真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

コロナが促進させる、固定から移動へ

コロナが世界を大きく変えつつある。その一つとして、「固定から移動へ」という変化が挙げられる。勿論、これは、コロナが変化を産み出したのではなく、それ以前から動き出していた。だが、コロナがその動きを加速させたといえる。ソーシャルディスタンスがキーワードとなった。

もうかなり前になるが、電話機が、固定から移動(携帯)へと切り替わった。パソコン(コンピュータ)も、固定から移動(携帯)へと比重が移った。共に、情報機器である。つまり、情報の持ち歩き。

会社(オフィス)で働くことから、テレワークという、固定(オフィス)から移動(自宅やその他)へ、働く場所が移動した。
これは、つまり、テレワークは、場所の移動に留まらず、仕事の外注化へと行き着くのではないか。つまり、フリーランス化へと行き着くのではないか。
会社で生まれた仕事を、会社内で処理するのではなく、外へと移動させる。人も、職場も仕事も、固定から移動へという流れが加速するだろう。
参考)「社員全員「業務委託」にした会社に起きた変化」

次に、商店の固定から移動へという流れが加速するのではないか。既に、商店街はシャッター街に変貌して久しい。
例えば、今続々と誕生しているのが、キッチンカー、である。店に来てくれないのならば、人の集まる場所に出向く。イベントに、夜店に、祭に、出向く。

固定の実店舗は、個人のスマホの中に移動した。つまり、ネットの仮想店舗へと切り替わった。消費者からすれば、家から一歩も外に出ることなく、欲しい品物が手に入る。

配達が益々盛んに成りつつある。Uber Eats(ウーバーイーツ)や出前館が頻繁にCMを流す。食べ物も家から一歩も外に出ることなく、欲しい料理が手に入る。店へ食べに行くから料理が家まで移動して来る。

教育分野も、テレラーニングへと切り替わって行くだろう。家庭教師も、テレワーク(訪問指導ではなく)へと切り替わって行くだろう。通学回数が減り、家庭学習、テレラーニングが中心となる。

最近、生まれてあるのが、ネットでの観光。例えば、登山家チームが、実際に登山をしながら、実況中継をして、それを自宅で、音と映像で観光しながら、双方向的会話する。固定の観光地の光景を生で、宅配する。その時に、融通無碍な映像を送り届けるドローンが活躍する。最早実際に現地に赴けない状況では、次善の策であり得る。海外へのテレ観光が盛んになるかも。

まだまだ、これから、新しい分野が、固定から移動へと、比重を移して行くのではないか。

その際、根底にあるのが、情報機器の発達である。また、情報のやり取りを支える通信機器と能力の向上である。

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