真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

自立と共生って何だろう

[自立と共生の国づくり]
福田康夫首相の政治姿勢は、「自立と共生の国づくり」、だそうである。所が、「共生」を「共存」といった。もしかしたら、共存なのではなく、「共損」、あるいは、「今日損」なのかもしれない。
[民主党の理念]
◎それに対して、民主党鳩山由紀夫幹事長が、「自立、共生なんて自分で考えたとは思えない。われわれ民主党の理念なんですから」と、ほえた。
[小沢一郎民主党代表の政治理念]
◎「自立と共生」は、小沢一郎民主党代表が、20年ほど前(もちろんその頃は民主党所属ではない)より政治理念として用いていたものである。
[自民党はカメレオン]
◎どうも、自民党は、民主党の掲げる主張を横取りして、自分が果たすと声高に叫んで、自民党民主党の差を消してしまう戦術をっているように思う。自民党は全くカメレオンもどきである。
[きびしさとやさしさ]
◎「自立と共生」の解説を探していると、ホームページ、「自立と共生」で、素晴らしい定義を見つけた。 面白いことに、自立には「きびしさ」と、共生には「やさしさ」とふりがなしてある。なるほど。
[自立]
◎その定義では、「自己を確立し、自らの考えに基づいて判断批判し、自身の力で生きること」を、「自立」という。(表現を少々改変)
[共生]
◎さらに、「他者の自立を尊重し、自立した個人が相互に理解し支え合うこと」を、「共生」という。
[依存心]
◎自己を確立していない者は、依存心が強く、支え合うのではなく、一方的に支えてもらいたい願望が強い。そこで、「他者の自立を尊重し、自立した個人」という限定が付けられる。
[パラサイトシングル]
◎「自立した個人」間でなければ、「共生」にはならない。よく使われる、パラサイトシングル(親と同居し基礎的生活条件を親に依存している未婚者:from Wikipedia)のように、寄生に近い依存になってしまいかねない。
[相反する概念]
◎また、自立と共生は、相反する概念とも見える。というのは、お互いが、「自らの考えに基づ」くわけだから、相互に理解し合うのも大変困難を極めるだろう。
[ヤマアラシジレンマ]
◎そこで、「他者の自立を尊重し」合うという。しかし、これは「ヤマアラシジレンマ」である。お互いが自分のトゲを立てる(自らの考えに基づいて判断批判)と、相手を傷つけて、共生(暖め合う)が生まれない。
参考資料(from私のブログ)→「宗教と表現の自由」
[神の視点から眺める]
◎そうなれば、解決方法としては、自分と相手を対等の位置に置いて、自分と相手を神の視点から眺めるという態度がどうしても必要になってくる。
[自立には支援が必要]
◎別の方向から見ると、ホームページ、「自立と共生」(by佐藤清文)には、「自立には支援が必要です。それを用意することが共生でしょう」とある。
[佐々木夫妻の仁義なき戦い]
◎それへの解答的な言葉が、2008年1月20日から始まった9時TBS日曜劇場、「佐々木夫妻の仁義なき戦い」では、「夫婦は得意分野で協力し合えばいい」という。
[得意分野の提供で支援し合う]
◎全ての面で自立することが出来ないのだから、互いに個性の異なる個人が、それぞれの得意分野を相手に提供する形で、支援をし合うことで、共生と同時に自立を果たす。