真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

WikipediaとYahoo!百科事典と「みんなの知恵蔵」と

[メルマガを購読]
◎私はさまざまなメルマガを購読している。その内で、日経からは毎日10通を超えるメルマガが届く。そこで紹介されていたある記事に目が留まった。それは「ヤフー、小学館の百科事典を無料で閲覧できる「Yahoo!百科事典」を開始:ITpro」である。
[Yahoo!百科事典]
◎ヤフーが、小学館の百科事典(『日本大百科全書』全26巻、見出し約13万項目)をweb上で無料で閲覧できるコーナー「オンライン百科事典サービス」を立ち上げた。
参考資料→「Yahoo!百科事典-無料のオンライン百科事典」
[Wikipedia]
◎私は平均すれば毎日といえるほどに、"Wikipedia"のお世話になっている。感謝、感謝、である。多いときには、十項目以上調べることもある。調べたい項目はそこにはたいてい揃っている。
[小学館の百科事典は安心]
◎でも、時々読んでいて、この情報は本当に信頼性があるのだろうかと不安になることもある。というのは、ブログ記事はここから引用することが多いからだ。その点、「小学館の百科事典」は権威者が執筆しているから安心できる。
[百科事典にも不満を感じる]
◎しかし、権威者が執筆する百科事典にも不満を感じることもある。とはいえ、それを百科事典に求めること自体無理なんだろうなとも思っていたが。
[概略、大筋がつかめる]
◎というのは、百科事典は、ある項目に関してとても要領よく、うまくまとめられている。だから、その内容を読むと、概略、大筋がつかめてとても助かる。百科事典の目的はそこにあると思う。
[Web2.0的百科の森]
◎がしかし、このブログ内の、「Web2.0的百科の森」という題(記事)の中で述べたのだが、具体例とか、生の事例だとか、生の体験談とかに接したいときがある。そこから、自分なりの印象をつかみたいときがある。百科事典はそんな私の希望には応えてはくれない。
[求めてネット内をさまよい歩く]
◎そうなれば、、自分で探し求めて、ネット内をさまよい歩かざるを得ない。しかし、今それについて書きたいのに今から探しに出かけるのでは、泥縄だなとも思える。お客さんが来てから、料理に使う魚を釣りに行くようなものである。
[みんなの知恵蔵]
◎ところが、以前「みんなの知恵蔵」というサイトが開設されたという記事を読んだ。
参考資料→「みんなの知恵蔵 - ニュース、時事問題がわかる事典サイト」
[知恵蔵]
「知恵蔵」(fromWikipedia)をご存じの方も多いと思うが、朝日新聞社が各年度ごとに刊行していた現代用語事典である。もう休刊してしまったそうであるが。
[新語の意味を知るには便利]
◎私も買ったことがあるが、新語の意味を知りたいときには便利であった。がしかし、それ以外には余り活用することなく、持て余した記憶がある。その知恵蔵が、「みんなの知恵蔵」という名前で、webサイトに登場した。そこで、このサイトを久しぶりにのぞいてみた。
[ニュース検索結果が表示]
◎以前、「農協」について調べたかったので、農協を検索してみた。農協ではなく、「JA」という項目であった。そこには、事典的説明以外にも、「JAの関連情報」として、朝日新聞(web版)からのニュース検索結果が表示されていた。
[Web検索結果も表示]
◎また、「JA」のWeb検索結果も表示されていた。これは私が、「Web2.0的百科の森」、「百科おでん」として期待していたサイトに幾分近いものである。
[両機能とを併せ持つ]
◎先ほど述べた、「ある項目に関してとても要領よく、うまくまとめられている」百科事典機能と、「具体例、生の事例、生の体験談」機能とを併せ持つサイトかもしれないと感じた。
[調べるのがとても大変]
◎紙製「百科事典」や紙製「知恵蔵」は、信頼の置ける情報を、誰にでも分かりやすく要領よく提供してくれる。が調べるのがとても大変であり、私はいつもいつも途中で投げ出してしまった。
[Wikipediaは調べるには楽]
◎それに対して、"Wikipedia"は信頼性にやや不安があるが、調べるにはとても楽であり、引用するのも、コピペで済む。楽であるが、あんちょこ(安直)に陥りやすい。
[紙製百科事典の形式を踏襲]
◎しかし残念なことに、形式的には、依然として、紙製百科事典の形式を踏襲(ふしゅうとは読まないでください)している。情報が、ある項目に関してとても要領よく、うまくまとめられている百科事典機能に限定されている。
[web2.0を取り込んでいくべき]
◎"Wikipedia"が、web2.0を目指しているのであれば、もっともっとこの形式をも超えて、web2.0を取り込んでいくべきだと思う。といっても、百科事典機能は是非とも残して欲しいけれども。
[みんなの知恵蔵の進化を期待]
◎ということで、「みんなの知恵蔵」は、百科事典機能と「具体例」機能とを不十分ながらも、併せ持っているように思う。ので、「みんなの知恵蔵」にはますます進化していって欲しい。
[集めるのは大苦労]
◎といっても、「具体例、生の事例、生の体験談」を集めるのは並大抵の苦労ではない。それで、web2.0的に、みんなが寄ってたかって、こんな記事がこんなブログがありましたよと、該当の項目内に、トラックバックを貼るのは如何だろうか。
追記))あの時には気がつかなかったが、すでに「みんなのおすすめサイト=このキーワードに関連するサイトを教えてください」のコーナーがあった。
[使い分けをすれば役に立つ]
◎「Yahoo!百科事典」と、"Wikipedia"と、「みんなの知恵蔵」と、それぞれには特色があって、それを知った上で、うまく使い分けをすれば、どれもが役に立つサイトになるだろうと思える。
[学生によって情報を追加]
◎が、私としては、その中でも、「みんなの知恵蔵」が、"Wikipedia"にはない特色(機能)をアピールして、特に、学校で利用活用してもらって、学生によって、どんどん情報を追加してもらうのが早道ではないかと思う。
[日本全国民大百科全書]
◎それが、いずれ『日本全国民大百科全書』として位置づけられるような発展がなされるのを期待している。それには、どれだけみんなに書き込みを開放するかにかかっている。それをすれば管理も大変だろうとは思うが。