真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

ips細胞、英語、お金、ビットコインに共通するものは何?

ips細胞、英語、お金、ビットコインに共通するものは何だろうか?
それは、普遍性、万能性が高いことである。
ips細胞。最近にわかに脚光を浴びたのが、stap細胞ですね。これらはともに万能(多能性)細胞とも言われる。これらの細胞から、神経細胞、筋細胞、皮膚細胞、肝臓などが形成可能となる、多分、いずれは。
ips細胞やstap細胞は、階層的には、トップクラスに位置する。これらが分裂を繰り返して、階層を降りて行って、最終的に、神経細胞、筋細胞などにまで行き着く。
下降することによって、万能性を失い、それと引き換えに、特殊性を発現する。
階層の上へ行くほどに、普遍性と万能性を獲得し、下へ行くほどに、特殊性、専門性を獲得してゆく。
その最上階に君臨するのが、完全なる普遍性と完全なる万能性を有する全知全能の神である、理論的には。
英語は、共通語とも言われる。日本人と、フランス人が会話をしようとすれば、どちらかが相手の言葉を使う必要があるが、どちらも英語が使えれば、どちらも相手の言葉を使えなくても会話ができる。
極端なことを言えば、世界中の人が全て、自国語と英語を話すことができれば、世界中の人々が誰とでも、お互いに不自由することなく、会話ができる。
グローバル時代になってますます英語の必要性が高まっている。しかし、自国語を失えば、独自性も失ってしまう。
お金は、物と物を交換する手段(媒介物)である。しかし、これが発展していって、そのことによって、何も持たない人でも、身体さえあれば、つまり労働力も、お金に交換できるようになった。
物質的な売り物を持たなくても、労働力が換金できるのである。これが産業の発達に非常に貢献した。お金によって、本当に多くのものが、無形のものであっても、抽象的なものであっても、換金できるようになった。
つまり、お金を介することによって、さまざまなもの・ことが商品化している。
最近、にわかに、ビットコインが世界的に話題になった。今まで、換金性の高いお金はドルであった。
ところが、民間が発行する、ビットコインが、お金の役割を担うかもしれない可能性が、実証された。つまり、ビットコインさえ持っていれば、どんなお金にも交換可能になるのだ。お金の中のお金という地位につける可能性が示された。
これは、世界を変える力を持っている。つまり、国という単位を破壊する力を持っている。お金や言語は、個々の国を成り立たせる、維持させる重要な要素であった。
国のお金は垣根を形成する。EUはその垣根を取り払うために、通貨を統一した。国を州に階層を下げようとしている。
ところが、ビットコインが普及してしまえば、全世界の人がビットコインさえ持っていれば、どこの国でもお金を交換しなくても、買い物出来てしまう。
ある国のお金の価値が下がりそうになって、全国民がビットコインに換金してしまえば、その国のお金はどうなってしまうのだろうか。
たぶん、無価値になってしまうだろう。倒産した会社の株が紙くずになるように。株も換金性が高いので信用されているのだ。お金は信用が裏書しているのだ。信用がなくなれば.....
エネルギーに関して、普遍性、万能性が高いのは何だろうか。おそらく、これからは、電気がその位置につくのではないだろうか。
石油は斜陽化し始めているので、これに変わる交換性の高い素材が探されるだろう。その筆頭候補が電気である。
自動車が電気化し始めるだろう。電気の製造が大きな産業になるだろう。農家の新たな収入源になるのではないか。工夫次第で、多くの家で、電気を生産できるようになる。
参照)(1/2) ケーブルなしの車充電システム トヨタが開発、数年内の実用化目指す : J-CASTニュース
だから、原子力発電は時代遅れになるのではないか、余りにも巨大すぎて。融通性があまりにも低すぎる。
究極的には、アインシュタインによれば、物質=エネルギー、E = mc2、だから、遠い未来にはエネルギーには困らないだろうが。
このように、交換性の高い、普遍性、万能性が高いものを見つけていくこと、産み出していくことが、世界的に優位に立つ一つの指標ではないだろうか。