NHKのテレビ番組、100分de名著、「災害を考える」の四回目、池田晶子の「14歳からの哲学」を視聴しての感想。
参考1)「「100分de名著」、「100分de災害を考える」の三回目、「セネカ」の「生の短さについて」」
参考2)「NHKのテレビ番組、100分de名著、「災害を考える」の二回目、「柳田国男」「先祖の話」」
参考3)「100分de名著、寺田寅彦の「天災と日本人」。」
NHKのサイトに、こういう文章が掲げられていた。
「私たちが見失いがちな
「自然とのつながり」
「死者とのつながり」
「時とのつながり」
「自己とのつながり」を取り戻すことの大切さを、いろいろな言葉で問いかけているといいます。」
自己とのつながり、ということで、私は、「青い鳥」を思い浮かべた。外に求めていた幸福が、外ではなく家の中に元々からいた。
もう一つ思い出すのが、カール・ブッセの詩「山のあなたの空遠く 「幸」住むと人のいふ.....」
参考)「山のあなた」
私達が求めるべきは、真理だと、哲学者池田は言う。
求めるとは、外にある何かを捜し求めることではなく、自己の中にある、真理を求める、追求することだと言う。
だから、真理とは何ですかと、他人に問いかけることは、全くもって無意味である。
というのは、捜し求めるべきは、外にある真理ではなく、自分の中にある真理であるから。
自己の中にある真理は、個人個人によって一人一人全て異なるから。
となれば、経験し、考え、その考えた結果を元に、更に経験し、そして、それを元に考える。
その永遠の循環を生きることからしか真理に近づけない。
最初のテーマに戻ると、自己とつながるとは、自己を知ることである。
自己を知るとは、自己の真理を知ることである。
他人から与えられた外にある真理を元にしても、それは、自己の真理ではない。自己の真理を求めた生ではない。ただ他人の生を生きているに過ぎない。果たしてそれで幸せなのだろうか。
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