真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

2016年五輪開催に東京落選で思う

[五輪開催投票日]
◎私の妻は、いつもは早寝で、夜11時には早くも床につく。それが五輪開催投票日には決定までテレビにかじりついていた。
[開催都市はリオ…東京落選]
◎しかしながら、「16年五輪:開催都市はリオ…東京落選で招致に厳しい現実」=from"毎日jp(毎日新聞)"ということで、妻はとても残念がっていた。妻はとても祭り好きのB型である。
[オリンピックに興味がない]
◎私の方は、年(現在61歳)のせいなのか、オリンピックそのものに興味がなくなっている。今スポーツでは、「イチロー」と「相撲」と、時々「柔道」くらいである。
[リオデジャネイロで南米初の五輪開催]
◎2016年夏季五輪の開催都市は、ブラジル、リオデジャネイロで「南米初の五輪」開催となる。私としては、「これでいいのだ」という思いである。ブラジル、リオにおめでとうの拍手を送りたい。
[アメリカ投票1回目で落選]
◎開催に手を挙げていた、アメリカ(シカゴ)は、オバマ大統領夫妻が総会に出席したが、あっけなく投票1回目で落選した。オバマ大統領夫妻をもってしてもこの有様である。
[ヨーロッパ開催の壁に阻まれたスペイン]
◎また、最後の決戦で敗れた、マドリード(スペイン)は、2012年に開催予定のロンドン五輪に続くヨーロッパ開催という大きな壁に阻まれ、残念ながら敗北した。
[流れは最初から決まっていた]
◎このような結果を見てのずるい意見ではあるが、何となく流れは最初から決まっていたようにも感じられる。となれば、東京開催は最初からほとんど望みがなかった??
[日本の3大都市で3連敗]
「都知事トーンダウン五輪あきらめた!?」=from"スポーツニュース : nikkansports.com"では、↓と書かれている。

88年五輪招致では名古屋がソウルに負け、08年五輪招致では大阪が北京に負け、そして東京と、日本の3大都市で3連敗。招致活動にかかわった幹部の1人は、「東京だけでなく、当分、日本が立候補するのは難しい」と厳しい表情で話した。
[再挑戦]
◎それでも、「【主張】「東京五輪」落選−次の20年に再挑戦しよう」=from"MSN産経ニュース"では、再挑戦を叫ぶ。
[未経験の国や地域の可能性が高い]
◎しかしながら、先進国、アメリカ(シカゴ)と日本(東京)は、すでに開催済みの国々である。開催未経験の国や地域の方が可能性が高いのは目に見えている。
[1964年の東京五輪]
◎思えば、私が16歳(中学生)であった、1964年の東京五輪は、日本の高度成長を加速させ促した。戦後を「新生日本の誕生」と見れば、私は日本とほぼ並行した人生を歩んできた。
[青年期にあるブラジル]
◎そういう点から言えば、青年期にあるブラジルのリオデジャネイロは、ブラジル自身や南米へ世界の目が注がれる良い機会であり、素晴らしいことである。
[国民の五輪開催支持率55.5%]
◎それに引き替え、IOC(国際オリンピック委員会)の調査では、日本国民の五輪開催支持率は、55.5%と4都市中で最低だった。これなどは、先進国(成熟国家)の現実をよく表しているのではないか。
[単純⇒複雑=一様⇒多様]
◎宇宙では、あらゆるものの進化は、単純なものから複雑なものへと進化してゆく。別の言葉で言えば、一様から多様化への流れである。単純⇒複雑=一様⇒多様。
[発展途上国はみなの心が統一しやすい]
発展途上国では、日本も通ってきた道であるが、みんなの心が統一しやすい。目標を掲げると、あの頃の日本は国全体が一丸と成れた。途上国ではごく当たり前の現象であるが。
[成熟し中年化日本]
◎しかし、成熟し、中年化(高年化)して、さまざまなものを知ってしまった今となっては、心を統一させるのは至難の業である。
[心をかなり統一させた経験]
◎とはいえ、ごく最近、日本は、心をかなり統一させた経験を持つのだが。その体験は、それも本当にごく最近行われた衆議院選挙である。
[旗印の下に集結]
◎それによって、自民党民主党は、完全に立場を逆転してしまった。これは、日本人の心が、「政権交代」という旗印の下に集結したから成し得たことである。
[全議席の62.5%を獲得した民主党]
民主党は、その結果、全議席の62.5%を獲得した。五輪開催賛成の55.5%を上回っている。これは、つまり、国民にとっての切実度の違いを表しているのかも知れない。
[親近感の薄さの表れ]
◎五輪開催賛成の55.5%を見て感じるのは、日本が主催するのではなく、東京という1都市が主催するということから来る親近感の薄さの表れでもあるのだろう。「あいつだけが勝手に騒いでるよ」という感じであろうか。
[全体を巻き込む政策]
◎日本内の巨人、東京が、「私だけが勝手にやらせてもらいます」という感じで、日本全体を巻き込む政策を掲げなかったのが、大きな敗因であろう。
[日本全体でやる呼び掛けと協力体制]
◎となれば、東京1都市の主催であったとしても、日本全体でやるんだという全都道府県への呼び掛けと協力体制を築けるかが、開催可能性を生み出す鍵ではないか。