真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

何故海外援助をするのだろうか

[借金まみれでも海外援助]
ヤフー知恵袋の回答"日本政府は借金まみれなのに海外に援助金"を大いに(し過ぎるくらいに??)参考にしてこの記事を書いた、感謝、感謝。で、何故そこまでして海外援助をするのかを調べた。


日本も第二次世界大戦後、世界からの援助で経済復興しました。例えば、世界銀行からの融資で東海道新幹線東名高速道路首都高速道路などを造っていますし、ユニセフからの援助で小学校にパン給食や医療機器等の援助がありました。
[自力復興だけではなかった]
◎私はそのことを知らなかったが、世界からさまざまな手助け、援助を受けていたのですね。自力復興をしたとばかりに思い、それをかなり自負していたのですが。浅はかでした。
鶴の恩返しではなく、あの朱鷺( 時)の恩返しなんですね。
[食料・燃料を途上国から輸入]
◎日本は呆れるほど資源がなく食料や燃料を途上国から輸入している。日本向け食料や燃料をそれらの国々に大幅に依存している。それ故に、それら途上国の安定は、ひるがえって、日本のため、日本の安定のためでもある。
[環境汚染、伝染病も世界的蔓延]
◎環境問題は、今や世界共通の問題になっている。途上国で起こっている環境問題の原因は、日本などの先進国の責任が大きい。先進国も同じ道を歩んできたのだから。たとえば、中国の環境問題は日本にも直接跳ね返って来ている。さらには、鳥インフルやサーズ、エイズなどの伝染病も、世界中が一致協力して防がないと効果が出ない。
[日本製品の市場作りの側面も]
◎途上国のインフラ整備を進めることは、将来的にそこを日本製品の市場となり得る。それ故に、途上国の海外援助は日本企業にとっても利益が大きい。これを「ひも付き」と呼ぶ。
また、逆に、その国の安価な生産物が日本への輸出品ともなり得る。
[学校建設が援助対象]
◎教育は、その国のさまざまなレベルアップに不可欠なのである。逆に言えば、教育が普及しないがために、貧困にあえぐ結果にもなっている。それ故に、開発途上国での学校建設が援助対象にもなっている。
[学校建設費用、三百五十万円]
◎学校建設費用が、平均約三百五十万円。それで校舎を一棟5教室を建てることができる。校舎は8×8mの教室と1mの廊下で構成されている。カンボジアなどではやや高く四百万円から五百万円位だそうだ。
[百三十七万校が建設できる]
◎ちなみに、日本の防衛省の一年間の予算全額(軍事費概算要求は4兆8千億円)を学校建設に使うと、驚くなかれ、百三十七万校が建設できる。一年間の防衛省予算全額で、世界中の途上国に学校が行き渡ってしかもおつりがわんさか来る。
[六億五千万人分の年間給食費]
開発途上国では、平均約20円で、子ども1人1食分の学校給食を支給できる。一人の年間給食費は(20円×365日=)7300円。(日本の児童保護者よ、給食費を完納しよう!!!)。防衛省の一年間の予算全額(4兆8千億円)で、六億五千万人分の年間給食費がまかなえる。
[飢餓で困っている人が約8億人]
◎世界には飢餓で困っている人が約8億人いると言われている。彼らの内の八割に、一年間一日一食分の食事を提供し続けることができる。これを実行したら、日本は世界にとって神様的な尊敬を勝ち得るかも。
[国際貢献の手段としてODA]
◎日本は憲法九条の関係で、軍事力で国際貢献できない。それに代わる国際貢献の手段としてODA(政府開発援助:Official Development Assistance )を積極推進してきた。
[米軍への思いやり予算に2150億円]
防衛省は、小銃を2万丁(59億円)も購入したり、米軍への「思いやり予算」を2150億円も計上したり、ミサイル防衛費(北朝鮮向けだろうか)に1580億を投資したりしている。自国だけの守りのためや、開発途上国へではなく、米軍への思いやりに2150億をつぎ込んだりに、何か強い寂しさと恥ずかしさを感じる。
[平和繁栄は一国だけでは成立しえない]
◎世界全体の平和繁栄は一国だけでは成立しえない。だから、自分の国を守ることも大切だが、いっそのこと、世界中の貧困撲滅のために、防衛省の一年間の予算全額を、それと積極的に戦うための軍資金にすることもあっていいのではないだろうか。