NHKのテレビ番組、100分de名著、渋沢栄一の著書、「論語と算盤」の四回目を視聴しての感想。
論語(規制:公益)と算盤(自由:私益)をどう折り合わせていくか。
◎西田幾多郎は、矛盾的自己同一と言った。宇宙は、対立する矛盾が背中合わせに成っている。
◎弁証法は、正だけでは変化は生じない。正から反が飛び出して、それらが止揚(合)して一段上昇するという。
◎進化論は、正に突然変異(反)が生じ、それが正に取り入れ(合せ)られて、進化が生まれるという。
◎儒教は中庸という。どちらにも片寄らないで常に変わらないこと。過不足がなく調和がとれていること。
◎仏教は、中道と言った。極端に走らない中正の立場。二つの極端(二辺)の対立した世界観を超越した正しい宗教的立場。
それぞれが、異なる観点から、同じことを言っている。
◎今、日本政治は、自民党の独走によって腐敗が進行している。これは、野党が余りにもだらし無いからでもある。
◎日本社会は、伝統や前例(即ち、過去を重視し過ぎる)高齢者が支配し、進歩が止まっている。完全に世界に遅れを取ってしまった。
◎日本は、有形物(ハード)に片寄りすぎて、無形物(ソフト)を軽視し過ぎる。
◎日本は、男性の視点から判断して、女性の視点を軽視し過ぎる。
無我とプライド 自我に囚われず、自分を見失うこともないブッダの中道
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