真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

『宇宙を包み込む発達原理』を電子出版しました

私は教育関係に携わってきた縁で、「成長、発達」ということに強い関心があります。それで成長、発達に関する本を実にたくさん読んできました。心理学、脳科学、物理学、宗教、哲学などとなど。
それらの本を読み進む内に、人間の成長発達と宇宙で起こるさまざまな成長発達は同じ原理で発生していると強く感じました。
それを知るために、それ以降もさらにさまざまな分野の本を読んで、分かった事柄をこの本に記しています。興味がおありでしたら、是非お読みいただければ幸いに存じます。
電子書籍・電子出版エージェントのでじたる書房私が電子出版した出版社。出版料は一切無料である。自費出版したいが、費用がないという方は是非ここで出版されては如何だろうか。文書だけでなく、写真や動画なども出版できるのでよ。
この本です⇒⇒「宇宙を包み込む発達原理」
==「前書き」==
◎宇宙においては、「発達」「発展」の仕方には基本原理がある。それは、「1)ある発達レベル⇒2)一旦後退⇒3)次の発達レベルに前進する」という発達原理(これは、ウェルナーの「らせん的発生の原理」の言葉を拝借)である、私は思っている。
◎ 「発達発展」の場合には、「一旦後退」という形で、元の位置に戻るが、しかし元に戻るだけではなく、あるいは完全に元に戻るのではなく、「一段高い位置に上昇する」という「らせん的発達」(階層構造的発達)という様相を見せる。らせん階段が同じ位置(場所ではなく)に戻りながらも上昇するように。
◎ 「発達」「発展」が縦への上昇であるのに対して、「変化」は横への変転である。もちろん、「発達」「発展」も「変化」の一つの形式ではあるが、その変化に「縦への上昇」を伴う場合、「発達」「発展」と呼ぶ。感じとしては、発達は上への上昇に重きを置き、発展は横への広がりに重きを置く言葉である。
◎ 規則性・予測性を持たない「変化」もあるが、「発達」「発展」「展開」は規則性・予測性を持つ。例えば、樹木では、蕾から花へ、花から果実へと予定通りの展開をする。「成長」という場合、大きさや量が増すことに重点が置かれた用語であるが、発達には、複雑さが増すことに重きが置かれる。発達は、上への上昇であり、かつまた「複雑さの増大」でもある。そのようなことをどのようにして実現してゆくのかをさまざまな理論を示しながら提示したい。
◎今回、この本を書こうと思ったとき、私に強く疑問がわき起こった。「ある段階から次の段階へと進ませる原因・動機はなんなのだろうか」と。それは「停滞したままの人をどのようにしたら発達・発展へと向け変えることができるのだろうか」、あるいは今の日本のような「停滞した社会をどうしたら成長へと再度舵を切らせるのか」という疑問が持っていたからである。ヨーロッパは「EU」として見事に復活を遂げつつある。その違いは何なのかも知りたい。それでその部分を特に強く意識しながらこの本を書き進めた。<<<<<宇宙を包み込む発達原理>>>>>
=====<<目次>>=====
前書き
第一章=一般論
1))ハインツ・ウェルナーの「らせん的発生の原理」
2))スペンサー社会進化論
3))哲学ヘーゲル弁証法
第二章=発達の特徴と要素<<1>>階層構造<<2>>相互依存関係網<<3-1>>宇宙の統一力<<3-2>>ヘーゲルの絶対者と西田の無限統一力<<4>>多様化・多様性
第三章=個別分野
4))マクリーンの「脳の三層構造]
5))生物学の「再生」
6))生物学の個体発生
7))発生学ボルクの「ネオテニー
8))心理学者フロイトの「退行」
9))心理学エリクソンの「人格発達論」
10))ピアジェの「思考発達段階説」
11))心理学マズロー欲求段階説
12))ペティ=クラークの法則=産業構造
13))ダーウィンの進化論
14))鈴木大拙即非の論理
後書き