真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

子どもの教育を重視するならば、父親は家に返ろう。

gaccoでは、2回目の講座が始まった。その講座の題名は、「インターネット」である。なお、一回目の講座名は、「中世の自由と平等」であり、私の脳みそはとてもかき回された。
参考)「JMOOC公認サービスであるgaccoでは大学講師陣による無料のオンライン講座を提供しています。gaccoは日本初のMOOC(大規模オープンオンライン講座)として、多彩な講師陣を迎えて新しい教育サービスを提供します」。引用from"gacco The Japan MOOC | 無料オンライン大学講座「gacco」登録受付中!"
二回目の講座をさっそく受講しての、その講座から触発されて、この記事を書こうという気になった。
だが、インターネットに関しては、ほとんど知識がないので、自然と自分の関心のあるテーマに流れていってしまった。ご容赦を賜りたい。
インターネットは、地方分散自律システムであり、それの対極にあるのが、電話回線である。これは、電話局内に全ての電話回線を接続中継する、中央集中システムを備えている。
地方分散自律とは、それぞれの末端が独自判断で自己責任で処理することである。
それに対して、中央集中システムでは、末端には必要最小限の処理だけを任せ、重要な事柄は中央が処理する方式である。電話回線方式では、電話の機能は中央集中システムの機能性能次第である。
そのインターネットの特質に思いを馳せながら、ここから私の関心事に強引に誘導する。牽強附会の典型例である。
今日本で行っている、中央集中の学校教育は、個性の伸長には大きなマイナスである。学校教育は電話回線方式である。大量生産方式の工業社会に適合した教育方式である。
電話回線方式では電話機の性能は期待されていない。中央が全てを提供する。それを忠実に実行する企業戦士が求められた。
しかし、地方分散自律システムであるインターネットでは、末端が独自判断で自己責任で処理することが期待されているので、端末機の性能が大きく物を言う。
注)私の言う端末機には、Google楽天のようなインターネット内で活動する企業、サイト、ソフトウエアをも含めている。
中央集中システムに依存する電話機でできることは限られているが、それぞれの端末機の性能に依存するインターネットでは、その端末機の伸びシロは無限大だとも言える。
そこで、私は、父親は、家庭の重要性の再認識をすべきだと言いたい。
他人に教育を任せるのではなく、家庭が受け持つべきだと考える。特に、子供の個性を大切にしたいならば。
参考)会社人生にNO!米国、専業主婦ブームの真相 | ワーキングマザーサバイバル | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
そこから引用「私たちは会社に使われない新しい生き方を目指す。企業社会で燃え尽きた母親世代を反面教師にする」
というのは、これからは、時代がインターネット方式で進んでいくからである。つまり、端末(受発信者)の性能次第である。
だのに、高度経済成長は、会社人間(主に男)を作り、男を家庭から遠く引き離した。結果、女が家庭を仕切る。そんな傾向を一段と強めた。
注)「日本経済が飛躍的に成長を遂げた時期は、1954年(昭和29年)12月から1973年(昭和48年)11月まで」引用from"高度経済成長 - Wikipedia"
河合隼雄は、「母性社会日本の病理」(1976年出版)という本を書いた。
「最近わが国において急増してきた登校拒否や、あるいは、わが国に特徴的と言われている対人恐怖症の人たちに接している間に、その背景にわが国の母性文化の特質というものが存在していることを痛感するようになった。これらの事例においては、自我の確立の問題が大きい比重を占めているが、そのこと自体が日本の母性文化に根ざしたものであると考えられるのである」(引用from"河合隼雄「母性社会日本の病理」より")
家庭を大事にするならば、子どもの教育を重大視するならば、男は家庭に返らなければならない。
特に、基礎づくりの時期、中学卒業までは特にそう言える。子供を大切に思うならば、現場を知る父親は家庭に戻ろう。
専業主婦では、今真の現場を体験していないことが多く、実際ではなく理念で子育てをしてしまいがちである。
注)時間と空間を持たない理論理念は、理想に走りがちである。時間と空間を持たない理論理念は、時間も空間も厳然する現実にはピッタリとは適合し得ない。
子どもの教育は、家庭次第。特に、子供の個性を伸ばしたいならば、電話回線方式の学校教育ではなく、インターネット方式の家庭教育を重要視すべきである。
話は大きく変わるが、ユダヤ人は多くの著名人を輩出していることで有名である。
ユダヤ人は放浪の民なので、彼らが生きていく上での最も重要視するのは、不動産ではなく、知識、もっと具体的に言えば、情報、その操作能力、ネットワーク、特に人脈(人的ネットワーク)である。
その結果、ユダヤ人から、科学者、億万長者、法律家、などなどの知的有能者、世界的レベルの著名人が多く生まれでている。
世界中に散らばったユダヤ人は、互いにネットワーク網(人脈網)を構築し、経済、政治、社会問題、などなどの最新の情報を共有している。
つまり、グローバル人間なのである。グローバル指向、グローバル思考なのである。これが世界的な著名人への道である。
これからは、インターネット方式という個性(端末機の性能次第)の時代である。国が提供する垢にまみれた知識に満足していては、世界の波に乗れない。
教育格差、情報格差、端末機格差を生み出すのは家庭である。子供には教育という財産を与えよう。
政治の世界で世襲化がどんどん進行(侵攻)しているが、子供の頃からその方面に浸って感性を磨く必要があるほど時代は高度化しつつある。それはどの分野にも言えることである。時代は職人的気質を必要とする時代にある。
学歴重視の時代はもうとっくに終わっているのである。専門性が必要になっている。学歴は単なる包装紙にすぎない。
ちなみに、我が家の子供達四人(一歳から小学校入学まで)に、玩具としてレゴを与えると、全員が理系タイプの脳になってしまった。また、集中力も高くなり、根気がついて、手先が器用になった。そのせいか、国語が苦手で英語も苦手であったが。
注)たぶん、レゴは頭頂葉を活性化させ肥大化させるのだろう。
なお、子供四人の現在の職業は、1)生命科学分野の研究から外資系企業に就職。2)看護師から専業主婦。3)美容師。4)調理師。