドのヒンドゥー男子に適用される理念的な人生区分」引用from"人生後半の生き方 〜家住期から林住期へ〜 — 『我逢人』 blog “gahoujin” — Medium"
とはいっても、今、主に私が興味を感じているのは、旅行、ハイキングなど、行動を伴う遊びである。また、バイクツーリングやサイクリングも、実践している。一言で言えば、行動的な遊びである。
というのは、私の、30代なかば以降は、主に、家庭の中で課題をこなすという、人生を過ごしてきた。外に向かっての行動的な遊びに強く心惹かれるのは、その反動からなのだろうか。
だけれども、私の人生で、30代前半までは、ほぼ遊びで人生が展開してきたようにも思える。だから、本当は、今は子ども返りなのだろうか。